こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『ピッコマ』のオリジナル漫画、『ゴッド オブ ブラックフィールド』96話のネタバレ感想を紹介していきます。
第95話のネタバレは、以下をどうぞ!
ゴッド オブ ブラックフィールド【96話】のネタバレ
ミシェルを止められない
恭弥のは母は、恭弥が現れたことに驚いていた。
「このホテルにいるって言ったじゃないですか」と恭弥。
隣に立つミシェルのことは、前にもゴント社の発表会で会った女性だと紹介した。
ミシェルは打ち合わせ通り、日本語ペラペラなのを隠して挨拶する。
「私ミシェル。日本語学んでる。また会えて嬉しい」
「私も嬉しいわ」と母。
「はい、お義母さま」と、ミシェルはフランス語で言う。
その言葉を聞いた恭弥は、ミシェルにちょっとばかり反感を持った。
今の言葉の通訳を頼まれ、恭弥は慌てて「ありがとう、って言ってます」と伝えた。
「ありがとうはメルシーでしょ?」と母。
「感謝します、みたいなもんです」と切り返した恭弥は、首筋に血管を浮き立たせながらミシェルに笑顔を向ける。
「変なこと言うなと言ったはずだぞ?」
「じゃあ代わりに何してくれる?」
「そういうのをやめろと言ってるんだ」
両親の手前、ミシェルの暴挙を止められず、恭弥は青ざめるばかり。
フランス語がペラペラの恭弥を見て、婦人の1人が表情を堅くしていた。
どうみてもネイティブレベルよね、どこの教室に通わせてるの?
ミシェルはまだ止まらない。
明るい表情のまま、恭弥に対してフランス語で話す。
「2人で食事するのが嫌なの? 日本語で話しちゃおうかな? キョウヤの財産の話とか」
恭弥は笑顔を取り繕いながらも、顔中を血管だらけにしていた。
「卑怯だぞ」
「冗談よ。食事の件は本気だけど」
フランス語で会話する2人に、母が何の話をしているのかと聞いてきた。
「父さんのファッションセンスがいいって、ミシェルが褒めてくれて」
「私、そんなこと言った? でも本当に、キョウヤのお父さん、ステキ」
ミシェルは恭弥の父に向けて、グッドサインを送るのだった。
松田にも注意
席に着いた恭弥に、この席が取れたのは恭弥のおかげだと、父が言う。
疑問に思う恭弥に、母が問いかける。
「恭弥がこのホテルの親会社のVIPって聞いたわ。どういうこと?」
どうやら松田が余計なことを喋ったと気付き、恭弥は背後にいる松田を軽く睨んだ。
口では、ゴント社やラノック大使の仕事を手伝った際に、このホテルに繋がりができたと説明しながら。
恭弥の話を聞いていた2人の婦人は、ゴント社の独占輸入販売権や、フランス大使との関係まで知って、驚きを隠せない。
「とりあえず食べましょうか」と母。
音楽が奏でられる中、食事がスタートした。
あまりの美味しさに、2人の婦人も表情をほころばせる。
ひと段落すると、婦人の1人が、隣の女性との関係を尋ねてきた。
「もしかして、彼女?」
すかさずミシェルが、「はい、私が彼女です」とフランス語で答える。
恭弥は日本語で、フランス語を教わる代わりに日本語を教えてるだけです、と冷静に説明した。
直後、ミシェルを睨んで「いい加減にしろ」と脅しつける。
でもミシェルはすまし顔。
フランス大使との関係も聞かれ、恭弥はちょっと連絡を取り合うくらいの関係だと答えた。
恭弥のことがあまりにも眩しく見えたのか、2人の婦人は感嘆するばかり。
と、そこへ松田が、恭弥の母にプレゼントを持ってきた。
ちょっとオシャレな紙袋だ。
「VIPのお客様への記念品です」
ハンカチやボールペンが入っているのだろうと予想した母だが、出てきたのはなんと高級バッグ!
2人の婦人は、そのバッグが100万円以上する人気の新作モデルだと、すぐに気づいた。
「こんな高級なもの、受け取れません」と、冷や汗をかく母。
松田は母に頭を下げ、「受け取ってくださらないと、我々が困ります」と言う。
恭弥は松田を呼びつけ、席を外して事情を聞いた。
「神代からだろ?」
「はい。奥様にお渡しするようにと」
「余計なことを。オレにツケとけ」
「それは困ります。俺がクビにされますので」
恭弥は額に手を当てて、「今回だけだ。二度とするなと伝えとけ」と釘を打った。
とにもかくにも、母は婦人たちにもちやほやされて、楽しそうにしている。
それを見て、恭弥も満足するのだった。
2人の夫人から礼を言われる
楽しいひとときを終え、部屋を出た一向。
その矢先、レストランのシェフから、またしてもプレゼントが差し出された。
恭弥は、また松田が余計なことをしたかと思って睨んだが、それは松田からではなくシェフからだった。
クッキーとケーキをお土産に、というパティシエからの心遣いらしい。
母が嬉しそうに受け取ったことで、恭弥も引き下がる。
2人の婦人は、恭弥の母に対して礼を述べ、父には服を汚したことを詫びてくれた。
いっぽう、事務所に戻るというミシェルに、「ご苦労さん、ありがとな」と声を掛ける恭弥。
「感謝してくれるなら…」と誘いかけようとするミシェルだが、恭弥はそそくさと両親の元へ。
ミシェルは憤慨し、ハイヒールで地面を蹴りつけるのだった。
父の運転する車に揺られながら、恭弥は幸せを噛み締めていた。
そして、今は最高に幸せだからこそ、不幸がやってくるんじゃないかと予感するのだった。
脅される愛子
電話中の愛子は、ドラマ制作の話がなくなったことを、相手から伝えられていた。
代表(恭弥)が喧嘩をふっかけてきたことで、ご破産になったと。
もうDIファミリーはおしまいねと脅しつけられ、愛子は言葉を詰まらせる。
「でもDIを救う方法もあるにはあるわ」と相手が言う。
「戸塚局長とお酒の席があるから、参加しなさい。練習生の美咲もね。もちろん、露出の多い服で来るのよ」
愛子が電話で話す相手は、薫だった。
ゴッド オブ ブラックフィールド【96話】の感想
恭弥の計らいで、両親に笑顔が戻りました。
いっぽうの恭弥は、ミシェルの暴挙をあしらったり、松田の余計なお世話に対応したりと、ちょっと大変そう。
バトルシーンで敵に対して見せる怒りの表情とは、ちょっと違った怒りの表情が、たっぷり描かれてる回でした(笑)
帰宅の車の中、幸せを感じる恭弥は、どこか不安も感じています。
その不安は、どうやらドラマ制作の件に繋がっていきそうです。
肉弾戦とは違う、事務所VS事務所のバトルが描かれるのかもしれませんね。
第97話のネタバレは、以下をどうぞ!
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
※4話以降は 23時間ごとに1話ずつ読めます。