今回は、コミックシーモアの先行配信作品『変な家』の4話後編について、ネタバレ感想をシェアしていきます。
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変な家【4話後編】ネタバレ!
三角部屋の謎について、栗原の推測が生き生きと語られます。
増築された三角の部屋
ジリリリリリー!!
けたたましい電話の音で、飛び起きる私。
変な家にいた光景は、夢だった。
ほっとしたのも束の間、電話に出ると、「わかったことがあるから今から会いませんか?!」と、興奮した栗原の声。
私は、徹夜明けの栗原の元へ向かった。
栗原の住まいは、世田谷区にある駅から徒歩20分、築40年のアパートだ。
私が到着すると、「散らかってますけど」と言って栗原が扉をあけてくれた。
栗原は徹夜明けだったが、何かを掴んだのだろう、にこやかな態度だった。
さすがにミステリーマニアだけあって、部屋の中は推理小説だらけだ。
私は、宮江の見つけてきた家の間取り図を出した。
埼玉のほうの変な家には、謎に満ちた三角形の空間がある。
「詳しいことはわからない。だけど、この三角形の空間は、増築されたものであるのは間違いないだろうね」
そんなふうに、栗原は話すのだった。
出られない庭
三角部屋とリビングの間にある壁には、開き窓があった。
そんなところに開き窓があると、窓を開けたときに三角部屋が圧迫されてしまう。
さらに、部屋の内部に窓があっても陽の光が入ってこないので、窓としての機能を果たしていない。
確かに、その窓を開くと、壁とすれすれになる位置についていた。
「もともと三角部屋なんてなくて、リビングが庭に面していたのではないかな?」と栗原が意見を述べた。
三角部屋がなければ、リビングから庭に出られる、ごく普通の家の形をしているのだ。
庭の部分を、なんらかの理由で三角部屋に変えたようだ。
「三角形にした理由は、四角形と比べて、庭のスペースを大きくとれるからだろう」と、栗原は推測する。
しかし、そうするとおかしな点が一つ。
庭に出るための出入り口がなく、玄関からも、通路が狭くて庭に行けないのだ。
下に何かがあった?
なので、三角部屋の増設以降、庭は使われていなかったのではないかと、栗原は予想した。
ある理由があって、その庭の部分に杭がさせず、残さざるを得なかったのではないかと。
そして栗原は、「この庭の下には、もしかしたら地下室があったのではないかな?」と、ニヤリと笑った。
変な家【4話後編】感想
栗原の推理が、生き生きと語られています!!
ミステリー好きの血が騒いでいるのがわかります。
三角形の部屋に込められた謎が、スリリングな推理によって展開され、読んでいるとワクワクしてくるんですよね。
栗原の推理は、理路整然としていて、ほとんど名探偵って感じです。
セリフのひとつひつとに意味が込められているので、一度読むだけじゃなく、二度三度と読み込むと、作品の奥深さをより深く味わえるでしょう。
一つわかると、また一つ謎が出てきて、飽きない作品です!
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5話前編のネタバレは、以下をどうぞ!
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