今回は、コミックシーモアの先行配信作品『クズの一掃』の1話について、ネタバレ感想をシェアしていきます。
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クズの一掃【1話】ネタバレ
正しい親子
校内では体育教師の体罰がはびこっていた。
竹刀を振るう竹野を止め、クラスメイトを助けたのは、阿左美千寿という生徒。
千寿は父親の影響で、汚いやつが許せないタイプなのだ。
「拳に頼らずとも、正しい行いができる」
そう言って、父は千寿の行いを褒めてくれる。
父は千寿が真っ直ぐに育ってくれたことを、嬉しく思っていた。
自分も、正しいことを行わなければ。
そう思いながら、父が新聞記事に向かっていると、玄関から誰かが入ってくる音がした。
父親に襲いかかる男たち
数人の男たちに拘束された、千寿の父。
連中は、悪さの情報を千寿の父に掴まれ、それをネットで拡散されるのを阻止しにきたのだ。
脅しには屈せず、情報は公開すると父は言う。
しかし、男たちの目的は違っていた。
１人の男はハサミを取り出し、父の指をいたぶり始めた。
痛みのあまり叫び声を上げるが、男は容赦しない。
父の最後
その頃、千寿は、友達の家で父のことを語っていた。
「正義感が強い、父さんみたいになりたいんだよ」
千寿が家に帰ると、何者かが家から出て車に乗っていく場面を目撃した。
家に入ると、父が暴れている様子を見て、異常を感じた。
叫び声を上げた父は、目から血を流し、帰らぬ人になってしまった…
父親の死と復讐心
父が亡くなったのは、車に乗り込んだ男たちのせいだと千寿は察する。
薬物中毒死で亡くなったのだと、事件はあっさり片付けられてしまった。
千寿は以前のような正義感も覇気もなくなり、暴力教師の竹野から一方的に体罰を受ける日々。
そんなある日。
「掃除なら手伝おうか？」
廊下を掃除するおじさんに声をかけられた千寿だが、「大丈夫」と返答した。
千寿を呼び出し体罰を振るう竹野は、血の涙（父の最後で見た状況）について言及する。
血の涙に関して報道はされていないため、竹野がなにかを知っているのだと、千寿は感づいた。
そして旧校舎では、掃除のおじさんが死体を片付けている場面に遭遇する。
千寿は、竹野が薬についてなにか知っているのだと、おじさんに話す。
「クズは一掃しないとな」
ウキウキした顔のおじさんに対して、千寿も同意したのだった。
クズの一掃【1巻】感想
父親を亡き者にされた少年が、復讐に燃えるお話でした。
主人公の父親はフリージャーナリストのため、ある情報を掴んでいた様子ですね。
違法薬物に関してのようですが、情報を公開される前に抹殺されるなんて。
正しいことを行えと言い続けていた父が亡くなるのは、辛かったことでしょう…。
そして正義感から、暴力で解決しようと主人公は決意します。
千寿に近づく謎のおじさんの正体も、気になりますね。
次回は教師の竹野を脅して情報を得る展開になりそうです！
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