今回は、『ワタシダケレス』2話のネタバレ感想を紹介していきます。
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ワタシダケレス『第2話』ネタバレ
あの頃のように
相田ハルカ、40歳。
結婚10年目、レスになって5年目。
風俗に通う夫を振り向かせるため、セクシー下着を身につけるも、披露する前に見事撃沈。
ならばと、女性専用風俗で若い男の子に身を委ね、癒しを得たが…
夫とのレスは、依然として続いたまま。
むしろ、久しぶりに男の人に優しく扱われて、カラダの関係がどれほど心地よいものなのかを再認識した。
(あの男の子がしてくれた事って、亮介が私にしてくれてた事…
すごく優しかった…)
ハルカは、1人、浴槽に浸かり物思いにふけっていた。
子供が産まれてからの忙しい生活を思い出す…
「えっ! やっと子供が寝たところなのに…!」
「ちょっと、静かにして! 上は着たままでいいでしょ!」
夜の関係を誘う夫に浴びせた、言葉の数々。
子育てが中心の毎日で、夫婦の営みが『面倒な事』に変化した。
(でも、あの男の子が思い出させてくれたから…
「一緒に楽しもう?」って…
亮介ともう一度そういう関係になりたい…)
お風呂から出たハルカは、洗面所の鏡に映る自分の姿を見つめ、心に決める。
(これからも夫婦一緒に生活していくんだもの!
でも、亮介を満足させる方法って何があるんだろ…
やっぱり、テクニック…!?)
思いやり
職場の休憩時間、ハルカは1冊の本を熱心に読んでいた。
「へー、『彼氏を虜にするテクニック』…
仕事場で読む本ではないわね… で、レスは、解消したの?」
「うわっ! リ、リサ子さん!!
いえ、どちらかというと解消するために読んでます…」
「でも、旦那さん、風俗行ってるんでしょ?
そんな本で太刀打ち出来るの?」
「でも、最近は、行ってないみたいで!
前回断られた時は、風俗行った直後だったから… 今なら大丈夫かなって…
風俗嬢には出来ない妻の思いやりを示せば…
少しは私の方を向いてくれるかと。
そこに、このテクニックを披露すれば、『妻がいいな!』って、ならないですかね…?」
「…(1回、断られてるんだ… ツライな…)
そうなればいいけど… 相田さんは、どうしても旦那さんがいいんだ…?
頑張ってね!」
その日の夜、仕事から帰ったハルカは、夕食の準備をしながら頭を悩ませていた。
(『妻の思いやり』って何をしたらいいんだろ…
亮介の好きな物を作ったり、身の回りの細かな気遣い…)
ハルカは、亮介の靴下や、カッターシャツの襟の汚れが落ちきっていない事に気づく。
(亮介が洗濯してくれてるからって、任せてたからな…
家の用事にも子供の世話にも協力的だし、そう考えたら…
風俗通いさえなければ、最高の夫… だからこそ、やっぱり風俗は嫌だ!)
ある日の夜。
遅く帰って来た亮介は、真っ先にシャワーを浴びるためお風呂に向かう。
すれ違いざま、ハルカは、亮介のニオイに安堵した。
(亮介のニオイだ… ポイントカードのスタンプも増えていない…)
こっそり亮介の財布からカードを取り出し、確認する。
そのまま、子供たちが眠る布団に入って横になっていると、シャワーを終えた亮介が、
部屋に入って来た。
子供2人をハルカと挟む形で、亮介も布団に入る。
「お仕事、大変だったね。
明日の朝、洗濯しておくから、亮介は、その分ゆっくり寝ててね」
「えっ… じゃあ、洗濯機のスイッチ入れといてくれる?
干すのはやるから… それにお前だって…
最近、靴下とかシャツとか手洗いしてくれてるだろ?
いつも、ありがとう」
亮介の思いがけない感謝の言葉にハルカの胸はキュウとなり、温かな気持ちに包まれた。
決意の夜
数日後。
その日の夕食のメニューを見て、亮介が不思議そうに尋ねる。
「うわっ! ウナギじゃん!? どうしたの?」
「安かったから、たまにはと思って! 子供達は、カレーよ!」
最近、疲れ気味の亮介を思い、ハルカはうな重を夕食に作っていた。
家族4人で食卓を囲む中、話題は、カンタの今日の宿題、作文へと移る。
「カンタ、何の作文を書くんだ?」
「えっーと、家族の誰か1人を選んで、その人の事を書く」
「へー、誰について書くか決めてるのか?」
「それなら、パパがいいでしょ!
いつもカンタたちお風呂入れてもらってるでしょ?
お仕事休みの日は、いつも遊んでくれるし…
家の用事もやってくれて、こんなすごいパパはいないよ!」
ハルカの口から出る、連ねられた褒め言葉に亮介は、確信した。
(間違いない! このウナギは、ただの前菜だ!)
ハルカは、夕食を片付け、亮介と子供達の後にお風呂へ入る。
そして、綺麗に洗った体に、あの下着を身につけた。
(あれから約2ヶ月… 亮介は、風俗に行っていない。
私が、違う男の人とそういう事したら、嫌だって思うのかな…
自信はないけど、最近は、お互い想い合えてるように感じる…)
その上にパジャマを着たハルカは、亮介のいるリビングへと向かう。
子供達は、既に眠っていて1人テレビを見ていた。
亮介は、いつもとは違う空気を感じ取り、ハルカに話しかけられても挙動不審に答える。
そして、亮介の座るソファーにハルカが近づく。
(前に断られてるから、やっぱり、怖くなってきた…
キンチョーする…!)
意を決してハルカは、亮介に告げる。
「い、今、着けてるの…! あの下着!」
「…じゃあ、俺に見せてくれる…?」
そう言って、亮介は、テレビのスイッチを切った…
ワタシダケレス『第2話』感想・考察
夫との関係を取り戻すため頑張るハルカの姿が、心理描写と共に丁寧に描かれています。
そのハルカですが、自身も若い男の子とそういう事してますし、罪悪感を感じるどころか、
その経験を糧にしていました。
そう思うと、物語自体、重苦しい雰囲気にならないですね。
かなり、行動派で、グイグイ行く性格なのかなと思いました。
話の後半、そういう雰囲気を察した亮介の言動が面白かったです。
ハルカの勢いに呑まれてる感じが、ひしひしと伝わってきました。
その後、夫婦の関係は、どうなったのでしょう…
3話のネタバレはこちらをどうぞ!
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
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