こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、『彼岸島 48日後…』264話のネタバレ感想を紹介していきます。
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彼岸島 48日後…【264話】『片割れ』のネタバレ
勝利
連隊長が皆に向かって、完全勝利を宣言した。
みな、息を切らしながらも笑顔を浮かべる。
その場にいた者たちが全員で歓声を上げ、明を見上げる。
隊員たちは、口々に明の偉業について褒め称えていた。
「明さんを見てると、日本の復興も夢じゃねえって思えるよな」
そんな言葉を耳にしていたユカポンは、うっとりとした表情で頬を赤ていた。
明が褒められて嬉しいのだ。
勝次だけ治らない
雅の姿が描かれた敵の国旗に、ライターで火をつけた。
バチバチと燃え盛る敵の国旗を見て、明も感慨無量の様子。
隊員の一人に、雅がいなかったことを残念でしたね、と聞かれた明は、建物中探してもいなかったからな、と答えた。
「次に雅が行きそうな集落を探すまでだ」
そんな会話をしていると、隊員の一人がお礼を述べてきた。
「ここを拠点に、日本を立て直して見せる」という力強い宣言に、
「楽しみにしてる」と明は返す。
そのとき、連隊長の様子が急変した。
いきなり苦しみだし、顔についていた腫れ物が何か悪さをしだしたようなのだ。
下手に近づけないため、声をかけることしかできない隊員たち。
連隊長は目を血走らせ、口からよだれを垂らして苦しんでいる。
やがて地面にボトボトとこぼれ落ちたのは、顔についていた腫れ物だった。
はあはあと荒い呼吸をする連隊長は、顔から腫れ物がすっかり落ちていた。
地面に落ちた腫れ物も、風に吹かれてすっと消えていった。
隊員の1人が、その理由を分析した。
蟲の王が死んだため、他の化け物と同じように、連隊長の変異ももとに戻ったのだろう、と。
「なるほど、力が湧いてきた」と連隊長。
隊員たちも、涙を流しながら連隊長の復活を喜んでいた。
「この力を全て日本復興のために注ぐことを誓おう。みんなもついてきてくれ」
その言葉に、隊員たちは一斉に敬礼する。
勝次の左肩についた赤ん坊のような変異も、きっと治る、とみんなが励ます。
「助かったぜ」と勝次も嬉しそうに笑う。
しかし、勝次についた変異だけは、どれだけ待っても治らなかった。
小さくなったり、弱くなったりする様子もない。
苦しむ勝次は、「このまま一生この姿なのかよ」と弱音を吐いた。
だけど解決法などわからないため、誰も勝次を救う手立てがない。
そのとき、隊員たちがいきなり化物に襲われる。
まだ生き残りがいたのだ。
別の隊員たちがライフルで仕留めると、変異体が消滅していないことを皆で不思議に思うのだった。
すると隊員が、「これはおそらく『片割れ』が生き延びたせいだ」と口にした。
なんでも探索隊からの報告では、蟲の王には片割れと呼ばれる部下がいるとのこと。
基本的に、蟲の王が作った変異体には思考力はない。
そこで蟲の王は、地下世界を統治するために、自意識のある変異体が必要と感じた。
試行錯誤の末に、自分の脳を少し分けて作り出されたのが『片割れ』なのだ、と。
ということは、そいつを始末しない限り、蟲の王が死んだことにはならない。
「でもその片割れを倒せば、勝次ちゃんは治るのね」とユカポン。
その可能性は十分にある、と聞いた勝次は、自分でその片割れを倒しに行こうとする。
しかし、居場所までは誰もわからないのだった。
でも、人間への拷問役を担っていたことはわかっている。
それを聞いたユカポンたちは、顔から血の気が引く。
そして、拷問野郎の不気味な姿を思い出すのだった。
考えてみれば、拷問野郎だけは自我があったし、かなり口も達者だった。
明は呟く。
「それじゃ、次の集落を探す前に、拷問野郎を見つけ出して、始末するぞ。クズ野郎と決着をつけて、勝次を救うんだ」
彼岸島 48日後…【264話】『片割れ』の感想
蟲の王の片割れがまだ生き残っているため、勝次は元の姿に戻れないでいます。
勝次の苦しみがわかる仲間たちは、もちろん拷問野郎を討伐することを決意するんですね。
明が先導を切れば、みんなもついてきます。
ターゲットは明確なので、探して倒すだけ。
でもそう簡単じゃないのは、過去になんども始末し損なったことからも明らかです。
今度こそ、拷問野郎を倒すことができるのか?
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
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