こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『ピッコマ』で配信中の作品、『復讐の赤線~私を奴隷にした家族を許さない~』12話のネタバレ感想を紹介していきます。
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11話のネタバレは、以下をどうぞ!
復讐の赤線【12話】のネタバレ
11話の続き
俊人に全て暴露され、怒り狂った母の「出ていけ」を受けた頼子。
外に出ると、篤人が追いかけてきてくれた。
庭で篤人と話す
篤人に背中を向けたまま、篤人の言葉を聞く頼子。
「どこに行くっていうんだい? 君の居場所はこの家だろう?」
いかに優しい言葉をもらっても、頼子の頭はいじめられた記憶を思い起こす。
中学生時代、母から酷い言葉を浴びせられたこと。
「お前はクズだ、この家を出たら野垂れ死ぬのさ。そうなったら、親不孝者だねえ。せっかく戦争を生き延びたのに、捨てることないだろ? こっちはあんたを生かしてやってんのさ。お礼くらい言えないのかい?」
弱々しくお礼を述べる頼子。
父からは表向きは優しく接してもらってたが、陰では豹変しているのだった。
頼子の足に頬をすり寄せた父は、
「生活すら大変な時代に、食べ物にも寝る場所にも困らないなんて、頼子は幸せ者だなあ」と、恩着せがましい言葉を並べ立てる。
頼子はやはり、自分はこの家を出たら生きていけないと思うのだった。
外に出たら、すぐに命を落としてしまうと。
そしたら、亡くなった両親にも申し訳が立たない。
戻らなくちゃ。
そう思って振り返ると、篤人が優しい笑顔を向けてくれた。
「大丈夫、戻っておいで。僕は何があっても君を守る」
頼子を抱き寄せる、篤人。
「母さんのことは僕がなんとかする。そして僕は、頼ちゃんを信じてる」
篤人はさらに、父さんと頼子がそんなことをするわけがないと、自分の頭を抱えながら語るのだった。
それを聞いた頼子は、篤人がどんなに高潔な人かを思い起こす。
今まで篤人に守ってもらったことを、ひとつひとつ。
それだけに、篤人に合わせる顔がないのだった。
おじさまにあんなことをされ続けて、これから篤人さんにどんな顔をして会えっていうの?
そう思うと、頼子はこの家にはいられないと感じてしまう。
大切な人を騙し続けた挙句、篤人さんが真実を知ったら?
私を守れなかった自分を責めてしまう・・・
これ以上篤人を傷つけたくない頼子は、外に向かって歩みを進めてこう言い放った。
「頼子は今日限り、死んだものと思ってください」
最後に振り返った頼子は、踏み出しながら思う。
私はもう、篤人の知っている頼子ではないんです、と。
心の中でお礼を述べながら、闇夜に向かって涙を流す。
頼子のことは、忘れてください。
そのころ、家では
ガリガリと畳を引っ掻きながら、頼子に対する恨みをぶちまける母。
泥棒猫め、と繰り返している。
父はただ黙って座り、俊人は両腕を広げて自分の凄さを誇示していた。
恵子は言う。
「あの女は悪魔よ、この家をめちゃくちゃにした悪魔よ」
そんな家族を、悲しい顔で見ている篤人。
復讐の赤線【12話】の感想
自分はちっぽけな存在であると認識している頼子は、杉山家を出れば生きていけないと思っていました。
でも、篤人を苦しませたくない一心で、この家から出ることを決意します。
何も持たず、あるのは着ている衣服のみ。
何年もの辛い生活から抜け出した頼子ですが、若い女性が1人で生きていくのはかなり厳しい時代です。
次回にはまた、苦難の道が待ち受けていそうな予感がしますね。
13話のネタバレは、以下をどうぞ!
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
※11話以降は23時間ごとに
1話ずつ読めます。