こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、『ダンス・ダンス・ダンスール』167話のネタバレ感想を紹介していきます。
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ダンス・ダンス・ダンスール【167話】のネタバレ
ブランコの本格始動
「パンパラパンパパパ」とリズムを口ずさむブランコ。
「老眼はなおったが、もっとやわらかく、大きく。顎をあげて、目線は指先の先にいるジゼルを遠くに見る感じ」
ブランコの言葉に合わせ、体全体で表現する潤平。
その後も、ブランコの熱烈な指導は続く。
「バッチュは1回でいい、もっと感情を」
「やわらかいブリエで、ふわっと」
「肩甲骨の下の筋肉を意識して、頭を残し、胸を広く使って」
「カトルを繋ぎだと思うな。カブリオールだけ気持ちよくやるな。全部をこまかく丁寧に」
「体を大きく使うとバランス崩れるよな」
ブランコに言われる側から、潤平はバランスを崩していた。
「あっさりアラベスクしすぎだ。腕に重みを意識だ」
「ポーズは彫刻とは違うぞ。永遠にラインを伸ばし続けろ」
男子のバリエーションに用いられるステップ、テクニックは似たような動きが多い。
同じテクで違う役や感情を表現する必要があるのだ。
ブランコの指導は続く。
「お前は微妙に肩が先に回ってる。勢いばかりでやろうとしてるからだ。無駄な力はブレーキになる。リラックスしてまっすぐ立ち続けることを意識しろ」
そしてまた、アラベスク。
高いルルベのまま回り、かたちをキープせず、爪先は床を押し続ける。
「脚をしっかり開いてプリエ、プレパラシオンのときに軸をしっかり」
ブランコの言葉をそのまま吸収する潤平。
「良くなった」とブランコも認めた上で、さらに指導を続ける。
手を使いながら、「体が板になって、パタパタ、ってイメージだ」と感覚的に伝える。
すると潤平は、そのイメージを頭の中で理解し、すぐに体に取り入れてしまう。
素晴らしい吸収力に、ブランコも「OK、ナイス」と漏らす。
周りで見ている練習生も、潤平の飲み込みの速さに驚いていた。
「なんでパタパタぱたで伝わるの?」とか、
「日常会話もあいまいなのに、よく理解できるな」とか。
電車で移動中
ブランコとともに電車で移動する潤平。
ブランコは潤平の運動神経の良さを認め、だからこそサクサク踊ろうとしていると指摘してきた。
でも『アルブレヒト』の場面の表現としては、ちょっと違う。
1人で考える
帰宅して1人考え込む潤平。
ブランコが言う「サクサク踊るな」の意味を考え、アルブレヒトの後悔の踊りだと気づく。
気持ちを引きずっていることを、動きで!
と、『るおう』のアルブレヒトのイメージが湧いてきて、また行き詰まる。
るおうのエモさに、アルブレヒトを刷り込まれてしまった、と思う潤平。
正解を見てしまった、と思って机に伏せて考えた。
「バレエって、正解を目指す芸術なんだよな」と気づく。
アルブレヒトとジゼル
顔で悲壮感を漂わせて、それをブランコに「やめろ」と言われる潤平。
「エモさを込めて」と言い訳するが、ブランコには通じない。
潤平は、るおうのアルブレヒトが頭から離れず、でも大っ嫌いであると告げる。
するとブランコは、アルブレヒトがこの場面でどんなことを考えているかを聞いてきた。
「愛するジゼルのことだ」とブランコ。「ライバルのことなんざ、考えちゃいない」
それを聞いて、ハッと気づく潤平。
そこへオルガが、衣装を持ってやってきた。
さっそく着てみると、かなりアルブレヒトっぽい感じになった。
ブランコはオルガに、ジゼルの一幕を潤平と踊ってくれと提案した。
オルガもそれを了承したが、潤平は「踊れません」と自信なさげ。
「二幕は一幕があってこそだ」とブランコ。
「一幕でジゼルとアルブレヒトの関係や心が表現されてこそ、ラストの悲劇が際立ち、二幕の切なさが説得力を生む」
そう説得された潤平は、表情を引き締めて一幕に臨むのだった。
ちょっかい出してる女の子に会いにきたアルブレヒトの役に入り込み、目の前にいるオルガをジゼルと思い込む。
胸の高鳴りを感じる、潤平。
ダンス・ダンス・ダンスール【167話】の感想
ブランコの的確な指導と、潤平の驚くべき吸収力が描かれた回でした。
ブランコの言葉と潤平の踊りが、まるで映像を見るように流れる雰囲気で描かれています。
寝ても覚めてもダンスのことばかり考えるだけあって、潤平の成長の速さは周りの度肝を抜くほど。
ライバルの演技もバネにして、また1つ大きくなったようです。
練習でありながら、まるで本番のように役に入り込めるのも、潤平の才能だからこそ為せる技なんでしょうね。
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
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