こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『ピッコマ』のオリジナル漫画、『ゴッド オブ ブラックフィールド』94話のネタバレ感想を紹介していきます。
第93話のネタバレは、以下をどうぞ!
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ゴッド オブ ブラックフィールド【94話】のネタバレ
交渉は持ち越し
鼻持ちならない大柴の言動に、はっきりと言い返した恭弥。
「ユーは本当にファニーだな」と、大柴は声をあげて笑う。
「この業界からデリートされたいのか?」とも。
大柴はさらに、自分がどれだけの力を持っているか、得意顔で話し出す。
「地上波、BS、ネット放送、ミーの力でユーたちをログアウトするなど容易い」
ここまでニヒルな笑みを浮かべていた大柴だが、一瞬にして厳しい表情に変化した。
「だからミーの忍耐力を、テストするんじゃない」
恭弥は動じず、余裕の笑みを浮かべて言い返す。
「オレは別に構わないがな。制作会社や顧客は、日本以外にいくらでもいるんだからな」
「チャイナでもコリアでも、シャットダウンだ」
「金は大丈夫なのか? こっちはクレディ・ベンチャーズからの投資してもらえる立場だが」
「クレディがホワイ?」
言い合いを制するために、「2人とも落ち着いて」と戸塚が割って入った。
しかし大柴は止まらない。
「ギャングのフレンドがいるからって、アマチュアが好き勝手できる業界じゃない」
「こっちの心配してんのか? ならお礼に1つ忠告してやる」
恭弥は相手を指差し、鋭い表情で大柴を睨んだ。
「次に会う時は、オレの前で土下座して許しを乞うことになるぞ。そんときにちゃんとした日本語使わねえと、ぶっ飛ばすからな」
言い合いを聞いているミシェルはもう、冷や汗かいて魂が抜けちゃってる。
「ユーだけは、この業界からキックアウトしてやる」
テーブルを叩きつけた大柴に、戸塚の一喝が入った。
「ミスター大柴、いい加減にしなさい」
怒りで全身を震わせる大柴を見て、戸塚はこの場を切り上げる方向で恭弥に持ちかけた。
後日改めて、ってことで、ミシェルも苦笑いしながら応じるのだった。
去り際には、薫がこちらを見てほくそ笑んでいた。
自滅してくれるなんて、ラッキーだったわ、と思いながら。
ミシェルは恭弥にぞっこん
相手方が去ると、ミシェルは「キョウヤ」と心配そうな目を向けてきた。
「心配なのか?」と恭弥が尋ねる。
「それもあるけど…」
ミシェルは唇を噛みながら、うっとりとした表情を恭弥を見つめていた。
顔の周りにはハートが踊っている。
コイツも病気だな、仁道病院を紹介してやるか、と恭弥は思うのだった。
「これから一緒に過ごせる?」
誘ってきたミシェルに、このホテルに親が来てる、と言って断る恭弥。
「なら挨拶しなきゃ」と、ミシェルは表情を明るくした。
恭弥の鈍い反応を見て、ミシェルがふてくされる仕草を見せると、恭弥が折れて許可を出した。
「しょうがねえな。その代わりフランス語で話せよ。オレがオマエに日本語を教えてるってことにしてあるからな」
上機嫌なミシェルは「ウィ」と微笑みながら敬礼してみせた。
両親が見下されている?
ホテル内を移動しながら、恭弥はミシェルに、社員合宿の件について尋ねた。
学校の連中(運動部員たち)を連れてっていいか、と。
「私はいいけど、(間に立つ)恭弥が困るんじゃない?」
高校生たちはきっと、恭弥が代表であることを知って驚くだろう。
DIファミリーの面々はきっと、恭弥が高校生を連れてきたことで驚くだろう。
そんなイメージをした恭弥は、確かにな、と思うのだった。
社員合宿、運動部の合宿、家族旅行…
休み前にすることは盛り沢山だ。
両親のいる会場に入ろうとすると、若手の男性スタッフが恭弥に入場シールの提出を求めてきた。
そこへ中年の女性スタッフが飛んできて、恭弥を手間取らせたことに詫びを入れる。
「うちの若手が西様にご無礼を働き、申し訳ありませんでした」
「大丈夫です」と穏やかに対応する恭弥。
入場シールもとくに必要なくなり、恭弥はそのまま会場に案内された。
レストラン風の会場には、両親の他にも一般客が入っていた。
両親たちがいるテーブルを見つけた恭弥は、一瞬にして違和感を感じた。
父のシャツに食べ物がついたらしく、ハンカチで拭き取ろうとする母の姿がある。
両親と同じテーブルに着く男女4人は、ニヤニヤクスクスと陰湿な笑みを浮かべていた。
ミシェルの手を引き、恭弥はいったん会場から出た。
両親にとって、息子に見られたくない場面だろうと判断したのだ。
恭弥はさっきの女性スタッフに話しかけ、両親の様子がどうだったのかを尋ねた。
女性スタッフは、無線でウェイトレスを呼びつけ、事情を聞く。
ウェイトレスいわく、恭弥の父に対し、同席している女性がステーキを落としたそうだ。
ウェイトレスはさらに、料理を運んだときの会話の内容も教えてくれた。
ちょっとうまくいったからって、調子に乗るんじゃないわよ、と嫌味を言われていたと。
「さっきのステーキも、手が滑ったようには見えませんでした。わざとそうしたのかと…」
ウェイトレスの言葉を聞き、恭弥は歯を食いしばった。
「松田を呼んでください」
女性スタッフにそう頼みながら、恭弥は今朝、両親と話したことを思い出していた。
苦労して成功した父さんたちが気に食わないってか?
なら、あんたらのレベルで相手してやるよ!
飛んできた松田に、恭弥は自分の気持ちを伝えた。
「オレ見下されるのは構わねえ。だが、家族がそんな扱いされて黙ってられっか」
「ごもっともです」と松田。
「両親を見下す無礼な奴らの鼻をへし折ってやることはできるか?」
「ホテルの威信をかけて、最高の思い出を提供いたします」
お金は後で支払う、と言う恭弥に、費用は結構です、と答える松田。
でも恭弥は、1円単位まできっちり払う、と押し通した。
松田はさっそく、無線で全従業員に命令を出した。
国賓訪問モードに切り替えて、2階バントリーホールにいる西様ご夫妻をもてなすようにと。
ゴッド オブ ブラックフィールド【94話】の感想
噛み付いてくる大柴に牙を剥き、業界のことなんか知ったこっちゃねえという態度で応じる恭弥。
大柴は怒りに震えて去りましたが、恭弥のほうは冷静に応じていました。
理不尽を押し通してくる相手には絶対に屈しないのが、恭弥という人物なんですよね。
ミシェルはさらに、恭弥に惚れ込んじゃってみたいです。
その後、両親が嫌がらせを受けていると知って、こちらも対応に当たります。
両親は苦労の末に成功し、今の地位まで駆け上がりました。
世の中には、人の成功を妬む人も少なからずいます。
どうやら両親の同級生たちは、そういった心の狭い人種のようですね。
しかし恭弥の計らいで、ホテル総出で西夫妻をもてなす準備がスタート!
今度は両親の同級生に対するリベンジマッチが始まるようですね。
第95話のネタバレは、以下をどうぞ!
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
※4話以降は 23時間ごとに1話ずつ読めます。