こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、『レンタル妻』1巻のネタバレ感想を紹介していきます。
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レンタル妻【1巻】『理想の妻』のネタバレ
契約成立
私、ミユは、普通の主婦ではない。
依頼を受けて貸し出される゛レンタル妻゛が私の仕事。
今日は、急遽仕事が入り、出勤することに。
迎えに来てくれた上司の車で、今日の職場へと向かう。
「ミユさん、どう? この仕事。 少しは慣れた?」
「はい、普段、家でしている事と変わりませんから…
逆に、お金を貰える事の方が不思議なぐらいです」
「これから、貸妻業界は、急成長するわ!
それだけ需要が多いって事ね。
それで、今回のお客様だけど、常連さんなの。
゛理想の妻゛設定がたくさんあるから気をつけてね!」
目的のマンションに着き、契約者の家へと向かう。
「いらっしゃい」
現れたのは、眼鏡をかけた30歳前後の男性。
髪もヒゲも綺麗に整えられ、清潔感のある印象を受けた。
早速、打ち合わせが始まる。
「僕の事は、アサトくんと、絶対、くんをつけてほしい。
君の事は、カナンと呼ばせてもらうね。
伝えていた通り、スーツも着て来てくれたし、後は、これを…」
そう言って、アサトは、テーブルの上に度が入っていないメガネを置いた。
「その他の事は指示書にあるから、出来るだけ理想に近付けてほしい。
僕は、今から少し出かける。
帰ったら、夫婦の時間、スタートだ」
そのまま、背を向け、出て行くアサトを見送り、ミユは仕事を開始した。
指示書を注意深く読み、アサトの理想を具現化していく…
部屋に飾られている数枚の写真に目が留まった。
メガネをかけた美しい女性がウエディングドレスを着て、依頼主と一緒に写っている。
そして、かわいい赤ちゃんの写真も。
(理想の妻って奥様の事かしら…)
夫婦の時間
「ただいま!」
扉を開けてアサトが玄関に入る。
家の中から出てきたのは、メガネをかけ、エプロンをつけたカナンだった。
アサトは、その姿に目を奪われ、思わず固まってしまう。
「何かあったの? ぼーとして…」
カナンの声で我に返ったアサトは、カナンを抱き寄せ言った。
「カナンの作った料理が食べたい…」
夜も深まり、部屋には、飲みかけのワインとワイングラスが2脚。
大きなベッドが軋む音とカナンの喘ぎ声が響く。
「カナン… きれいだよ、すごく…」
アサトは、頬を赤く染めながらよがるカナンを見下ろしながら、囁く。
「ずっと、このままのカナンでいてほしい…」
「アサトくん… 」
深いキスを交わしながら、2人は欲望のまま快楽を貪った。
耳元で目覚ましのアラーム音が鳴っている。
朝を迎え、アサトが、隣で眠っているカナン…ミユを起こす。
「起きて! ミユさん、夫婦の時間は、終わりだよ」
「…アサトさん、もう少し一緒にいてもいいですか?
仕事なのに、その事を忘れるぐらい楽しくて…」
アサトの手を握りながらミユは言った。
アサトの脳裏に昔の記憶が蘇る。
…まだ、付き合っていた頃のアサトと果南…
デートを終え、終電間際。
離れるのが辛く、もう少し一緒にいたい、と訴える果南。
そんな彼女を見て、アサトは気持ちを抑えられず、その場でプロポーズをした…
「…僕も同じ事を思っていたよ。延長しよう…」
2人は、ベッドで再び体を重ね、お互いを求め合った。
精算
「先程は、すみませんでした…」
シャワーを終え、ミユが申し訳なさそうに謝る。
「いやいや、あそこまでカナンになりきってくれるとは…
これからは、ミユさんを指名するよ!
きっと、僕の理想のカナンになってくれるはずだ」
そう言って、アサトは現実の果南の話を語り出した。
アサト自ら、妻の果南と子供から逃げるため、単身赴任の移動願いを出したと。
そして、独身に戻った気持ちになり、結婚を後悔したこと。
「果南は、本当に理想の女性だった… でも、もういないんだ…」
遠くを見つめるようにアサトは呟いた。
子供が生まれ、幸せは絶望へと変わる。
夜中に響く赤ちゃんの泣き声、育児のストレスで毎日怒鳴る果南。
「それで、気付いたんだ。
僕が求めるものは、果南との非日常だということに。
それで妻子と距離を置く事で、月に1度の帰省も非日常になった。
これで、妻にも子供にも愛情を示せると思って…」
それでも、昔を思い出し、空しい気持ちになるアサトは、ミユたちを利用する事に…
部屋の片付けはいらないというアサトから、今回の利用料を受け取り、ミユはマンションを後にする。
台の上には、未使用のコンドームが入った箱。
ごみ箱には、使用済みコンドーム。
全て、そのままで…
ずっと鳴っていたアサトのスマホには、たくさんのメッセージが届いていた。
しつこく鳴るスマホを手にし、アサトは、それらが全て妻からだったと気付く。
「もしもし、パパ? 今、玄関前にいるんだけど、開けてくれる?」
レンタル妻【1巻】『理想の妻』の感想
男性側からすると、自分の願望を叶えてくれる素晴らしいシステムですね(笑)
最初は、すごい設定だなと思いながら読んでいました。
でも、契約時間内だけ、妻になりきって演じる…
そういうプレイを楽しむと考えると、なるほどな!こういうのもアリなのか…と思いました(笑)
今回の主人公アサトですが、理想と現実の差があり過ぎたんですね。
別の人格を持った人間が夫婦になる訳ですから、思ってたのと違って当たり前なんです。
でも、アサトには、それを受け入れる事が出来ませんでした。
それだけ、過去の果南に囚われていたのかと思うと、ちょっとかわいそうにも感じます。
話のラスト、果南の不意打ちの訪問にアサトはうまく対応出来たんでしょうか?
そういった点まで考えると、さらに深くストーリーを味わえそうですね(笑)
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
2話のネタバレは以下をどうぞ!
以下のページには、ネタバレ全話と、お得に読む方法がまとめてあります。