こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
2020年12月25日に映画公開される「えんとつ町のプペル」ですが、台本が購入できることが普通の映画とは違っています。
先に内容を知れちゃう映画なんて前代未聞ですが、それがキンコン西野さんの考えなんですね。
前置きはこれくらいにして、さっそくネタバレいってみましょ〜〜!
※ストーリーを知りたくない方は、映画館でごらんください。
【映画】えんとつ町のプペルのネタバレ
赤い心臓
えんとつ町のゴミ山に、赤い心臓が落っこちた。
心臓にはゴミが吸い付き、臭くて汚いゴミ人間が誕生する。
ハロウィンの仮装パーティー
その日はハロウィンの夜だった。
化け物たちに混じって、ゴミ人間もお菓子をもらって歩く。
ひと段落すると、みんなは被り物を取っ払う。
中から出てきたのは、人間の子供たち。
ゴミ人間だけが本当の化け物だったため、みんなから「あっちいけ」と言われちゃう。
嫌われ者のゴミ人間
異端審問官に追いかけられ、ゴミための中に落ちたゴミ人間。
収集車が発車して、そのまま焼却炉へまっしぐら。
「たすけて」の声を聞きつけた少年『ルビッチ』が、収集車の荷台に飛び乗ってゴミ人間と出会う。
焼却炉にたどり着き、危うく燃やされそうになるけど、どうにかこうにか助かって、トロッコへ(ここが映画の見せ場)!
派手に走ったトロッコをどうにか止めると、2人は地下炭鉱の中を一緒に歩き出す。
そこでルビッチはゴミ人間に、「友達になってください」と頼み込んだ。
ルビッチは学校の友達に馴染めなくて、いつも一人ぼっちなのだ。
お母さんを心配させないために、友達の存在が必要だったのだ。
名前がないというゴミ人間に、「ハロウィン・プペル」と名付けたのもルビッチだった。
スコップ
少し歩くと、お調子者の鉱山泥棒「スコップ」登場!
自分でいろいろ秘密を暴露するスコップは、その秘密を守ってくれるなら3つの願いを叶えてくれるという。
そこでルビッチは、1つ目の願いとして出口までの道案内を頼むのだった。
友達作戦
庭の水道でプペルの背中を洗うルビッチは、母親のローラにプペルを紹介した。
ルビッチとプペルの友達作戦は、とりあえず成功!
煙突掃除人たち
異端審問官からプペルを匿うため、煙突掃除人たちを頼るルビッチ。
ルビッチもまた、煙突掃除人の一員なのだ。
みんな協力的で、リーダー格のダンがミシンの仕事をプペルに与える。
スーさんも、ルビッチやプペルの味方だ。
父からもらったブレスレット
煙突掃除人でもあるルビッチが煙突を掃除中、プペルと会話していた。
落とし物の話になって、「前にお父さんからもらったブレスレットを落とした」と話すルビッチ。
ふと世界を見れば、とても発達したえんとつ町の光景が。
でも上を見れば煙が一面を覆っていて、もくもくもくもく曇ってる。
「ねえプペル、ホシって知ってるかい?」とルビッチ。「あの煙の上には、光り輝くホシが浮かんでるんだ」
「ホントですか?」
「分からない」とルビッチ。
実際、えんとつ町の空は四六時中雲に覆われていて、人々は青い空も知らなければホシも知らないのだった。
見えないものは、信じられないのだ。
「僕の父ちゃんが作ったおとぎ話さ」とルビッチ。
1年前の回想
街角で紙芝居をするルビッチの父『ブルーノ』。
えんとつ町を覆う煙の上には、ホシがあるという紙芝居だ。
お客さんは子供が2人だけ、そのうち1人はルビッチだ。
町の人たちはみんな、ブルーノのことをバカにしてる。
ルビッチまでバカにされたブルーノは、たった1人で立ち向かう。
でも多勢に無勢で、ボコボコにされてしまった。
家に帰ったブルーノとルビッチ。
ブルーノは、「上を見ろ」と言う。
「あの煙の切れ間から星が顔を出したとしても、ほんの一瞬だ。それを見逃すと、見ることができねえ。星を見るには、その一瞬を見逃さねえよう、誰よりも長い間、ずっと上を見続けなきゃいけねえんだ」
さらにブルーノは、
「1人になっても、信じて上を見続けたらよ、お前と一緒に上を見てくれる同士が現れる。友達だ」
アントニオ
仕事に向かうプペルを、町の子供たちが取り囲む。
その中でもリーダー格のアントニオは、ホシの話をしたプペルを殴りつける。
プペルはルビッチから口止めされてたのに、ついうっかりホシの話をしちゃったのだ。
「星なんてねえんだよ」とアントニオ。
ゴミ人間を追う異端審問官
異端審問官が、子供達にゴミ人間の行方を尋ねる。
いっぽうのルビッチは、煙突掃除人の仲間であるスーさんから「異端審問官に気を付けろ」と言われていた。
1年前の回想
帽子を飛ばされたルビッチがしょげていると、ブルーノが声をかける。
「屋根の上にあるじゃないか」というブルーノに、「あるわけないよ」とルビッチ。
「見たのかよ?」とブルーノに言われると、
「見なくてもわかる」とルビッチ。
「馬鹿野郎、確かめなくちゃわかんねえだろ」
励まされて梯子にの登ったルビッチは、下を見て怖がってしまう。
「下を見るから揺れるんだ。上をみろ」とブルーノに励まされ、屋根の上に帽子を見つけた。
帽子を取り戻して梯子から降りたルビッチを、ブルーノは誇らしげに迎えるのだった。
「頑張ったな、チビ」と。
「ルビッチだよ」
ローラ
アントニオに殴られてボロボロになったプペルを、ルビッチが迎えた。
そのころルビッチの母『ローラ』のもとに異端審問官がやってきて、ゴミ人間と一緒にいるルビッチはどこかと尋ねていた。
異端審問官は言う。
「星を見ようとしているそうだな。これ以上目立った真似をすると、海に沈むぞ! ブルーノのようにな」
「ブルーノを殺したのは、お前らなのか?」とローラは憤慨する。
しかし銃を突きつけられ、何もできなくなってしまうのだった。
スーさんは異端審問官
煙突掃除をしているダンを、スーさんが吹き矢で狙った。
なんとスーさんは、異端審問官の仲間だったのだ。
ダンが気を失って倒れると、救急隊員がすぐにやってきた。
でも救急隊員たちは実は異端審問官だった。
しかし、煙突掃除屋たちがダンを運んで行ってしまい、異端審問官たちに連れ去られずに済む。
病院のロビーで、煙突掃除屋たちは、さっきの救急隊員は異端審問官だと噂しあう。
そんな危機に見舞われたのは、ルビッチがゴミ人間なんて連れてきたからだ、との意見が上がった。
それを聞いて、ルビッチはその場を走り去るのだった。
プペルを責めるルビッチ
地下街に来たルビッチは、アントニオに会う。
「あのゴミ人間が言ってたぞ。お前が星を探してるって」
アントニオはどうしても、ルビッチが星を見つけるのを諦めさせたいのだった。
なぜなら、自分自身が星を見つけるのを諦めたから・・・
プペルと再開したルビッチは、星を見つける話を暴露されたことを責め立てた。
そしてルビッチは、プペルと絶交するような言葉を吐き捨てて走り去るのだった。
ブレスレット発見
1人になったプペルは、自分の頭にある傘から、ルビッチが探しているブレスレットを偶然見つけた。
後になってそれをルビッチに持っていくと、ようやく仲直りすることができた。
それをルビッチに返そうとするが、ルビッチはあることに気づく。
「それって、君の脳ミソなんじゃないのか?」
でもプペルは、このまま自分が持っていると、町の人たちに千切られて持っていかれる、と言って返そうとする。
それでもルビッチは受け取らない。
「2人で一緒にいよう。そうすれば、父ちゃんのブレスレットにも毎日会える」
少し照れるプペルは、人差し指で鼻の下をこする(ブルーノのくせ)のだった。
プペルにブルーノの魂が!
プペルの視界に、ルビッチの幼い頃の姿が映った。
記憶の中にある映像だ。
さらに、心臓が大きく波打ち、何かが自分を呼んでいることに気づく。
ルビッチとともに、そこに向かうプペル。
黒船
そのころ砂浜では、海から何か巨大なものが出てこようとしていた。
何事かと集まる野次馬たち。
それは、異端審問官が沈めた黒船だった。
異端審問官はかつて、えんとつ町から外に出ようとしていたブルーノを、船ごと沈めたのだ。
黒船を見て、それが父の紙芝居に出てきた船だと気づくルビッチ。
プペルに協力を願って、星を街のみんなに見せるための行動を起こす。
スコップに助けを求める
ルビッチがやってきたのは、スコップの元だった。
2つの願いが残っていることを伝え、無煙火薬を分けてくれるようにお願いする。
最初は拒むスコップだが、ルビッチが「この街を覆う煙を吹き飛ばす」という目的を伝えると、ロマンを感じて渡してくれた。
さらにスコップは、この街の歴史についても教えてくれた。
今から250年前の話。
人々はお金に生活を支配され、ついには奪い合いを始めた。
そこに登場したのが「シルビオ・レター」という経済学者だった。
レターは、時間が経てば腐るお金『L』を開発した。
そうすることで、人々は腐る前にお金を使おうとし、経済がよく回り始めた。
でも、中央銀行にとってはそれは面白くなかった。
お金が銀行に集まらないと、運営できないからだ。
結局、中央銀行の圧力で、Lは廃止とってしまう。
しかし、レターの子孫はLを復活させるため、中央銀行の手が届かない土地へやってきた。
それが、このえんとつ町なのだった。
なぜ、えんとつ町の空が煙に覆われているかというと、町の連中に外の世界を忘れさせるため。
異端審問官たちが、自分たちの利益のためにそうさせているのだ。
人々が外の世界に目を向け、夢をもったりすると、うまい具合に扱えなくなるから。
ルビッチの夢・希望
黒船に向かうルビッチとプペル、それにスコップ。
異端審問官に見つかり、捕まりそうになる。
しかしスコップが割ってはいり、審問官たちにいろいろとウンチクを披露することで時間を稼いだ。
これが、ルビッチから頼まれた3つ目の願いだった。
その間に黒船を浮かす準備を進めるルビッチとプペル。
野次馬たちが噂していた、「ホシを見に行こうなんて、馬鹿なことだ」と。
ルビッチは俯いていたが、ついに感情を爆発させた。
「見たのかよ? あの煙の向こう側を、誰か見たのかよ? 誰も見てないだろ? だったら、まだわかんないじゃないか!」
その言葉を聞いたルビッチの母ローラが、励ます言葉をかけた。
最後に、「絶対に帰ってくるんだよ!」と伝えて。
「はいっ」と威勢よく返事するルビッチ。
ルビッチたちを捉えようとする異端審問官たちだが、煙突掃除屋たちもルビッチたちを守ってくれて、船を浮かす準備が進む。
アントニオも出てきて、船を縛るロープを解くためルビッチたちに協力してくれた。
実はアントニオは、1年前にブルーノの紙芝居を見ていたもう一人の子供だったのだ。
そのころのアントニオは、まだ夢を持っていて、ホシの存在も信じていたのだった。
星が見つかったら、諦めた自分が馬鹿に思えるから、諦めないルビッチが気に食わなかったのだ。
それが、ここにきてルビッチの夢に賭けてみたくなったらしい。
巨大バーナーからの熱を受けた布が膨らみ、船は浮かんだ。
上へ、上へ。
プペルがブルーノに!
乗組員のルビッチとプペルは、苦労しながらなんとか火薬を使おうとする。
火薬樽にたくさんの風船をつけて飛ばし、それでもくもく煙を吹っ飛ばそうと。
しかしトラブルが発生し、火薬樽が網に引っかかっちゃった。
それを外すため、ルビッチは網に登ることを決意する。
早くしないと、船ごと爆発してしまう。
登っていく最中、「上を見て」とプペルに言われ、父の面影が重なった。
そしてプペルは、自分がルビッチの父親であったことを思い出す。
気づけばプペルは、ブルーノの口調になっていた。
「頑張れ、チビ」と励ますプペル。
ルビッチは火薬樽を網から外し、船を走らせて距離を取る。
そして火薬樽が大爆発!
一瞬にしてもくもく煙が消え去った。
現れたのは、満点の星空。
プペルの口調を聞いたルビッチは、プペルが父であると気づいて涙を流す。
「男が泣くんじゃねえ!」とプペル。
「頑張ったな、チビ」とも。
「ルビッチだよ」と答えてすぐに、プペルの体が崩れてしまう。
心臓はころころ転がり、風船に絡まって飛んでいってしまった。
下で見ている街の人たちも、星空を見上げていた。
【映画】えんとつ町のプペルの感想
このお話の主人公は誰なんだろう、と考えたときに、やっぱりルビッチだと思いました。
絵本をまず読んで、その後に台本を読んだのですが、やっぱりルビッチが一番主人公っぽかったんですよね。
でも、ルビッチの父であるブルーノが主人公みたいなんです、作者の西野さんが言うには。
ほうほう、なるほど、って思いました。
ブルーノは絵本には登場しないのですが、映画のほうでは、大人の中でもただ一人、星の存在を信じるキャラとして描かれています。
それはルビッチにも影響し、星を探す行動を起こすわけですね。
結局のところ、主人公が誰かなんて関係ないのかもしれません。
登場人物はみんな主人公です。
自分にとって共感できるキャラクターを主人公に見たてりゃいいんでしょうね。
【映画】えんとつ町のプペルのネタバレ感想と結末!あらすじを最後まで!:まとめ
今回は、 『映画』えんとつ町のプペルのネタバレ感想を、結末(最後)まで紹介しました。
とりあえずネタバレ感想はここで終わります。
また別の記事で「えんとつ町のプペル」について書く予定ですので、よろしければそちらのほうもご覧いただければと思います。