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漫画ネタバレ

くだけるプリン【第1話ー①】ネタバレ感想!咲子の『ご褒美』と抱える虚無感

こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。

今回は、漫画アプリ『マンガPark』で配信中の作品、『くだけるプリン』第1話ー①のネタバレ感想を紹介していきます。

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※第4話以降は23時間ごとに
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くだけるプリン【第1話ー①】のネタバレ

ご褒美

…女はそれぞれ、自分への『ご褒美』を持っている…

昼休憩の時間になり、デパートの社員食堂には、多くの従業員が昼食をとるために集まっていた。

化粧品フロアで働く咲子(しょうこ)も同僚2人と一緒にトレーを持って好きな料理を選ぶ。

さっきから、同僚達は、自分たちへのご褒美は何がいいかという話題で盛り上がっていた。

高級旅館やエステ、ショッピングなど、贅沢な『ご褒美』が次々とあがる。

「ねぇ、咲子は何がいい?」

「…プリン。…売り切れてる…」

「えぇ!! 咲子の『ご褒美』は、120円のプリンなの!?

ちょっと… 安過ぎない?」

余りにも安い『ご褒美』に同僚達は、驚く。

咲子は、バイキング形式の昼食メニューの中でプリンをいつも楽しみにしていた。

売り切れていることにショックを受けていると、後ろから咲子を呼ぶ男性の声が聞こえる。

振り向いた先には、食堂で働いている佐合(さわい)がカウンター越しに立っていた。

「プリン、もう売り切れてたでしょ…

だから、コレ! 咲子さんの分、取っといたんです。

毎日、プリン食べてるから…」

佐合は笑顔で咲子のトレーにプリンを置いた。

仕事をする佐合の後ろ姿を、咲子はトレーを持ったまま見つめる。

…女はそれぞれ、自分のためだけの『ご褒美』を探す。

毎日の生活に疲弊した自分の励みとするために…

現実の生活

「ただいまー! 遅くなってごめんねー!」

咲子は、玄関から、リビングに向かって声をかけた。

しかし、夫の悟(さとる)からの返事は無く、家の中は静まり返っている。

咲子は、誰も居ないリビングに入るとスマホを取り出し、悟にメールを送った。

しばらくして、返事が届く。

『職場の同僚との飲み会だから、夕食はいらない。

伝えるの忘れてた』

向けられた好意

「咲子さん。今日もプリン取り置きしておきました。どうぞ…!」

咲子は、お礼を言ってプリンを受け取ろうと手を伸ばす。

不意に、手と手が触れてしまい、佐合は反射的に手を引っ込めた。

そして、真っ赤なった顔を隠すように背を向ける。

咲子の同僚達は、その様子を微笑ましい思いで見ていた。

「かわいいなぁ~、プリン君。」

「ねぇ。彼、リスクを冒してでも突き進むタイプだよ。

咲子が既婚者って知ってるのに、すごく積極的だし!!」

「確かに~! 好意を持たれるのは自由なんだから、いいと思うよ!」

2人の会話を黙って聞いていた咲子の中で、新たな感情が生まれる。

(もう、私は誰からも気にかけてもらえない… そう思ってた…)

冷めた関係

夜、家の用事をする咲子の横で、悟は、スマホのゲームをしながら愚痴り始めた。

「いまどきの若い人間は、言われた事しかやらないんだよー!

マジで、それ以上はやらない! ホントにそれだけ!

AIでも、自分で考えて動くっていうのに!

もっと、周りの状況を見て、判断して、行動しろって思うよ。

ほんっと、役立たずだわ~」

黙って聞いていた咲子が、口を開く。

「…家では悟君も同じだよ」

くだけるプリン【第1話ー①】の感想

家事と仕事に追われる毎日では、心が追い詰められてしまいます。

夫が、妻を蔑ろにしているなら、尚更ですね。

咲子は、毎日の佐合との僅かなやり取りに、救われているんだろうなと感じました。

自分にだけ、プリンを取り分けて待ってくれていたら、うれしくなって当然だと思います。

咲子に無関心な夫、そして、咲子に好意を寄せる佐合…

控え目な咲子は、2人の男性の間で何を思い、どう行動するのでしょうか…?

進展が楽しみです!

漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。

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