こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『マンガPark』で配信中の作品、『傷痕王子妃は幸せになりたい』1話①のネタバレ感想を紹介していきます。
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傷痕王子妃は幸せになりたい【1話①】のネタバレ
バルコニーから転落して
傷痕王子妃と呼ばれるリリーシアは、バルコニーで妾から責められていた。
「本当に陰気臭い女ね!あんたなんかに生きている価値なんてないわ!!」
リリーシアは、自分には生きる資格も愛される資格もないと思いながら、罵倒を黙って聞いていた。
妾に詰め寄られたリリーシアは、バルコニーから突き落とされて転落してしまった―。
ここは死後の世界?
リリーシアは、目が覚めるとベッドの上にいた。
バルコニーから落ちたはずなのに、全く痛みもなくピンピンしている。
「お嬢様、おはようございます」
声がする方を見ると、侍女のケイトがリリーシアに微笑みかけていた。
ケイトは、リリーシアをかばって死んだはずなのに…。
(これは、死ぬ間際に見る幸せな夢なんだわ…)
ありえない状況を見たリリーシアは、これは夢なんだと解釈する。
そこへ、リリーシアの両親がやって来た。
やつれ果てて死んだはずの母親が元気に笑いかけてくれている。
母親の姿を見たリリーシアは、泣きながら母親に抱きついた。
(この世界が夢でも死後の世界でも構わないわ…。こんなにも幸せなんだから…)
昔の幸せだった世界に戻れたリリーシアは、大声で泣きながら喜んだ。
リリーシアの様子を見た父親が、どうしたのかと心配そうに声をかける。
いつも疲れ果てて厳しい表情を見せていた父親とは別人のように、優しい眼差しでリリーシアを見つめる。
リリーシアは、悲しい夢を見ていたと答える。
リリーシアの過去
リリーシアは、バルトロイ家の末娘。
バルトロイ家は、ランザール王国の筆頭侯爵家だった。
11歳の時に、リリーシアは王国の第二王子・ハロルドと婚約して、その後に王妃となった。
12歳のある日。
リリーシアは、馬車に乗っている最中に何者かに襲われた。
その際に、ケイトはリリーシアをかばって死亡。
誘拐されたリリーシアは、顔に酷い傷を負い「傷痕令嬢」と呼ばれるようになった。
リリーシアは、誘拐が起きた前後の記憶を失ってしまい、今もまだ記憶が戻っていない。
顔に醜い傷痕が残ってしまったリリーシアだが、ハロルドとの婚約は破談にならなかった。
しかし、王宮勤めをしていた父親とは、以前にも増して心の距離が離れてしまい、母親は心労がたたって他界。
リリーシアの父親は、母親を死に追いやった原因の娘を忌々しそうに見つめるようになった。
事件の後、リリーシアは自宅療養を経て、王宮に移り住むことになる。
傷がなかった10歳の頃に戻って
それが目覚める前のリリーシアが生きてきた人生だった。
今のリリーシアは、10歳くらいの容姿に見えた。
誘拐事件が起きる前で、顔に傷痕も残っていない。
悲劇のきっかけとなった誘拐事件が起きるまでに、あと2年の猶予がある。
(これが夢だって構わないわ…。もう一度、やり直せると言うのなら、ケイトとお母様は死なせない)
リリーシアは、あの時の悲劇を回避しようと決意する。
家族と過ごす朝食
朝食に向かったリリーシアは、食卓で兄のグレイと姉のエブリンと挨拶を交わす。
(お二人とお屋敷で一緒になるなんて、いつ以来かしら…)
リリーシアの兄・グレイは、第一王子・アルバートの側近筆頭候補を務めていて、忙しく働いていた。
姉のエブリンは、隣国イリジア帝国のジュリアス王太子に、もうすぐ嫁ぐ予定だった。
家族と楽しい朝食の時間を過ごしながら、リリーシアはこの幸せなひとときが長く続かないのだと思い出し、沈み込んだ表情をみせる。
「こうして過ごせるのも、あとわずかなのね…」
リリーシアは、寂しそうにつぶやいた―。
傷痕王子妃は幸せになりたい【1話①】の感想
過去の誘拐事件がきっかけで顔に醜い傷痕が残ってしまった令嬢が、10歳の頃に転生する作品です。
リリーシアは、誘拐事件の被害者なのに、酷い扱いを受けていますね。
本来、娘を守るべき父親が、母親の死を娘のせいにして憎むようになってしまうのは可哀想です。
この悲劇を繰り返さないように、リリーシアが運命を変えるために奮闘するストーリーになりそうですね。
可愛らしい絵柄に反して、内容は重いシリアス系なので、この先どんな運命が待ち受けているのかドキドキします。
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
※1話②以降は23時間ごとに
1話ずつ読めます。