こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『GANMA!』のオリジナル作品『七瀬さんの恋が異常』第3話のネタバレ感想を紹介します。
『七瀬さんの恋が異常』を読みたい方は、『GANMA!』で読むことができますよ〜!
七瀬さんの恋が異常【第3話】『愛情、ゆえの〇〇』ネタバレ
いってらっしゃい
「高橋さん! おはようございます!」
「ん… おはようございます…体が痛い…」
ソファで眠っている高橋の姿を動画撮影しながら、七瀬は挨拶した。
痛む腰をさすりながら起き上がる高橋に、七瀬はベッドで寝ることを提案するが丁重にお断りする。
「これ、見てください!
高橋さんのために朝食、いっぱい準備したんです!」
目の前のテーブルに、大量の料理が所狭しと並べられていた。
(うっぷ…)
胃のむかつきを堪えながら、七瀬に朝食は食べない事を伝える。
一瞬、落ち込んだ様子を見せたが、次に着替えを手伝おうとネクタイを手に取った。
(ぐ、ぐえぇー!)
首が絞まって咳き込む高橋は、時間がないからと自分でネクタイを締める。
会社に向かおうとする高橋を七瀬は笑顔で送り出した。
「高橋さん、いってらっしゃい!」
「いってきます!」
(いってらっしゃいか… 実家で暮らしてた時以来かも…)
ルームシェア
仕事中にもかかわらず、つい、七瀬の事を考えてしまう。
(悪い人じゃないのかもしれない… どっちかというといい人!?
食事とか、お風呂とか… 至れり尽くせりって感じだったしな…)
休憩中には、新しい家を探すため、ネットで物件を検索。
(知らない人と住むのは不安だけど… 早くあそこから出て行きたいし…)
高橋は、好条件のルームシェアに申し込んだ。
ルームシェアの面接当日。
コーヒーを入れてくれた七瀬に、今日は予定がある事を伝える。
高橋は、同僚と映画を見に行くという嘘までついて、ルームシェアの件を隠した。
そして、無事面接も終わりが近づき…
「高橋さん、内見、いかがでしたか?」
カフェに入り、高橋は、2人の女性と向かい合って座る。
(ルームメイトもいい人そうだし、家も綺麗だったし…)
高橋が前向きに検討しようと思った矢先、
「あの…実は、入居者は、高橋さん以外全員女性なんです… それでも大丈夫ですか?
カップルが出来て、みんな出ちゃったんです…」
少しの間、思案した高橋は、口を開く。
「はい、お願いし…」
「高橋さん?」
その声に背筋が凍る思いがした。
振り向くと、七瀬が立っていて、2人の女性をじっと見ている。
(えっ?! 何で? どうしてここにいるんだ?)
動揺と共に、恐怖心が高橋を襲う。
急いで事情を説明する高橋に納得した様子で七瀬が言った。
「ルームシェアのお話だったんですね。私の知り合い、紹介しましょうか?」
そう言って、起業家だという2人の男性の写真を見せた。
イケメンが写る写真に目を輝かせる女性たち。
まして、彼女がいないという好条件に2人の女性は飛びついた。
結果は、高橋、不採用…
執着と願望
マンションに戻り、高橋は、今日の出来事について七瀬を責めた。
冷めた目で七瀬は、答える。
「それはこっちのセリフです。
高橋さんには、ちゃんとここに家があるじゃないですか!」
「七瀬さん、おかしいです。 どうして俺にこんな執着するんですか?」
「私、高橋さんが好きなんです。私があなたを幸せにしたい… そう思って…
…でも、やり過ぎでしたね…」
そう言って、高橋に背を向けた。
ソファに座ったままの高橋は、悲しげに眉を下げ、自分の言動を反省する。
「いや…俺もキツイ言い方をしてしまいました。
七瀬さんには、今までたくさんお世話になっているのに… 感謝だってたくさん…」
その言葉を聞いた七瀬は、振り返り高橋を見つめて言う。
「今まで生きてきて、こんなに高橋さん想いの人いましたか?
今までも、そして、これから先も、私が1番です。
私に、黙って幸せにされとけばいいんです!」
そう言い切る七瀬の表情は、自信に溢れていた。
「…でも、私に嘘つきましたよね。同僚と映画に行くって…
罰として、この首輪をつけて下さいね」
七瀬が取り出したのは、鎖がついた高橋専用の首輪だった。
七瀬さんの恋が異常【第3話】『愛情、ゆえの〇〇』感想
七瀬の行動の根底には、いつも高橋への愛があるんでしょうね…
それにしても歪んでます!(笑)
「普通」が通用しないって、こんな大変なんだと思いました。
それに振り回される高橋がとても面白かったです。
独占欲や、支配欲といった欲望も包み隠さず、流れ出ていました。
ここまで来たら最後まで貫いてほしいとさえ思うくらいに…
「黙って幸せにされとけばいい」というセリフ、格好良かったです。
高橋も言われて、満更でもない様子でしたし、この先の展開に期待が大きく膨らみます!
『七瀬さんの恋が異常』を読みたい方は、『GANMA!』で読むことができますよ〜!