こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『ガンガンONLINE』で配信中の作品、『サイコパス彼女と崩壊する僕の日常』1話-1『再会』のネタバレ感想を紹介していきます。
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サイコパス彼女と崩壊する僕の日常【1話-1】『再会』のネタバレ
まだ見ぬ仲間を探して
学校の登校時間。
黒髪ロングヘアで物静かな雰囲気の少女が学校に向かっている。
周囲から「異常者」と呼ばれて生きてきた少女。
少女は、ずっと探し求めていた。
彼女と同じように世界を見て、彼女と同じように世界に抗う「仲間」の存在を…。
イジメの光景
学校の校舎裏でおとなしそうな男子生徒が人間椅子になっていた。
「友情って、5万円くらいの価値があると思うんだけど…」
その上に乗っかっている、ヤンキーのひとりが友情に値段をつけるとしたら、いくらになるかと仲間と話している。
「2万って、どういうことよ?望月」
「母の財布にそれだけしかなくて…」
望月と呼ばれたその少年は、人間椅子の重さに耐えきれなくなったように体を震わせながら答える。
「友情料を値切るのはダメだよね。優真く~ん!」
もうひとりのヤンキーが望月の耳元で叫ぶ。
「この椅子、何キロ耐荷重があると思う?」
主犯格のヤンキーが椅子の丈夫さを確認しようと言いだし、望月を蹴り上げる。
それが合図となって、ふたりのヤンキーが望月を殴りだした。
望月をボコボコにしたヤンキー達は、望月の体を押さえつけて、お腹にタバコの火を押し当てた。
救いなんてない
遠藤達ヤンキー3人組のイジメは、望月が高校に入学した直後から始まっていた。
友情料の5万円を払わないと、殴る蹴るの暴力を振るわれ、持ち物も壊される。
しかし、5万円を支払っても同じことが繰り返されるだけで、逃げ道はなかった。
「雨が降ったばかりだから、いい感じの水飲み場があるな」
地面にできている水溜まりの傍に倒れ込んだ望月の姿を見た遠藤が話す。
「飲めよ、望月。飲むか死ぬか、選べ」
望月は、悔しそうに歯を食いしばる。
そのまま水溜まりまで這っていって、水溜まりの水をゴクゴクと飲み出した。
その姿を見た遠藤達は愉快そうに大笑いする。
(いつか、きっと終わりがくる…)
望月は、自分が耐え続けていれば、このイジメにも終わりがくると自分に言い聞かせる。
誰も助けてはくれないのだから、自分が耐えるしかない。
こんな状況を助けてくれる人がいるとしたら、それは「頭がおかしい異常者」だけだと思っていた―。
世界から殺される…
遠藤達が立ち去った後、望月はトイレに向かって駆け出した。
その途中、廊下で朝登校していた黒髪ロングヘアの女子生徒とすれ違う。
望月は、トイレで飲み込んだ泥水を吐き出す。
トイレの鏡に映った自分のチビで臆病な姿を見て思う。
遠藤達からみたら、望月なんて食いものにしやすい底辺の存在なんだろう。
彼らだけではなく、世界中の人間が自分のことを脅迫して殺そうとしている…。
そんな考えが望月の脳裏に浮かんだ…。
サイコパス彼女と崩壊する僕の日常【1話-1】『再会』の感想
異常者と呼ばれていて、自分と同じような仲間を探している少女と、酷いイジメを受けている少年。
少女が探し求めている仲間が望月なんでしょうね。
謎の少女と望月にとって今の世界は敵のようですが、そんなふたりが出会ったら、この先何が起きるのか。
惨劇が始まりそうな雰囲気にドキドキします!
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
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