こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『ピッコマ』で配信中の作品、『実は彼らは彼女だけを覚えていました』1話のネタバレ感想を紹介していきます。
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実は彼らは彼女だけを覚えていました【1話】ネタバレ
運命の選択
ある少女が男に選択を迫られていた。
「今の状態で生きるか、私についてきて未来を変えるチャンスを得るか選べ」
選択肢を与えられた少女は、迷いながら答えた…。
「私は…」
戦争が終わり
それから16年後のリトラニア帝国・首都。
戦争が終わったと民衆が歓喜の声を上げている中で、ひとりの女性騎士が公爵の部屋へ訪れる。
「心変わりはしていないんだな、クラレンス」
公爵がクラレンスに報酬として与えられた領地と屋敷を断った理由を尋ねた。
「報酬はもらいました。それ以上はいりません」
「そんな急に故郷へ戻っては、戦友も残念がるだろうに」
「平民騎士をわざわざ覚えている人なんていませんよ」
クラレンスは冷めた目で応える。
「彼らのこともそんな風に思うのか?」
公爵の問いかけにクラレンスの表情は曇った。
自分のことを卑下し過ぎるとクラレンスを愛する者が傷付くことになると公爵はクラレンスを諭す。
「君のことを大切に想う者がいることを忘れないでくれ」
クラレンスの両肩をそっと抱きながら、公爵は優しい目で語る。
「分かりました、公爵様」
その言葉を胸に刻むとクラレンスは誓った。
最後の日に
公爵の部屋から戻る途中、クラレンスはメイドのアンナに呼び止められる。
「いきなり引退するなんて、あんまりです!」
「…ごめん。先に伝えるべきだったね」
アンナは、クラレンスが傷だらけになって得た戦争の報酬をなぜ受け取らないのかと訴える。
クラレンスは働いた分の報酬は受け取ったから十分だと言う。
「戦争の勝者は、幸せになってはいけない。勝者が幸せになるとまた新たな戦争が起こるから」
公爵の命令で戦争に赴いたクラレンスが、ひとりで罪を背負い込むことにアンナは納得いかない様子だった。
しかし、名誉を捨てて戦争で背負った罪と向き合おうとする公正なこの姿こそが、アンナが好きな『クラレンス・ホールトン』なんだと理解する。
アンナは「私の幸せは全て親友のクラレンスに贈る」と祝福の言葉を贈り、クラレンスにキスをした。
「この先、本当に幸福が訪れても驚かないでくださいね。私からの贈り物なんですから」
クラレンスが消えた後で
「行方がわからないとは、どういうことなんだ!?」
公爵の部屋に集まった4人の若い男達がクラレンスがいなくなった理由を問い質す。
(やはり、そうこないとな…)
想定通りといった顔で公爵はその光景を見つめていた。
「話す気がないのなら…」
銀髪のケニスが手の平から光の玉を作り出し、公爵を攻撃しようとして周囲から止められる。
「おじさま、知ってることは話してください」
金髪の青年が公爵に頼み込む。
「殿下、知らないものは知らないのです。あの子に会いたいというのなら、あなた方が直接探すしかありません」
公爵は自分達でクラレンスを捜すよう青年達に促した。
クラレンスの人生
平民でありながらその腕を買われて、名剣士のランス・ホールトンに師事したクラレンス。
その後、15歳でスペンサー公爵家の騎士として10年の間に数々の功績を残し、突如引退した。
クラレンス・ホールトンを覚えている者達による追撃戦が始まるのは、それから後のお話―。
実は彼らは彼女だけを覚えていました【1話】感想・考察
プロローグの選択がクラレンスの人生が平民で終わるか、騎士として新しい未来が切り開けるか、運命の分かれ道だったんですね。
でも、騎士として生きるには、あまりにも心根が潔白すぎたように思います。
これから一般女性としての幸せを選ぶのも良さそうですが、クラレンスを追いかけようとしている青年達によって、どんな風に運命が変わっていくのか楽しみです!
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
※4話以降は23時間ごとに
1話ずつ読めます。