こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『LINEマンガ』で配信中の作品、『神無き世界のカミサマ活動』1話のネタバレ感想を紹介していきます。
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神無き世界のカミサマ活動【第1話】『異世界だからエロ本を買いに行った話』ネタバレ
宗教
たくさんの人間に囲まれて、神輿のようなもので担がれている『卜部征人』は、新宗教『神地崇教』の二代目教主になる予定の青年である。
そして現・教祖が父の『卜部聡一朗』だ。
征人はこれから『産霊の儀(むすびのぎ)』に入る。
『産霊の儀』とは、三日間水に沈められ、死を乗り越えたのちに教団の新たな指導者となるためのものである。
この宗教の神様は『ミタマ様』と呼ばれており、ありとあらゆる神にも勝てる最強の神と、教団では信じられている。
征人は乗り気ではないが、聡一朗は「ミタマ様は必ず救ってくれる」と言い、そのまま征人を海へと放り出した。
海へと沈められていく中、征人は走馬灯のように過去のことを思い出していた。
小さい頃から修行と言っては火で炙られたりして、学校では「インチキカルト」といじめられてきた。
征人はこの宗教のせいで、散々な目に遭い神様の存在も信じていなかった。
そんなことを思い出しながら、征人の意識は遠のいていった。
異世界で新生!
目を覚ました征人は、『ユキト』として生まれ変わり、異世界転生をしていた。
新たな能力などは身に付いていないが、友人もできて小さな村で幸せに暮らしている。
そして、ユキトが転生した世界では、よくあるような魔法も存在していない。
さらに、神という存在や宗教という概念もないのだ。
宗教によって痛い目に遭ったユキトからすれば、最高の世界である。
ユキトは『アルラル』と『シルリル』という姉妹が経営する食堂に居候させてもらっていた。
前の世界で海に流されたユキトは、この世界の川に流れ着き、それを発見したアルラルとシルリルに助けてもらったのだ。
ユキトはこの世界では異国の人間と思われており、前の世界から持って来れたのは聡一朗から持たされた勾玉だけだった。
ユキトには、姉妹のほかに『ロイ』という友人もいる。
ロイもこの食堂によく通っている青年だ。
ロイはとある『禁書』を手に入れたいと言い始める。
禁書という単語に、いよいよ異世界転生めいたものを感じるユキトだが、ロイが呼ぶ禁書とは『エロ本』のことだった。
禁書
翌日、ユキトとロイとアルラルは、禁書を手に入れるために皇都へと行くことになった。
ロイは「街の人とはできるだけ話さないように」とユキトに忠告をする。
ロイが言うには、ロイたちが住む村は周りの人々から嫌われているのだそうだ。
ユキトが詳細を聞く前に、ロイは禁書がある建物を見つけ、3人はそのお店へと入っていった。
いよいよ異世界の禁書を手に取ったユキトだが、その内容はユキトがいた前の世界からすればまるで絵本のようなレベルだった。
しかしそういったものを見たことがないロイとアルラルは、それを見て異常な興奮を見せた。
結局店員が女性だったために、禁書を買うことはためらわれ、手に入れることができなかったロイ。
3人はお店を出て、街を歩いていると人だかりができていることに気がついた。
それは『終生者』の貼り出しといって、この国に存在する政府からの指示で自ら命を絶つ決まりによるものだった。
そこに名前が貼り出された者は自害しなければならないのだ。
3人はアルラルとシルリルの名前が貼り出されていることに気づかないままだった。
処刑
その夜、違和感で目が覚めたユキトは、自分のベッドにアルラルがいることに気が付く。
下着姿で勝手にベッドに潜り込んでいるアルラルは、今日お店で読んだ禁書を参考にして夜這いしようとしていたのだ。
ユキトを縄で縛ろうとするも宥められ、そういうことは「アブノーマル」だということを教わるアルラル。
アルラルは落ち込み、「こんなんだからこの村に送られた」という言葉をこぼした。
昼間のロイの「嫌われている」という発言のことも気になっていたユキトは、この村についてアルラルに尋ねる。
この村は「カクリ」と呼ばれ、はぐれ者が集められる場所だった。
カクリは周りからも忌み嫌われ、カクリの住人である証として肩のところに烙印を押されるのだ。
しかし、アルラルにとって、村の外からやってきてカクリの者たちを差別しない人はユキトが初めてだった。
そのことにアルラルはとても感謝していたのだ。
翌朝
ロイがすごい勢いでユキトの元へとやってきた。
アルラルとシルリルが終生者として強制連行されたというのだ。
いっぽうで、皇都ではすでにシルリルが自ら首を吊って命を絶っていた。
皇都の者たちはそれを見物しようと、沢山の人だかりを作っている。
そして次はアルラルが殺されるというとき、ユキトが助けに現れた。
終生の制度を批判し、アルラルを庇おうとするユキトは『ベルトラン』という剣士によって刺されてしまう。
結局アルラルも剣で突かれてそのまま倒れ込む。
意識も朦朧とする中、ユキトは勾玉の存在を思い出す。
ユキトは、勾玉を握りしめ、ミタマ様へのお経のようなものを唱えた。
その瞬間、凄まじい雷のような光が一筋、天から落ちてきた。
眩しい光のなか、現れたのは小さな少女。
少女はユキトがようやく自分を呼んでくれたことに喜ぶが、ユキトが死んでいることに気がついた。
ユキトを殺したのがベルトランの仕業だと分かった少女は、自分の力を使ってそのままベルトランを始末する。
そしてすぐにユキトとアルラルの命を取り戻した。
その少女の正体こそ、教団の神様であるミタマ様だったのだ!
神無き世界のカミサマ活動【第1話】『異世界だからエロ本を買いに行った話』感想・考察
かなり読み応えのある作品でした!
教祖の息子である征人が、教団の儀式によって神のいない世界へと転生するという斬新なストーリー。
転生ものでありながら、新たな能力を手に入れたり魔法が使える人間が出てきたりということもありません。
しかし、ずっと自身が憎んできた神という存在によって命が救われてしまいます。
ミタマが実在していたことにも驚きですが、その実態が少女であることにもさらにびっくりしました。
神がいない世界に神を召喚してしまった運命の行方はどうなるのでしょう?
アルラルの恋もとても気になるところです!
かなり壮大なテーマながら読みやすい作品ですので、転生ものを読んだことがない方にもぜひおすすめです!
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
※4話以降は23時間ごとに
1話ずつ読めます。