今回は、コミックシーモアの先行配信作品『変な家』の9話前編について、ネタバレ感想をシェアしていきます。
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変な家【9話前編】ネタバレ!
シンメトリーな家
「従兄弟が亡くなったのは、事故、ということになっています」
柚希は顔を背けながら、言いにくそうにそう言った。
そして柚希は、父方の実家について語り始めた。
その家は、ある県の山の中腹を切り拓いた場所にあり、周りにはペンションが数件あるくらいの古民家だった。
毎年、夏休みに一家で訪れるのが恒例だったが、柚希はその家が好きではなかった。
というのも、その家がシンメトリー(左右対称)の設計で、中もちょっと不気味だったから…
「確かに、シンメトリーは、日本家屋には珍しいですね」と栗原。
祖父母からの家系
柚希はさらに、その家の構造を語った。
玄関からまっすぐ奥まで長い廊下があり、その左右にはいくつもの和室、突き当たりには仏壇があったという。
「2006年8月には、祖父の重治、祖母の文乃、伯母の美咲さん、その子供のようちゃん(洋一、柚希より3歳年下)がいました」
私はホワイトボードに、片渕一家の家系図を書いた。
祖父母から、柚希の父親と伯父(公彦)が生まれた。
父親と伯父がそれぞれ結婚して、綾乃と柚希、ようちゃんが生まれた。
「ようちゃんのお父さんは?」と私が聞くと、
「その半年前に、病気で他界しました」と柚希。
そのとき美咲のお腹には赤ちゃんがいたそうで、美咲はかなりショックだったそう。
窓のない和室
その家に違和感がなかったかと、栗原が尋ねた。
「そういえば、あの家にはいくつもの和室があって、私たち家族も泊まってたんですが、その部屋には窓がありませんでした」
例の2つの変な家にも、窓がない部屋がある。
何か接点がありそうだ、と栗原。
柚希いわく、窓がないだけで、ふすまで仕切られた普通の部屋ではあった、とのこと。
「でも、1箇所だけ、開かないふすまもありました」
変な家【9話前編】感想
また新たな「変な家」が登場しました!
柚希の祖父母宅が、日本式の変な家だったようです。
山の中にあって、近所までの距離も遠そうで、シンメトリーな家です。
仏壇の存在が、かなり怖さを煽ってきますね。
さて、その家の和室には、窓のない部屋があったとのこと。
ふすまはあれど、窓はないのですから、家の内側なのでしょうか?
あるいは、外に面した部屋なのに、窓がないのでしょうか?
何らかの秘密があるのは、間違いなさそうです。
祖父母の家なので、祖父母がそのような造りを建築士に依頼したのでしょうか?
深まる謎に、興味が尽きなくなってきますね!
栗原や私が、どのようにおかしな家の解読を進めるのか、次回も目が離せません!
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ネタバレまとめ(全話)は、以下をどうぞ!