こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『LINEマンガ』で配信中の作品、『その脇役王子、私がいただきます』1話のネタバレ感想を紹介していきます。
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その脇役王子、私がいただきます【1話】のネタバレ
とある恋愛小説
恋愛小説「アスカの歌」
ヒロインは、田舎領主の美しい娘。
皇后である継母の目を盗んで辺境の地に逃げてきた皇太子と恋仲になる。
ふたりは、逆境を乗り越えながら、最後は皇帝・皇后になって末永く幸せに暮らすというハッピーエンドな物語だった。
小説の世界に異世界転生
アスカの歌の主な舞台となった帝国「フェアシュプレン」の隣国に「ガルテン」という小国がある。
そのお城で暮らしている末娘のお姫様「ピオニエ」
彼女は、アスカの歌の世界に転生した転生者だった。
小説のアスカの歌は、すでに完結した作品。
この世界の主人公はすでに結婚して皇帝・皇后になっている。
結末まで辿り着いた世界だから、他の転生系作品のように原作が壊れる心配はなかった。
ピオニエは、父親とふたりの兄に溺愛されながら、何不自由なく幸せな姫生活を満喫している。
すでに完結したこの物語の登場人物は皆幸せに暮らしていた。
ただ一人、ピオニエの推しキャラを除いて…。
推しは脇役キャラ
ピオニエの推しは、男主人公の弟で女主人公のヒロインに選ばれなかった脇役キャラだった。
彼の名は、リヒト・デュ・フェアシュプレン。
王位争いの末に、草木も生えない荒れ果てた極寒の地の北部地方に追放され、今は名字がシュテルンになってしまった。
リヒトは、漆黒の髪に漆黒の瞳を持つ高身長なイケメン。
男主人公と違って、荒っぽい性格に見えるが、実は人一倍思いやりのある典型的なツンデレだった。
リヒトは、ヒロインの愛を手に入れるために、物語の終盤で皇帝の地位にある男主人公に剣を突きつけるが失敗に終わる。
最後は、荒れ果てた北のシュテルン領地に追放される結末を迎えてしまった―。
リヒトの不憫な境遇
ピオニエの父とふたりの兄は、ピオニエと一緒にお茶をしながら、リヒトの最後について話し合っていた。
「あそこで弟の首を討ち取らなかったのは、皇帝の兄としての情けだったのだろうな」
父親の言葉を聞いたピオニエが尋ねる。
「シュテルンってそんなに寒い場所なの?」
「あまりの寒さに食べ物もろくになくて、人もほとんど住んでいないらしい」
兄のひとりがそう答える。
「ピオニエが気にすることではないよ」
「お前は、この暖かな国でのんびり暮らせばいいんだから」
ふたりの兄は、病弱なピオニエの体調を気にしながら口々に言った。
ピオニエの妙案
「シュテルン大公は、今頃さぞや寒い思いをしているのでしょうね」
「そうだな…。あんな行いさえしなければ、皇族として好待遇を受けていただろうな」
ピオニエは、推しのリヒトの不幸な境遇を心の中で哀れんだ。
(…私がリヒトの傍にいたら、死ぬまで幸せにしてあげるのに…)
リヒトを想いながらピオニエが悲しんでいると、その姿を見た父が言った。
「一国の姫君にそんなに心配されるなんて、大公も幸せ者だ」
その言葉を聞いた瞬間、ピオニエは思った。
ピオニエは、小国とはいえ裕福な国の美しい姫。
一方でリヒトは、捨てられた皇族。
(…これは、私にとってかなり有利な条件!?)
しばらく考え込んだ後、ピオニエは思い立ったように父親に宣言した。
「お父様…。私、シュテルン大公と結婚します!」
その脇役王子、私がいただきます【1話】の感想
ハッピーエンドな結末を迎えて完結した小説の世界に異世界転生したお姫様の物語。
すでに結末が見えているから、のほほんと暮らすだけの勝ち組人生。
でも、推しの脇役キャラだけが不幸って設定が面白いです。
ピオニエのもくろみ通りに、このままリヒトと結婚して彼を幸せにできるのか。
そんなトントン拍子に進んだら漫画として面白くないから、これから様々な困難が待ち受けているんでしょうか。
これからどんな展開になるのか、すごく楽しみです♪
2話のネタバレは以下をどうぞ!

漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
※4話以降は23時間ごとに
1話ずつ読めます。