こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『ピッコマ』で配信中の作品、『子供ができました』68話のネタバレ感想を紹介していきます。
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67話のネタバレは以下をどうぞ!

子供ができました【68話】ネタバレ
我が子と過ごす時間
病院でかわいい我が子の姿を眺めながら、幸せに浸る日々を送る姫奈。
子供とじゃれ合っていると、姫奈の母親が病室にやって来た。
「どうしたの?」
「出産した娘の様子を見ようと思って…」
(ウソ…。本当はヨウセイに会いに来たくせに)
母親の言葉を聞きながら、姫奈は心の中で呆れかえる。
母親の謝罪
すぐに母親との会話は途絶えて、気まずい空気が病室に流れた。
(母親になって改めてお母さんと会うと、何か変な感じだな…)
母親も姫奈を苦しんで生んだはずなのに、どうしてあんなに冷たく当たっていたのかと疑問を抱く。
その時、母親が姫奈に謝罪した。
「…ごめんなさい。臨月なのは知っていたけど、顔を見るくらいは平気だと思って結婚式に招いたの」
自分の考えが甘かったと話した後、母親は結婚式に来てくれた姫奈にお礼を言った。
「あんたも赤ちゃんも無事でよかった。…私は、いつも自分のことしか考えていないんだわ」
母親は、ひとりでため息をつきながら話しを続けた。
「私は母親になる方法がわからないの…」
そう言うと、母親は姫奈を子育てしていた当時の心境を語り出した。
小さなプライドで娘を捨て去って…
姫奈の母親は、姫奈を育てることに精一杯の日々を送っていた。
そんな中で夫に対する恨みが膨らんでいき、自分でも手に負えない状態になってしまった。
姫奈に愛情を注ぐ余裕もなくなり、離婚すれば上手くいくと思って夫と別れたが、そんなに人生は甘くなかった。
シングルマザーの生活は大変で、自分の夢は遠のくばかり。
夫を恨む気持ちはますます大きくなって、今度は夫を見返してやろうという気持ちが増大していった。
「私は、夫を見返せるような立派な人間になるまで、あんたが待ってくれると思っていたの…」
母親の役目を果たすのは、それからでも間に合うと思っていた。
「本当にバカね…。子供なんてあっと言う間に大きくなるのに…」
親の愛情を必要とする子供が成長する期間は思った以上に短かった。
気づいたら、姫奈は大人になり、母としての愛情を注ぐ前に実家を出て行った。
「私は自分のことしか考えてなかった…。つまらないプライドで娘を捨てて…。姫奈、ごめんね。寂しい思いをさせてしまって…」
母親は静かに涙を流しながら謝罪する。
「許してもらえないと思うけど…。これ以上、傷つけたくなかった。あんたには、幸せになって欲しいと思ったの」
親子の和解
姫奈に自分の気持ちを伝えた母親は、そのまま帰ろうとする。
「そんな風に思ってるなら、今から母親の役割を果たせばいいじゃない」
「…姫奈」
母親のことを理解することも許すこともまだできない。
子供の頃に受けた傷はそう簡単には癒えないけれど、子供の頃の寂しい記憶が母親を許すことで消えていくなら、母親を許そうと思った。
ずっと一方通行だった母親への愛が自分の一方通行で終わらないなら、いくらでも母親とやり直せる。
「これまでの分、ちゃんと償ってよ。これから、お母さんの世話になるからね」
姫奈が母親にそう言うと、母親はボロボロと涙を流して、体を震わせた。
母の泣き顔を見るのは初めてだと思いながら、母親にハンカチをそっと差し出す姫奈。
母との関係がすぐに普通の親子のようになれるとは思わない。
それでも、もう母親のことを考えるたびに寂しい思いをしなくてもいい。
時間はかかったけど、一緒に少しずつ親子になれるよう努力していける。
それだけでも十分に満足できそうだと思った。
子育て6ヶ月目の現実
それから時は過ぎ、子育ては6ヶ月目に突入していた。
姫奈と陽平の子供の名前は、「宮城星(みやしろ ほし)」と名付けられた。
深夜になると盛大に夜泣きを始める星に悩まされている姫奈と陽平は、育児の大変さを身を持って実感していた―。
子供ができました【68話】感想・考察
姫奈と母親がようやく和解しました!!
前回に引き続き、泣かされるお話でした。
やっぱり、母親は不器用な人ってだけで、姫奈への愛がなかった訳ではないんですね。
昔、母親が仕事から帰ってきた時に、母親の笑顔を姫奈が一度だけ見たってエピソードがありましたけど。
あれは、愛する我が子の姿を見て、自然に漏れた母親の笑顔だったんだろうなと思いました。
どれだけ冷たくされても母親の愛情を求め続けてきた姫奈と、子供を愛していたのに、その気持ちを伝えられなかった母親。
長い年月を経て、ようやく両者の気持ちが通じ合って本当によかったです。
69話のネタバレは以下をどうぞ!

漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
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