「ヨソジの春を無料で読みたい」という希望を叶えてくれる電子書籍ストアがあります!
さっそくシェアしていきますね。
ヨソジの春を無料で読む方法
ヨソジの春は、以下のストアを利用すれば無料で読めます。
- コミック.jp
- FOD
- ひかりTVブック
- クランクイン!コミック
それぞれ、登録時に無料でもらえるポイントがあるので、そのポイントを使って無料読むが叶うのです。
それぞれの特徴を表にしました。
『ヨソジの春』を電子書籍で読む場合、1巻(1話)に必要なポイントは100pt(110円)です。
2021年10月現在、『ヨソジの春』は、以下ストアでは2巻まで発売されています。
無料期間 | もらえるPt | 月額(税込) | 無料期間後も読める? | |
コミック.jp | 30日間 | 1350 | 1100 | ○ |
FOD | 14日間 | 500 か 900 | 976 | × |
ひかりTVブック | 初月 | 1170 | 990 | ○ |
クランクイン!コミック | 14日間 | 2000 | 990 | ○ |
それぞれを詳しく解説していきますね。
コミック.jp
初回登録時に1350ptがもらえる電子書籍ストアです。

無料期間の30日間で解約すれば、いっさいの支払いなく、無料で1350pt分の漫画が読めます。
『ヨソジの春』は、1巻あたり100pt(110円)です。
少しポイントがあまるので、別の作品を読む余裕もありますね。
FOD
初回登録で必ずもらえる100ptの他に、8の日にログインすることで、400ptがもらえます。
お試しの14日間に、8の日が1回か2回かによって、もらえるポイントが違ってきます。
- 1回:500pt
- 2回:900pt
たとえば12月10日に登録したら、12月23日までが無料期間です。
この場合は、12月18日の1回しか400ptがもらえません。

12月16日に登録すれば、12月29日までが無料期間です。
これなら、12月18と12月28日に400ptがもらえて、合計900ptになります。

でも、900ptを得てから数日で無料期間が終わるので、注意が必要です。
ひかりTVブック
初回登録で合計1170ptもらえる電子書籍サービスです。

ただし、このボーナスポイントをもらうには条件があります。
- dアカウントから
- auIDから
- My SoftBankから
携帯電話会社のIDでお申込みする場合のみ、1170ptもらえるんですね。

上記3社以外のユーザーは、初回ボーナスポイントの対象外となります。
クランクイン!コミック
14日間の無料期間に、2000ptもらえる電子書籍サービスです。

ヨソジの春を読みたいだけなら、かなりポイントが余っちゃいますね(笑)
FODは900ptもらえるまで時間がかかりますし、ひかりTVブックには条件があります。
クランクイン!コミックだと、無料期間は14日間だけだし、ポイントがあまりすぎで無駄になりそう。
ってことで、ヨソジの春を無料で読みたいなら、コミック.jpを筆頭に選んでみるといいでしょう。
無料期間で解約した場合、その後も読めるのかどうかもチェックしておきましょう。
- コミック.jp:読める
- FOD:読めない
- ひかりTVブック:読める
- クランクイン!コミック:読める
月額の「解約」であって、「退会」ではありません。
どのサービスも退会したら読めなくなるので、注意してくださいね。
無料じゃなくても安く、しかも最新刊を早く読めるストア
コミック.jpを利用すれば、とりあえず無料で読むことはできます。
でも、もっとも早く最新刊を読みたいなら、コミックシーモアを利用するといいでしょう。
『ヨソジの春』は、コミックシーモアの先行配信作品ですからね。
他のサービスより、2〜3巻ほど早く読むことができます。
その上コミックシーモアには、以下の2大特典がついてきます。
- 特典1:50%OFFクーポン(1回限り1冊のみ)
- 特典2:登録金額と同じポイントがもらえる(月額コースのみ)

特典1(50%OFFクーポン)は、月額コースもポイントプラスも、どちらでも使えます。
特典2は、月額コースを利用を1ヶ月以上継続した場合に、翌々月にコースと同額のポイントがもらえるサービスです。
少し待つ必要があるので、「今すぐ」は使えません。
その上コミックシーモアなら、1巻を丸ごと試し読みできます(期限あり)。
他のストアよりたっぷり試し読みできるので、気軽にチェックしてみてくださいね。
第1話『40回目の誕生日』ネタバレ
出会い
「僕… 坂上さんの事が好きです」
40歳を迎えた直後、駅のホームで、ひと回り年下の男性がそう私に告げた…
事務職一筋17年、39歳の坂上つぼみ(さかがみ つぼみ)は、ピンチに直面していた。
今日は、ヘルプとして、展示会で営業の仕事をしている。
しかし、営業の知識が乏しく、お客さんを前に自社製品の説明がうまく出来ない。
「申し訳ございません。
すぐに詳しい者がまいりますので…」
「もういいよ!
ホントに… いい歳して、腰掛け気分でいるのかね…」
(…このままでは、マズい…! お客さんが帰ってしまう…
営業の人、早くー!!)
坂上が、何とか場をもたせようと口を開いた瞬間…
「お待たせして申し訳ありません! 製品担当の中嶌と申します。
あちらの席へどうぞ。ご説明させていただきます」
眩しいほどに爽やかな笑顔で現れた中嶌(なかじま)は、坂上に会釈してその場を去った。
(た、助かったー! …事務職だからって自社製品の説明も出来ないのはダメね…
これからのためにも、きちんと勉強しておかないと…!
腰掛け気分だなんて… 私は、一生自分を養うつもりでいるんだから…)
坂上は、気を取り直し、製品の紹介パンフレットをめくる。
けれど、客から浴びせられた言葉が浮かび、沈む気持ちを抑える事が出来なかった。
1粒の飴玉
そんな姿を見ていた中嶌は、接客が終わったタイミングで坂上に声をかけた。
「先程は、すぐに対応出来ず、すみませんでした」
「とんでもないです、助けていただき、ありがとうございました。
私の方こそ、お役に立てなくて、申し訳ありません」
「そんな事ありませんよ!
お客さんの誘導も完璧ですし… ブース内もきれいに整頓してくださって…
とても助かっています!
大変だと思いますが、必要な時は、声かけてくださいね!」
キラキラした笑顔を坂上に向け、中嶌は左手で握りこぶしを作った。
その時、中嶌のお腹が大きな音で鳴る。
『ぐぅ~』
「わっ! お腹が!
す、すみません…! ずっとお腹空いてて…!」
真っ赤になりながら、自分のお腹を押さえた。
そんな中嶌を見て、自然と坂上の顔から笑みがこぼれる。
そして、思い出したかのように、自分の荷物から何かを探し始めた。
「えっと~、シリアルバーがあったはずなのに…
あっ! …昨日、私、食べたんだ…! でもアレがあったと…」
独り言を言いながら必死で探す様子がおかしく、中嶌は吹き出すのを堪える。
しばらくすると、お目当ての物が見つかったようで、中嶌の手に何かを乗せた。
…手の平には、包装された1粒の飴玉。
「あっ! そんなんじゃ、全然お腹の足しにもなりませんね…」
「いえ、ありがとうございます! いただきます!」
受け取った飴玉を高く上げ、笑顔で去る背中を見ながら坂上は思った。
(確か… 名前は… 中嶌さん…?! 好青年だわ…)
飴玉をポケットに入れると、中嶌は、自分の持ち場に戻った。
すると、後輩が近づいて来て、そっと耳打ちする。
「先輩、あの坂上さんに話しかけるなんて…
あの人、笑わないし、厳しいんでしょ… 総務の上の立場らしいし…
ずっと独身って事は、ちょっと…アレかなーって…」
「お前、それは、失礼だぞ!
それに、思ってるほど、難しい人でもないよ」
中嶌は、ポケットから飴玉を取り出し、口に入れた。
やがて、展示会場のアナウンスが、終了時刻の17時を告げる。
片付けに取り掛かろうとした社員は、荷物が全て段ボールに詰められている事に気づいた。
更に、来客数の集計や、来客の名刺まで整理されている。
坂上のテキパキとした仕事っぷりに社員一同、感嘆の声を漏らした。
その時、坂上のスマホが鳴り、会社から急な呼び出しがかかる。
急いで会場を出る後ろ姿を見送りながら、中嶌は横に立つ上司に言った。
「坂上さん… なんかかわいいと思いません?」
日付が変わる頃
会社に戻ると総務の後輩が、坂上に泣きつく。
明日提出のデータを間違えて消してしまい、バックアップも取っていない。
膨大な資料を打ち直す事になり、後輩と2人、必死でパソコンの前で指を動かす。
作業していると後輩が、中嶌の話題を持ち出した。
営業部のホープと言われている中嶌と一緒に仕事をした事が羨ましいようだ。
後輩の質問攻めをかわしながらも、脳裏には、中嶌の笑顔が浮かぶ。
(もし、私が10歳若かったら…)
仕事を終え、1人会社を出た坂上は、スマホにメールが来ている事に気づく。
それは、明日40歳を迎える我が子に向けて綴られた、母からのものだった。
すっかり自分の誕生日を忘れていた坂上は、急いで時間を確認する。
『23:45』
まだ、日付が変わっていない事に安堵していると、後ろから名前を呼ばれた。
振り返ると、中嶌がこちらに向かって歩いて来る。
展示会に使った車の鍵を返すため会社に戻って来ていたのだ。
「坂上さん、お疲れ様です! 展示会、楽しかったですね。
総務の上の立場だって聞いていたので、申し訳なく思ってたんですが…」
「上って、勤務年数が長いだけです… もう、おばさんですから…」
「そんな事ないですよ!」
「いえ、ホントです… 私、39で日付が変わると40になるんです。
中嶌さんは、何歳ですか?」
「僕は、28です」
「…若いですね… 40にもなると誕生日が重くて悲しいですよ…」
「そうですか? 何回目でも誕生日は、おめでたいものです!
だから、笑顔で迎えましょう!」
「そうかもしれません… 自分くらいは、祝ってあげないといけませんね…」
駅に着いた2人は、別れの挨拶を交わし、別々のホームへと向かった。
一筋の涙と触れた温もり
(若い人には、明るい未来があるものね…)
時計を確認すると、すでに日付が変わっていた。
(あー、遂に40かー。今まで、あっという間だったな…
友達も職場の同僚も、家庭があって… それなのに私は…
誰に選ばれる事もなく40歳か…
きっと、これからも同じ… 私にあるのは、1人で生きていく未来だけ…)
向かいのホームに立つ中嶌に気づき、軽く会釈する。
すぐそばに貼ってある分譲マンションのポスターが目に留まった。
(1人だし、今のうちにローン組んで買っておこうかな…
この先の人生プランもしっかり考えないと!
プラス思考でいけばいいんだわ! でも… 本当は…)
頬を大粒の涙が伝う。
その瞬間… 誰かが、坂上の腕をつかんだ。
「お誕生日、おめでとうございます!」
汗をかき、上がる息を抑えながら笑う中嶌が、坂上の目の前に立っている。
泣いている事に気づいた中嶌は、坂上の頬を濡らす涙を自分の指でそっと拭った。
そのまま、頬に手を添え…
久しぶりのお祝いの言葉と、掴まれた手の温もりで、彼がその後、何と言ったのか…
よく聞こえなかった…
第1話『40回目の誕生日』感想・考察
仕事を一生懸命頑張ってきた主人公を、純粋に応援したくなる物語です。
40歳という節目は、確かに人生について思い悩んでしまうのかもしれません。
孤独を感じ、涙を流してしまう姿に胸が痛みました。
中嶌さんが、そんな主人公の支えになればいいなと思います。
そして、幸せに包まれた坂上さんの笑顔が見たいです。
【ヨソジの春】無料で読めるサービスはこちら!ネタバレ感想もチェック!:まとめ
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