こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ「マンガmee」のオリジナル作品、「鬼獄の夜」104話のネタバレ感想を紹介していきます。
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鬼獄の夜【104話】のネタバレ
鬼の顎門で
奥のほうから、「いたぁい、いたいぃよぉ」と、声にならない声がこぼれ出る。
その声が向かう先には、扉をこじ開けて出ようとする人の群れが。
しかし扉は開かず、みんな焦っている。
「柴のやろう」と、柴に対する憎しみを言葉にする者もいたが、
「柴さまは間違ってはいない。侵入者の女が何かやったんだ」と、あくまでも柴を信じる者もいる。
1人の女性が、西側の通路を調べに行こうとすると、向こうからのっしのっしとやってくる不気味な影が。
それは、「いたいぃぃ」と声を漏らす鬼の姿だった。
その鬼には左目がなく、右の角も折れていた。
ギョロっとした右目が不気味に蠢く。
左手には、下半身からしたがなくなっている女性の姿。
灰原の作戦
エリカはいま、鬼の顎門で柴を待っている、真相はそこにある、と伝える灰原。
美空にも、灰原がどんな作戦を持っているのか、じょじょに見えてきた。
柴の目論見はすべて、顔無し鬼のためである。
要するに、顔無し鬼がいなくなれば、柴も潰れてしまう。
そこで灰原はエリカを利用して、鬼の顎門にある顔無し鬼の弱点を突こうとしているのだ。
あんた、やっぱすごい、と美空は思う。
そんな考え、考えつきもしなかった、と。
こうしてここに立っている灰原は今、顔無し鬼を人質にしているのだ!
怒りに震える柴は、鷹介を顔面から床に叩きつけた。
鷹介がむせる間にも、柴は灰原に向けて言う。
「あんたがそこまでするとはね」と穏やかに言った後、「どうやってエリカをたぶらかしたんだ?」と声を荒げた。
「すこし相談に乗っただけです」と、落ち着いて話す灰原。
直後、「その様子じゃ、エリカさんの正体は本当に知らないようですね」とボソリ呟いた灰原。
耳に届いた美空は、「え?」と呟いてちょっと困惑していた。
灰原は続ける。
夜明けまで2時間ほど、すぐにでも行かないと、顔無し鬼が棲家に戻ってしまう。
間に合わなかったら、延命どころの話じゃなくなるでしょうね、と。
ギリっと歯を食いしばった柴は、灰原の胸に左の蹴りを見舞ってきた。
顔れる灰原に、美空が駆け寄る。
柴は鷹介に、ここを捨て去ることに変更はない、と告げ、ともに行こうとした。
そのとき、建物全体がドンと揺れた。
柴にはその揺れの原因がなんなのか、わかっている様子。
しかしそのことには何も触れず、柴は目を細めて美空に尋ねた。
「もう一度聞くが、答えはそれでいいんだな」
美空は灰原を抱えながら、「灰原は殺させないわ。やるなら私を…」
柴の冷たい目を見た美空は言葉を止めた。
柴はそのまま美空に背中を向け、すっと歩き出した。
その背中を追う鷹介は、このままじゃあの2人は、と言いかける。
柴は容赦無く、強制排除を始めるよう、鷹介に命じた。
「それじゃ美空姉ちゃんが…」と鷹介が言っても、柴は「早くしろ」と強く命じるのだった。
鷹介はしぶしぶ、スマホを操作して強制排除を実行する。
柴は美空に背中を向けたまま、15分後にこの施設が神経ガスで満たされることを伝えた。
最後のチャンスを蹴ったのが悪い、僕のものになるつもりがないのなら、ここでくたばれ、とも。
警報が鳴り、強制排除スタートのアナウンスが響いた。
鬼獄の夜【104話】の感想
灰原の作戦は、柴の痛いところを突きました。
しかしその代わり、強制排除という絶体絶命のピンチに見舞われることになってしまいます。
美空と灰原は、無事に脱出できるのか?
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。