こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ「ピッコマ」のオリジナル漫画、「シャーク」10話のネタバレ感想を紹介していきます。
原作:雲
絵:WOOSE
協力:正拳
人気作品「ゴッド オブ ブラックフィールド」と同じ作家とあって、バトルシーンの臨場感がハンパない漫画です。
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9話のネタバレは以下をどうぞ!
シャーク【10話】のネタバレ
「俺が教えてやる理由は?」と兵頭。
「後で必ず謝礼します」と聡。
「金の話をしてんじゃねえ」と兵頭は言う。
兵頭にしてみれば、今までのファイトマネーでガッポリ稼いでいる状態だ。
それこそ次の次の生まれ変わりまで余るくらいに。
そういったレベルにある兵頭が、どうして街の不良相手の喧嘩を教える必要があるのか、といった意味で兵頭は聞いたのだ。
「算数を習うなら、アインシュタインに教えをこうまえに、街の塾で習うべきだろ」
すると聡は、「あなたみたいになりたいんです」と口にした。
「誰にも屈しないように」
前者を進めると言っただろ、と兵頭に言われても、引かない聡。
すると兵頭は、軽く笑った後にこう言った。
「簡単な勝負をしてお前が俺に勝ったら、ここを出るまで指導してやる。もちろんタダでだ」
喧嘩で勝負すると思った聡は「無理ですよ」と言うが、そうではなかった。
兵頭が持ちかけてきたのは、長距離ランニングの勝負だった。
兵頭に勝つことが条件ではなく、運動場を25周、途中で絶対に止まらずに走りきること。
それを聞いた聡は、何とかなりそうだ、と思った。
持久走は得意な方だったのだ。
「やってみるか?」と聞かれ、
「はい」と答えた聡。
速すぎる兵頭
さっそく兵頭は、ビュッと飛び出していった。
慌ててその背中を追いかける聡。
5週ほど走った頃、まだ聡は兵頭の背中に付いていた。
チラリと後ろを見た兵頭は、思ったよりやるな、と感じていた。
10週目に差し掛かると、さすがに聡の顔にも汗が滴り落ちるようになっていた。
息も切れ始め、しんどそうにしている聡。
13週目に入ると、聡の呼吸はかなり荒々しくなっていた。
いっぽうの兵頭はまだまだ余裕。
そろそろ聡が限界に近いことを指し、頑張ったと認めてやるつもりだった。
どのみち兵頭が聡に合わせる必要はなく、ここにきてスピードを上げる。
それを見た聡は、速すぎる、と思いながらも、自分のペースで走れば良いことを自分に言い聞かせた。
そうこうしているうちに、あっという間に周回遅れになってしまう。
いつの間にか兵頭に一周差をつけられてしまったのだ。
あと何分だろう?
心臓が爆発しそうだ。
そんなことを思いながらも、足を止めない聡。
兵頭は自分のペースで走り、聡に何周差もつけていた。
完走
32分が経過する頃、兵頭は1万メートルを完走していた。
時計を見上げて、32分もかかったことに対して、序盤にゆっくり走りすぎたな、と反省する兵頭。
ふと見ると、聡はまだ諦めずに走っていた。
兵頭はつぶやく。
「悪いな。最初からお前は、休まずに1万メートルも走れる状態じゃなかったんだ。気の毒だが、俺は今、誰かに指導できる立場にはない」
それでもまだ聡があきらめないでいることには感心するのだった。
あきらめない
止まらなきゃ、どうせ無理なんだ、すぐにやめたほうが賢い・・・
そんなことを思いながら走り続ける聡。
すると突然、視界に尾崎の姿が入ってきた。
隣で走る尾崎は、「やめちまえ、その方がお前らしい」と見下すように言ってくる。
「お前ごときが兵頭みたいになれると思うな。素質が違う。人間、自分の立場を弁えるべきだ」
尾崎の右目から血の涙がこぼれた。
「この先もお前は敗北者なんだ。それじゃ、3年後にな」
中指を立てた尾崎は、そう言い残して去っていった。
その言葉を聞いた聡は、「違う、違う、違う」と自分に言い聞かせるように繰り返す。
その言葉は聡の心に火をつけて、走りにも力を与えてくれた。
どうせ死ぬなら今ここで!
あと7周、全力で走ってやる!
危機迫る表情で、走り続ける聡。
シャーク【10話】の感想
最初は弱いキャラクターが少しずつ強くなっていく作品は、今の時代は珍しいですよね。
漫画アプリとかの作品だと、最初からチートレベルに強い主人公がいて、そこから物語が進んでいくのが定番です。
最初から強すぎる主人公がいる設定の作品だと、主人公の成長物語が欠如してしまうことになります。
作品の性質なので、それはそれで面白いのですが、たまにはこういった主人公の成長物語を描いた作品も読みたいですよね。
聡は兵頭の指導を受けられるのか?
受けられるとしたら、どこまで強くなれるのか?
今後の展開が楽しみですね。
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章よりも、ぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
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