こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『ピッコマ』で配信中の超人気作品、『俺だけレベルアップな件』70話のネタバレ感想を紹介していきます。
第69話のネタバレは、以下をどうぞ!
俺だけレベルアップな件【70話】のネタバレ
隠密でサポート
さっきまであれほどまでに猛威を奮っていたハイオークたちが、急に強さを潜めていた。
外園の振り下ろす剣も、あっさりとハイオークの正中線(体の中央にある縦の線)を通った。
息を切らしながらも、外園は思う。
いきなり戦いやすくなったぞ…
メンバーを見渡しても、やはりハイオークを圧倒してゆくシーンが見られた。
メンバーは気づいていないが、旬がサポートしていたのだ。
旬はハイオークの足や胴体、上腕や脇腹などを狙い、短剣でダメージを与えていた。
メンバーに気づかれぬよう、隠密を使って。
異変に気づくハイオークもいたが、そういった輩には顎を狙って探検を突き刺した。
「余計なことすんなよ」と言いながら。
弱ったハイオークなら、ハンターたちの相手ではない。
女性の武闘家ハンターも、右の拳でハイオークの胴体を撃ち抜いた。
近くにいた旬は、右手の甲に返り血を浴びてしまったが。
まだ元気なハイオークにダメージを与えていると、表示が知らせてくれた。
[レベルがアップしました]
旬は思う。
サポートするだけでもレベルアップするのか
1人で倒せばもう1つは上がっただろう
でもここはハンタースが大金出して許可を得たダンジョンだ
俺が出しゃばってはいけない
気づく者もいる
すべてのハイオークを討ち取ると、外園はすぐに怪我人のチェックに当たった。
A級ヒーラーがいるため、息があれば助かる。
勝って喜ぶ者はなく、全員が無事であったことに、誰もが信じられない様子だった。
メガネの魔法使いハンターだけは、旬がサポートしていたことに気づいていた。
うちの攻撃隊をバカにしてるわ
マジックキャスターだけあって、隠密が使われていたことを察知していたのだ。
ヒーラーが外園に歩み寄り、さっき見た光景を伝えた。
ハイオークが空中で真っ二つになったシーンのことだ。
「見間違いじゃないか?」と外園。
「ううん、間違いないわ」
ヒーラーにそう言われ、外園はリナ(念動力の女性ハンター)に尋ねる。
「リナがやったのか?」
でもリナは、5秒程度しか動きを抑えられなかったと答えた。
「うちには呪い系の魔法使いも、暗殺系すらいない。そもそも火力系ばかりよね」
攻撃隊の編成について語るリナのセリフを受け、メガネのハンターがしゃしゃり出てきた。
「リナさんの言う通り、うちにはそんなことできる人はいません」
旬は気まづそうに、そっぽを向いて冷や汗を流していた。
メガネのハンターは、旬が隠しているのには理由があると察し、今回は見なかったことにしてあげようと決めるのだった。
進むか、引き返すか
ダンジョンを入ってまもなくのところに、あんなに強いハイオークたちがいたとあっては、奥にはどんな危険があるかわからない。
先に進むか引き返すか、みんなで外園の意見を促した。
ハンターたちは一様に、引き返すという意見を主張するが、決めるのは隊長なのだ。
鎧に身をまとった大型な戦士ハンターが言う。
「代表や副代表を呼ばないと危険です。せめてヒーラーがあと2人、さらに高い貫通力を持つ魔法使いが3人はいないと。隊長にとって残念なのは理解してますが、引き返すのが無難です」
隊長は葛藤していた。
このダンジョンをクリアできれば、正式に攻撃隊の隊長になれる。
大きなチャンスなのだ。
旬にもその気持ちはわかっていた。
けれど、懸命な隊長であれば、引き返すと判断することも。
隊長は決断した。
「引き返しましょう」
その言葉を聞き、メンバーから安堵のため息が零れる。
隊長は、さっきまで迷っていた表情とは打って変わって、すっきりした表情を浮かべていた。
「俺もそこまで馬鹿じゃないさ」と。
出口にも困難が!
来た道を戻る攻撃隊のメンバーたち。
出口が見える位置まで来ると、バチバチと渦を巻く結界が張られているのに気づいた。
「高位魔術形式の結界ですね」とメガネハンターが言う。
「解けないのか?」と外園に聞かれ、「時間をかければ解けなくはないです」とメガネハンターは答えた。
ただ問題は、これほどの結界を作れる存在がダンジョンに存在しているということ。
メガネハンターはそう思い、引き返してきて本当によかったと改めて安堵した。
その瞬間!
ただならぬ魔力が、皆の感覚を揺さぶった。
ダンジョンのボス?
早く逃げないとやばいと感じ、メガネハンターはリナを促して、2人で協力して結界を解こうとする。
もちろん旬も、ボスの魔力は感じ取っていた。
魔法系のハンターじゃなくても、その魔力を感知できるほどの波長!
スケールが違う!
なぜゲートの外からは魔力を感じられなかった?
まさかボスは、気配を消せるのか?
旬がそう考える間にも、ボスの攻撃は始まっていた。
魔法系のハンターが目を血走らせ、突然口から血を吹き出して倒れたのだ。
「魔法使いにだけ、呪いをかけてるのか?」
「早く神聖魔法を!」
メンバーがそう叫ぶ間にも、外園は怯えた表情を浮かべていた。
ほんの数メートル先、暗闇の中に見える無数の赤い目に。
俺だけレベルアップな件【70話】の感想
隠密を使い、ハイオークを弱らせる役に徹する旬。
ここでの主役は攻撃隊のメンバーなのだからと、自分がでしゃばったりはしませんでした。
ハンタースに対する礼儀の意味もあるようです。
常にレベルアップを求めている旬ですが、そういった『心』もしっかり持ち合わせているんですね。
出口付近まで達すると、結界が張られていることに気づきます。
ボスが登場しそうな気配を感じ、外園は怯えるばかり。
ここでまた一波乱起こりそうな予感がしますね。
第71話のネタバレは、以下をどうぞ!
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
※4話以降は23時間ごとに1話ずつ読めます。