こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『マンガMee』で配信中の作品、『モラルハザード』27話『奈美、初めての夜逃げ①』のネタバレ感想を紹介していきます。
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26話ネタバレは以下をどうぞ!

モラルハザード【27話】『奈美、初めての夜逃げ①』のネタバレ
奈美の一家が夜逃げした日
奈美は、新しい家のベランダから、夜逃げした出来事を思い出していた。
陽介が太田から逃げようと言い出した日。
陽介は、必要な物だけ持って逃げようと言って、夜逃げの準備を始めた。
やけに手際のいい陽介の対応に奈美は不安を抱く。
逃げる直前の騒動
急いで家から出ようとした時、向日葵が騒ぎ出した。
「ノノちゃんはどこなの?」
奈美がぬいぐるみのノノちゃんを向日葵に手渡そうとした時、置いていた場所にノノちゃんがないことに気づいた。
(向日葵がぐずるから、ここに置いていたのに!?陽介がダンボールの中に片付けたの!?)
ノノちゃんは、向日葵が気に入っているウサギのぬいぐるみだった。
寝るときもいつも一緒で、不機嫌な時もノノちゃんを抱っこすればご機嫌になってくれる。
奈美にとっても、ノノちゃんは子育てに必須のアイテムだった。
焦る最中に急かされて
「奈美っ!夜が明ける前に、はよ逃げるで!!」
玄関先から陽介が奈美を急かす。
「でも、ノノちゃんが…」
「そんなん、どうでもええやろ!!」
奈美は、向日葵にノノちゃんは後で出してあげると言って、向日葵をなだめようとする。
「イヤだっ!!ノノちゃん、どこ!!」
向日葵は、ノノちゃんがいないと嫌だと大声でダダをこねる。
陽介が向日葵を黙らせないと、近所に声が聞かれてしまうと奈美に苦情を言う。
奈美は、陽介が勝手にノノちゃんをどこかに片付けるからだと、心の中で反論する。
我慢の限界に達した瞬間
「イヤだ~~~っ!!!」
向日葵は、大声で泣き喚く。
「何やってんねん!はよせぇやっ!!」
グズグズしているふたりの姿を見て、陽介が奈美をせかす。
奈美は、向日葵が好きな動物クッキーをあげようとする。
「これあげるから、少しだけ我慢してね」
「イヤっ!いらない!!」
向日葵は、クッキーを奈美の顔に投げつける。
その瞬間、奈美の我慢が限界に来て、とっさに向日葵の頬を引っぱたいた。
心と体がバラバラの状態
頬を叩かれた向日葵は、火がついたように大声で泣き出す。
「うわぁあああん!!」
驚いた陽介が向日葵を抱き上げて、奈美に怒鳴りつける。
「お前、何してんねんっ!子供にあたることないやろ!!」
奈美は、向日葵を引っぱたいてしまった行動が自分でも信じられず、呆然とその場にしゃがみ込む。
「これ、何なの?…こんなのおかしいよ…」
壊れたような表情で奈美がつぶやく。
向日葵を叩いてしまった手の痛みも胸の痛みも感じているのに、涙が出てこない。
体に感情が追いつかず、思考が停止状態に陥っていた。
それでも他に選択肢はないから…
「奈美、今はそんなこと言ってる場合とちゃうんや…。ここを出れば大丈夫やから、はよ行こう」
陽介が奈美を必死に説得する。
(一体、何を言っているの?)
ここから逃げたって、大丈夫な訳がないと奈美の頭は陽介の言葉に反論する。
(そんなわけないのに…)
奈美はそう思いながらも、陽介が差し出す手を握り返した。
(それでも、この手にすがるしか道はないんだ…)
奈美は死んだような目で陽介の手を握り、一緒に逃げる道を選んだ―。
モラルハザード【27話】『奈美、初めての夜逃げ①』の感想
奈美が夜逃げした出来事が明かされました。
今までずっと抱えていた不安と問題が一気に噴出して、ギリギリ保てていた奈美の精神が限界にきてしまったようです。
客観的な読者の視点だと、陽介と一緒に逃げなくても、離婚して向日葵と違う土地で暮らす選択肢もあると思うんですけど。
こういう追い込まれた時の精神状態って、視野が狭くなってまともな判断ができなくなりますからね。
奈美が他の道を選べないのも、仕方がないのかもしれません。
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
28話ネタバレは以下をどうぞ!

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