こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『ピッコマ』で配信中の超人気作品、『俺だけレベルアップな件』30話のネタバレ感想を紹介していきます。
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第29話のネタバレは、以下をどうぞ!
俺だけレベルアップな件【30話】のネタバレ
ハンター殺し
「できるだけ苦痛を与えてから殺してくれと依頼を受けてるのに、こんなに早くくたばられちゃ困るなぁ。まあ、内臓引きずりながら命乞いする様は見ものだったけどなぁ。ガキどもは、とっととお前を始末したくてしょうがないってよ」
陰湿な笑いを浮かべる道門が、残り1人になった囚人ハンターに話しかけていた。
そこへ、小さな洞穴のような場所からやってきた真島たち。
2人の囚人ハンターがすでに始末され、残り1人を片腕で持ち上げて立っている道門の姿と遭遇した。
「そこで何してんだ?」と、冷たい表情で真島たちに声を掛ける道門。
「道が繋がってたのか」と言いながら、左手に持った短剣で囚人の首を刎ねた。
「ってことは、左側がボスへの道ね。迷わずに済みそうだ。予定は狂ったが…」
旬たちが移動する
悲鳴を聞き、凄まじい殺気を感じた旬。
すぐに、悲鳴が聞こえたほうへと走って向かう。
目の前に洞窟が見えたとき、旬は右から何かが襲い来るのを感知した。
いきなり短剣で観月の顔を狙った道門だが、旬が道門の手を掴んで回避した。
「わお、速いじゃん」と道門。
心の中で道門は、自分の攻撃が受け止められたことを不思議に思っていた。
さっと回転して距離をとった道門は、旬の力の強さに少し驚く。
「あれを避けるとは、勘がいいな。非戦闘系でもB級ヒーラーは邪魔なもんで、真っ先に始末しようと思ってたが、作戦変更だな」
道門の後ろには、すでに葬られた3人の囚人ハンターと、大柄なハンターが横たわっている。
「協会の人間がなぜ?」と叫ぶ馬淵。
旬は横目に、何かを発見した。
家族と会話する真島
(以下のシーンはセリフのみ。絵はありません。)
「ハンター引退したら? 危険すぎるわ。もしもあなたに何かあったら…、って思いながら待つ身にもなってよ」
「不景気なんだ。金に困るよりマシだろ。協会だって、危険なダンジョンに低級ハンターを行かせたりしねえよ」
「そうよね。上の子は来年中学だし、下の子も幼稚園でお金がかかるわ。気をつけてね」
「ああ、愛してるぞ」
「パパ〜、パパはなんでハンターなの? 友達に言ったら、みんなびっくりしてたよ。他の家のパパより強いの?」
「そうさ。怪物だって倒せるんだ」
「パパは強いんだね」
「覚醒する者は千人に一人、中でもD級以上は五千人に一人だけ。俺もそのうちの一人だが、ハンターの前に夫であり父だってことを分かってる。だから生きて帰る。死ぬわけには…」
真島の死
壁際で座り込む真島を見て、旬はすぐに観月に声をかけた。
「観月さん、治療を。早く!」
観月が治療に当たったが、真島は息も絶え絶えに「どうせ、死ぬ」とつぶやいた。
地面には大量の血。
血液がなくては、ヒーラーも癒せないらしい。
真島を鼓舞しようと、旬は叫ぶ。
「家族がいるんでしょ、生きてください。意地でも生きてくれないと、恨むことすら、できないじゃ…」
真島は旬を見上げ、詫びの言葉を口にした。
「すまん。ちゃんと頭を下げて詫びるつもりだったが、今下げると、死んじまう」
喋りながらも、口から血が流れ出る。
「兄ちゃん、すまなかった。本心だ」
最後にそう言い残すと、真島はガクッと頭を垂れた。
真島の死を悟った旬は、道門に背中を向けたまま聞く。
「どうしてこんなことを?」
「さあね」と道門。「モンスターと同じ、一種の災害かな」
口元を緩めた道門は、「いいシナリオが浮かんだ」と前置きして話し出した。
「ゴブリンに皆殺しにされるという設定だったが、変更だ。逃亡しようとした囚人どもがお前らを殺し、それに気づかずボスと戦ってた僕にも背後から襲い掛かる。しかし僕のほうが強かったため、僕だけが生き残る。完璧だろう」
「ゴミめ」と旬。
馬淵は旬の肩を叩き、「君に勝てる相手ではない」と自分が前に出た。
B級相手に、C級の自分じゃ勝てないことを分かっていながら。
まして道門は暗殺タイプ、速度じゃ絶対敵わない。
しかし暗殺タイプは防御が弱い、魔法を1回でも当てられれば可能性はなくもない。
真島の亡骸に一言声をかけ、馬淵は真島の剣をとった。
「観月さん、肉体強化魔法を頼む」
「はい」と返事した観月は、すぐに魔法をかけた。
接近戦に誘導し、回避不能の距離まで近づくことが、馬淵の戦略だった。
「魔法使いが何を?」と、余裕の笑みを浮かべる道門。
「魔法使いに肉体強化魔法をかければ、逆に疲れてしまう。不要なバフスキルだ。しかし今の私は、剣士だ」
剣を片手に構えた馬淵の体が、強化魔法の光に包まれていた。
俺だけレベルアップな件【30話】の感想
道門の強襲を防いだ旬。
そしてたどり着いたのは、囚人ハンターだけじゃなく真島たちまでやられてしまった現場でした。
すでに瀕死の状態だった真島は、家族との会話を思い出します。
観月の回復魔法も虚しく、そのまま息を引き取ってしまう真島。
感傷に浸っている場合ではありません。
道門の相手をせねば、殺されてしまう状況なのですから。
立ち上がったのは、やはり馬淵でした。
旬がいかに強いかを知らないため、自分が戦うしかないと思っているようです。
魔法使いでありながら剣を取った馬淵は、どんな風に道門と戦うのでしょう?
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
※4話以降は23時間ごとに1話ずつ読めます。