こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ「サンデーうぇぶり」で配信中の作品、「薬屋のひとりごと」37話『月精・前編(1)』のネタバレ感想を紹介していきます。
「薬屋のひとりごと」を読みたい方は、人気漫画アプリ「サンデーうぇぶり」で毎日1話ずつ無料で読むことができますよ〜!
※アプリのインストールが必要です
薬屋のひとりごと【37話】『月精・前編(1)』ネタバレ
噂
噂というものは、広く遠くへ伝われば伝わるほど、現実との解離は大きくなる。
ときにはそれが、伝承・神話と呼ばれるほどにも。
月の精とは?
翡翠宮にやってきた壬氏。
猫猫に向かって、真珠の涙を流す絶世の美女の話を聞いたことがあるか、と尋ねてきた。
絶世の美女なら、と思う猫猫は玉葉を見る。
でも心で思うにとどめて、「真珠の涙」とはなんなのかについて尋ねた。
壬氏いわく、「彼女が踊れば祝福するように光が舞って、その涙は真珠となってこぼれ落ちた」そう。
花街の女であることまでは突き止めているらしい。
なんでも、月の精に会いたいと、今来ている西方の特使が希望しているそうだ。
特使は幼い頃に、曽祖父から「茘国には月の精がいる」と聞かされたらしい。
「曽祖父ということは、かなり前の話ですね」と猫猫。
特使は大事な外交の相手だけに、できるだけ叶えてやりたいというのが壬氏の考えだった。
「もう生きているかもどうかも分からないが」と腕を組む壬氏に、
「生きてますよ」と猫猫。
「本当か?」
「壬氏さまも会ったことある方です」
そんな会話の挙句、壬氏は思い出す。
「緑青館」を経営している婆さんの姿を。
実は壬氏はすでに、特使に対して美女を集めての宴席は用意したという。
でも特使は満足せず、鼻で笑っていたそうだ。
猫猫は、「その美女たちに、夜のお相手をされた方は?」と尋ねた。
「それはできない」と壬氏。「特使は女性だからな」
それは厄介だ、と猫猫は思う。
東西で美に対する基準も違うし、同性ならなおさら見る目が厳しくなる。
壬氏さまに接待させればいいかもしれないけど、間違って夜伽を求められる可能性もある。
面倒は避けるに越したことはない、と。
猫猫は、特使がどれほど重要な相手かを聞いた。
壬氏いわく、西と北との交易拠点を抑えている相手だという。
その場所柄から、他国との混血が多くて美男美女が多いらしい。
とりあえず猫猫は「緑青館に文を出してみます」と言って締めくくった。
婆さんの話
緑青館の婆さんが後宮まで来てくれた。
お茶も出ないことに文句を言いながらも、猫猫の問いに答える婆さん。
異国の特使の接待をしたときの話だ。
「50年以上前の話さ。今ほど立派な宮殿がなくてね。祭儀城の遺跡を舞台に演舞を披露することになったんだ」
「で、婆さんが踊り手に選ばれたと」と猫猫。
「あたしを主役に十数人が踊ったよ。背が高かったのも選ばれた原因かもね」
婆さんはタバコをふかしながら続ける。
「ただね、あたしに嫉妬して嫌がらせする奴もいたんだ。あたしの衣装に虫の死骸をくっつけたりしてね」
でも婆さんは、そんなことに負ける性格じゃなく、最高の踊りを踊ったそうだ。
「踊りを見た者たちは、月の精をみるような目で私を見てね」
「その話は聞いたことあるからいい、他に変わったことは?」と猫猫。
話を逸らされた婆さんは、猫猫の頭をゴツン!
でもすぐに猫猫は立ち直って、婆さんは続けた。
「変わったこと? 虫が多くてまいった、ってことくらいかね」
舞台には果樹園と池があったため、虫が育ちやすい環境だったらしい。
役人が駆除してたけど、宴は夜だったため、灯にした火に集まってきたそうだ。
「踊ってる間もまとわりついていて、邪魔だったよ」
虫と聞いて、少し深く考える猫猫。
虫ばっかりいる中、この婆さんが月の精とまで呼ばれたのはなぜだ?
婆さんは、50年前の話を聞きたがる猫猫のために、準備してきたものを見せてくれた。
包んでいた布を外して、テーブルの上に置いたものは?
薬屋のひとりごと【37話】の感想
婆さんが猫猫に見せたものは、おそらく絵画でしょう。
後ろ側しか描かれていませんので、次回のお楽しみですね。
さて、月の精が婆さんだったのはいいとして、特使はいったい何を求めているのでしょう?
まだ特使の姿も出ていませんので、年齢なども不明ですが、おそらく若いと思われます。
なぜ月の精に会いたがるのか?
目的はなんなのか?
4〜6話くらいかけて描かれると思われますので、考察もじっくり楽しめそうですね。
無料で「薬屋のひとりごと」を読みたい方は、人気漫画アプリ「サンデーうぇぶり」で読むことができますよ〜!
※アプリのインストールが必要です