こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『マンガワン』で連載中の作品、『土竜の唄』722話のネタバレ感想を紹介していきます。
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土竜の唄【722話】ネタバレ
日向子に会いたい!
3人はクラゲから落ちないよう、円になって手を繋いでいる。
吹き荒れる嵐の中、轟は涙を流しながらパピヨンに訴えかけた。
「日向子が生まれ変わってこの世界のどこかで生きてるのなら、会いたい! どうすれば会えるんだ?」
パピヨンは轟にまっすぐな視線を向けてから、言い放った。
「会いたいという欲望を捨て去り、イカシた男になって生きればいい! それだけだ!」
言葉をつぐむ轟。
玲二は2人の会話を黙って聞いている。
「(俺を)信じなくてもいい」と、パピヨン。
大きな波がクラゲを揺らし、体全体が斜めになりながら、轟はこう返す。
「信じる! 欲望も捨て去ろう」
「嘘だ」とパピヨン。
「言葉にするのは簡単だが、心の底から欲望が捨て切れていない。奇跡を起こすには、欲望を完全に捨て去ることだ」
波はさらに高くなり、クラゲが揺れる。
パピヨンは続けた。
「生まれ変わった日向子とは巡り会えなくてもいい。心の底からそう思えたなら、不可能が可能になる」
「日向子」と、ポツリつぶやく轟。
そして轟は、過去の会話を思い出すのだった。
轟の回想
大きな木々がある公園で、子供達がはしゃぎ回っている。
そんな中、日向子がこんなことを言ってきた。
「運命の人とは、小指同士が赤い糸で結ばれてる。でもどうして赤い糸なんだと思う?」
日向子は真っ直ぐな目で続けた。
「強く引っ張ると切れてしまうからなのよ」
パピヨンを信じる
パピヨンの言葉を理解した轟。
「日向子に会いたい気持ちが強いと会えない、それはわかった。でもなぜオレに教えたんだ?」
するとパピヨンは、こんな答えを出した。
「魂は今世のステージで全力で踊り抜き、新しい人生でキレッキレのダンスだ。心入れ替えて、残りの人生ピッカピカに輝け」
「この人生はサルサで、次はサンバか?」と轟。
「生命は転生し続ける。肉体の崩壊など1ミリだって怖がる必要がない」
「お前を信じよう」と轟は言い放った。「次の舞台が楽しみだ」
ステップを踏む
ふと気づけば、クラゲが海に沈もうとしていた。
どうやら疲れて眠くなってきたと、玲二が言う。
そこでパピヨンは、クラゲを呼び覚まそうと、ステップを踏んで眠気を覚まさせる作戦に出た。
「ハ」と声も出しながら、軽やかなステップを踏むパピヨン。
玲二も続き、さらに轟も踊り出した。
手を繋いだまま、脚で音頭をとる3人。
「人生はダンスだ、楽しく踊って、次のステージさ」
するとクラゲにもその気持ちが通じたのか、浮上してきたではないか。
3人は意気揚々と、さらなるステップを踏む。
だがしかし、それでもクラゲの眠気は完全には冷めない。
またしても沈もうとしている。
クラゲに声をかけながら、楽しく踊ろうとする玲二と轟。
「悔いのないダンスを踊るんだ」とパピヨン。
「ツイスト、ロックンロール」と轟。
ワルツに、サンバ!
やがて日が暮れて、夜になった。
夜明け
カモメが鳴き声を上げながら空を飛んでいる。
クラゲの上で眠る3人は、どこかの島にたどり着いていた。
土竜の唄【722話】の感想
パピヨンの言葉が胸に響いた轟は、日向子への想いを完全に振り切ることができたのでしょうか?
ダンスを踊るシーンの最後には、しっかりと「日向子ーーーーーっ」と叫んでましたけどね。
激しい嵐の中、ステップを踏み続けた3人の想いが通じたのか、クラゲは沈まずに海面に浮き続けてくれたようです。
夜明けになって、どこかの島にたどり着きました。
木々に囲まれる中、なにやら怪しい一軒家がポツリと建っています。
3人に何が待ち受けているのでしょう?
また新たなる舞台へと突入しそうですね。
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
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