こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『ピッコマ』で配信中の作品、『復讐の赤線~私を奴隷にした家族を許さない~』33話のネタバレ感想を紹介していきます。
10話までなら、ピッコマ公式ページあるいはアプリで今すぐ無料で読めます!
11話もすぐに「待てば0円」で読めますので、実際に待って読むのは12話以降です。
※11話以降は23時間ごとに
1話ずつ読めます。
32話のネタバレは、以下をどうぞ!
復讐の赤線【33話】『死出の山路』のネタバレ
32話の続き
杉山功が働いている役所で、ある噂が流れていると頼子に話す高塚。
「引き取った養女にいたずらをしていたらしい」
部下が調べた功の噂話を口にする―。
復讐の覚悟
娼館『百合の園』の室内で、功の噂話について話す高塚。
「それは私のことよ。どうして、今更そんな噂が?」
頼子がそれは噂じゃなくて事実だと指摘する。
「噂の出所は不明だ。その噂がきっかけで、功は職場で孤立しているらしい」
「おじ様は、仕事場でも家庭内でも居場所がないのね…」
功は杉山家でも居場所がなく、書斎に籠もっているようだと高塚に教える頼子。
「自分の居場所がどこにもない人間か…。
生きるのは辛かろう。居場所がなくて辛い思いをしているなら、ひと思いに…」
高塚がニヤリと笑いながら、功の死を臭わす発言をする。
「冗談はよして。おじ様のことを憎んでいると言っても、死ぬことまでは願っていないわ…」
哀れむような表情で訴える頼子に高塚が言う。
「そんな甘い覚悟じゃ、復讐なんて果たせないぞ」
頼子の両肩に手をかけ、真っ直ぐに見つめながら諭した。
何も言えず、無言でうつむく頼子。
高塚は、頼子の頭を優しく撫でて「今日はそのことを伝えに来ただけだ」と言って、帰っていった。
救いの手
百合の園の近くにある食堂『大黒屋』
店内では、俊人が深刻そうな表情で席に着いていた。
舌打ちしながら、手の平の指輪を眺める。
「もう売れる物がろくにねーな。…でも、まだ何かあるはずだ」
母親から通帳を奪えば…と思案しながら、独り言をつぶやいている。
「お金がいるんなら、用立てますよ」
「お前…!」
俊人が声がした方を見上げる。
「お久しぶりですね」
目の前に現れた男が俊人と挨拶を交わす。
金を貸すと申し出た男は、身なりの良い爽やかな好青年。
金色の髪の毛に端正な顔立ちをした若々しい男だった。
功の居場所
杉山家の父親、功が勤務している役所では、皆が仕事に励んでいる。
その中で、功は孤立していた。
誰かと会話を交わすこともなく、自分の席でじっとうつむいている。
家に帰ると、妻の信子がヒステリーを起こし、娘の恵子が母親をなだめていた。
功は、そんな家族の様子を廊下からひっそりと見つめている。
片手にロープを握りしめながら…。
密かな終焉
夕焼けが綺麗な赤色に染まる頃。
一匹のカラスが威嚇しながら鳴き声を上げ、不気味に飛び立つ。
山の中を功はひっそりと歩いて行く。
辿り着いた先の木の枝に向かって、手にしたロープを引っかける。
功は、そこでひとり静かに首を吊った―。
復讐の赤線【33話】『死出の山路』の感想
頼子が望まない形で復讐は果たされました。
思ったよりもあっけなかったと言うか、復讐って感じの終わり方ではなかったですね。
自業自得な末路といったところですが、何の感情も露わにせず淡々と死んでいった功の姿を見ると、よほど精神的にすり減っていたんだろうなと思います。
死ぬほど精神的な苦痛を味あわせたと考えると、これはこれで復讐になったのかもしれません。
俊人は、家の財産を相当持ち出しているように見えますが、破滅寸前のところに現れた謎の男は果たして何者なのか…。
この男が俊人に百合の園を紹介した男ですね。
こうなることを見越して散財させて、困ったところで金を貸して相手を追い込む悪徳業者なんでしょうか。
俊人もそろそろ破滅の道に至りそうでハラハラします。
34話のネタバレは、以下をどうぞ!
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
※11話以降は23時間ごとに
1話ずつ読めます。