こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、『センゴク権兵衛』195話のネタバレ感想を紹介していきます。
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センゴク権兵衛【195話】『同心』のネタバレ
行軍する権兵衛たち
「文禄の役」が始まった。
総大将の秀吉は、眼病と腹痛、行路混雑のため遅れていて、4月半ばにして九州にすら到達できていなかった。
その頃、東国勢も名古屋に向かっていた。
権兵衛のもとに知らせが来て、小西行長たちの先鋒隊が釜山にて城陥落と、味方の勝利を知らせてくれた。
湧き上がる足軽たちをみて、権兵衛も気持ちがはやる。
後発隊の権兵衛は、渡海は合戦の後になると踏んでいた。
朝鮮の民とは言葉が通じないため、「平伏なのか一揆なのか判断できない」と部下に言われ、権兵衛はこう返す。
「漢字で筆談すりゃええ」
でも相手が一揆を仕掛けてきた場合は、「一揆に来ました」なんて書いてくるだろうか? と別の部下に言われてしまう。
それにしてもこの辺り(小倉)は、権兵衛たちにとってあまり良い思い出がある場所ではない。
戸次川で負けたためだが、そのときの記憶もないと権兵衛は言うのだった。
「それにしても妙なものじゃな」と権兵衛はつぶやく。
今までは敵同士だった軍勢が、今じゃみんな味方になって集まっている。
「後ろから行軍してくる真田家も、元は武田軍の家臣じゃ。どんな化け物かと思いきや、拍子抜けしたわ」
部下たちに「どんな御仁で?」と聞かれ、権兵衛は答える。
「誠実そうな、徳川様に似た雰囲気じゃったのう」
使者
夜になり、仲間たちと話し込む権兵衛。
何事もないままに帰国するのが一番、とみなに伝えていた。
そこへ、河内侍従なる御仁より使者が参ったとの知らせが届いた。
「銭を融通してくれるんか?」と尋ねる権兵衛だが、そんなはずもなく、信州の国衆が集まる場に参加することになる。
刃傷沙汰
真田昌幸、石川吉輝などがいる場に参加した権兵衛。
河内侍従が、関東・佐竹勢の仕打ちにて刃傷沙汰があり、面目を失ったと皆に伝えた。
河内侍従は右腕を怪我していて、首から下げた布の中に包んでいた。
ことの発端は、宿の優先順だったらしい。
河内侍従と佐竹勢が口論になり、河内は突き倒され、伴の者も叩きのめされたそうだ。
そこで河内侍従は、信州国衆の同士として、佐竹への報復の助力を願ってきたのだ。
ドキドキと心臓の鼓動を高ならせる権兵衛。
河内の気持ちはわかるし、赤母衣の英雄をお助けしたい気持ちもある。
しかし、ここで関東勢と喧嘩すれば、どう考えても打ち首は免れない。
幸いなことに、石川殿や真田殿など、穏健な知将が揃っているから、きっと河内殿をなだめてくれるだろう。
と思っていたら、石川の「許すまじ」を皮切りに、皆一様に「同心いたす」と手をあげたではないか。
最後に残った権兵衛は、全員打ち首はないだろう、と見て仕方なく同心するのだった。
先陣
最後に手を挙げて目立ったためか、先陣を任されてしまった権兵衛。
それを聞いた部下たちからは、不平の嵐。
全員打ち首はないと見ていた権兵衛だが、損得感情を考える秀吉だけに、見せしめの打ち首を1人は出すだろう、いう意見を聞いて考えた。
「信濃国衆と関東勢の中で、一番喧嘩を主導しそうな大名といえば・・・」
考えた挙句に出た答えは、
「ワシ?」
みな一様に納得するばかり。
こうして権兵衛を含む信濃国衆は、佐竹勢が河内侍従の陣す町を通るその折、抵抗戦を仕掛けることになるのだった。
センゴク権兵衛【195話】『同心』の感想
権兵衛は、味方同士でのイザコザによる戦いは避けたかったようですが、有力な武将が次々に手をあげたため、仕方なく賛同することになります。
しかも、先陣を任されることになるとは、本人も思っていなかったよう。
打ち首の危険性があるのも、よくよく考えれば権兵衛が筆頭です。
ちょっと間の抜けた権兵衛のキャラが、よく描かれた回でしたね。
次回以降、佐竹との戦いへ突入していきそうですが、権兵衛はどんな活躍を見せるのか?
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
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