こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『マンガMee』で配信中の作品、『モラルハザード』4話『高畠杏子①』のネタバレ感想を紹介していきます。
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※4話以降は23時間ごとに
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3話ネタバレは以下をどうぞ!
モラルハザード【4話】『高畠杏子①』のネタバレ
真琴の家族写真を眺めながら
真琴がSNSで上げている家族写真を眺める杏子。
(のんきそうでいいわね…)
家族と幸せそうに笑っている写真を見て、心の中でつぶやいた。
夫の実家からの帰り道
高畠杏子(たかはた きょうこ)は、夫の亮太と娘の莉伊佐(りいさ)の3人暮らし。
夫の実家は群馬にある名家で、今は実家の本家から車で自宅に帰るところだった。
「…33回忌には、もう出なくてもいいんじゃないかしら?」
杏子はため息をつきながら、夫に言った。
今日出席した33回忌は、かなり以前に他界した親戚のものだった。
杏子達は一度も会ったことがない相手で、33回忌の集まりも年寄り同士が暇潰しで集まっているだけに見えた。
「大学病院も忙しいし、無理しなくてもいいんじゃない?」
「そうはいかないよ。あれでも、大事な家のしきたりだからね。長男の僕は出ないといけないんだ」
亮太は、長男の立場上、やめる訳にはいかないと言う。
「それに、父も母も杏子と莉伊佐に会えるのを楽しみにしているからね」
莉伊佐は初孫だから可愛くて仕方がないんだろうと話す。
(は?何を言ってんの?私達があの家でどんな扱いされていると思ってるの!?)
今日も散々な目にあったのにと、亮太の言葉に怒りが込み上げる。
しかし、杏子は心の中の言葉をそのまま黙って飲み込んだ。
完ぺきな人生を歩んできたのに…
亮太と結婚する前の杏子は、理想通りの完ぺきな人生を歩んできた。
猛勉強して難関の名門女子校に入り、子供の頃から夢だった国際線のCAにもなれた。
友人達からの憧れの的な存在で、ハイスペックな男達にもモテて、男も選び放題。
そんな中で、杏子に選ばれた幸運な男性が亮太だった。
亮太の実家は代々続く名家で、曾祖父は地元の県会議員を務めた経験があり、親戚も地位の高い者達ばかり。
亮太は、大学病院の勤務医に過ぎないが、義父は東京で開業している。
まさに理想的な結婚相手で、亮太と結婚した時は女の幸せを全て手に入れたと思っていた。
どうしても手に入らないもの
しかし、ただひとつ女として手に入らないものがあった。
結婚して3年目になっても、杏子と亮太の間には子供ができなかった。
杏子は、不妊治療を受け始めるが、今まで完ぺきな人生を歩んできた杏子にとって、思い通りにいかない不妊治療は精神的につらかった。
ある日、二人目を妊娠している杏子の友人が杏子に言った。
「大丈夫だって。子供なんて自然にできるから」
友人は、二人目はまだ急いでなかったけど、子供なんてすぐにデキてしまうと杏子に話す。
「…は?何言ってるの?全てにおいて私より劣ってる人間が、子供を産んだくらいで大きな顔しないでよ?」
杏子を見下す友人に向かって、杏子は冷たい顔で言い放つ。
そして、杏子はその瞬間に友人との縁を切った―。
モラルハザード【4話】『高畠杏子①』の感想
大学病院の勤務医をしている夫とひとり娘がいる、高畠杏子のお話です。
夫の実家で苦労してそうなキャラだなと思いましたが、やっぱり冷遇されているみたいですね。
義父母からは、男の子を望まれていたのに、ようやく生まれてきた子が女の子で肩身の狭い思いをしているってところでしょうか。
ハイスペックな男との結婚が必ずしも幸せとは限らない。そんな典型的な人生を歩んでいそうな女性です。
不妊治療中の杏子に無神経なことを言う友人は、普通に縁を切っていいんじゃないかと思いました。
しかし、友人と絶縁する時の杏子のセリフも辛辣なので、お互い縁を切って正解な気がします笑
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
5話ネタバレは以下をどうぞ!
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