今回は、堤翔先生の人気作品『夜明けを乞うけものたち』の5話について、ネタバレ感想をシェアしていきます。
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夜明けを乞うけものたち【5話】ネタバレ
藍の口の秘密
場面は前回の続きから。
「調査の結果によると、絶瀬さんの手にある口って、何でも飲み込むそうですね? 食道にも繋がっていないようですし、だからこそ私は神崎さんの毒って、絶背さんには効かないと思うんですよ」
にこにこしながらそんな話を振ってくる錦。
話を聞いていた神崎は、危険を承知でぜぜくんにキスをするなんて、と思い、やっぱり納得できなかった。
思い悩む神崎を無視して、半ば強引に錦や不二によって話が進められてしまって…
神崎の毒が滲む条件
錦たちが通称「ヤリ部屋」と呼んでいる、研究機関の奥にある部屋に通された藍と神崎。
その部屋にはベッドもあり、キスをするだけなら必要もないように思えたのだが、藍は錦からこっそりと神崎の秘密について教えられていた。
なんでも神崎の唾液に含まれる毒は、快感を感じた時にのみ滲み出すらしい。
つまり、この実験においては神崎が性的に興奮する必要があるのだ。
「神崎さん、口開けてくださいよ」
「駄目、絶対だめ!!」
拒まれても、藍は神崎の口に触れようとする。
けれど、神崎は必死になって嫌がるため、藍は多少強引に神崎を押し倒して体に触れていった。
幸せになるために
藍は神崎に愛撫を続け、神崎の唾液に毒が滲むのを待っていた。
そんな最中、藍はついさっき錦から言われたことを思い出す。
「絶背さん、私は思うんです。変異種だって恋は自由なはずですし、セックスをすることが危険だから逮捕なんて、とね」
そんな錦の言葉を聞いて初めて、藍は錦たちが味方だと思えた。
『どうなるかはわからない。でも神崎さんの毒が俺に効かないって証明できれば、神崎さんの不安だって解消させてあげれるはずだ』
藍は、『神崎がいつかどこかに離れていってしまうこと』がずっと不安だった。
だからこそ毒が効かないと証明したくて、危険だと分かっていても錦の提案にのるのだった。
「気持ち良くなんか…ないっ!」
そう言って強がりながらも、神崎はどう見たって何度も体を痙攣させ、気持ちよさそうにしていた。
神崎の唾液には既に毒が滲んでいるはずで…
藍は神崎の口元へと、自分の手から伸びた舌を近づけた…
夜明けを乞うけものたち【5話】感想
嫌がっている神崎を強引に押さえつけて、セックスを進める藍。
そんな展開は少し切ないものの…続きが気になって読み進めてしまいます!!
神崎の毒は本当に藍に効かないのか?
ここがやっぱり今後も重要な部分になってきそうですよね。
そうして次回はとうとう毒が滲んでいる神崎に、藍がキスをしそうですが…?
もう絶対に目が離せない展開です!
藍も神崎も苦しむ結果にならないと良いのですが…。
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