こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、『GIANT KILLING』568話のネタバレ感想を紹介していきます。
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GIANT KILLING【568話】のネタバレ
ハーフタイム
ハーフタイムにロッカーに集まったメンバーに、達海が告げる。
「お前らって、幽霊とか信じる?」
一瞬唖然とするチームメイトたち。
松原は、何の話ですと聞いてくるが、実はその手の話が苦手なのだった。
でも達海は、みんなを怖がらせるためにこんなことを言ったわけではなかった。
「俺は幽霊とか全然興味なくてさ。そういった非科学的な現象は起こらないものだと思ってる。特にフィールドの上では」
チームメイトが耳を傾ける中、達海が続ける。
「もし今お前らが、昇格のかかったチームが思わぬ底力を発揮するとか、そういったゲームには魔物が住んでるとか、アンラッキーなことが起こるとか考えてるんだとしたら、俺に言わせればオカルトだってことだ」
それを聞いて一瞬チームメイトは固まるが、そんなつもりは全然ないとの声も出る。
松原も、ちゃんと前半のミスを反省して、後半に向けた戦い方を話し合っていたところだと言う。
でも達海にしてみれば、そうは見えないのだった。
達海はさらに、ETUが経験した去年の大変な道のりについて語る。
「毎年壮絶な残留争いの試合をして、劇的な残留を決めた試合も映像で見た。だからこのチームが、昇格目前のチームと戦うのにビビる気持ちもわからなくもねえ。けど、俺は言ったはずだ。相手のことなんか関係ねえと」
それを聞いて、悔しそうにうつむくETUのメンバーたち。
さらに達海は、後藤にスパイさせてたと言って、大分側の話もする。
大分が変わったのは監督だけじゃなく、GMも同時に変わってる。
さらに、今いる選手たちのほとんどは来年も契約する約束なのだと。
大分は降格を視野に入れ、2年スパンで自分たちのスタイルを取り戻そうと再スタートを切っているのだ。
「大分から前向きな印象受けたんなら、そういった理由だろうな」と達海。
「物事には理由があるんだよ」とも。
芝が痛んでること、中途半端なシュートブロックが裏目に出ること、ドラマチックだと思ってる過去のゲームですら、理由があるのだ。
ここまで聞いていた選手たちの考えが変わり始める。
問題と向き合っているつもりでいたけど、実際は無意識に現実から目を逸していただけなんだ、と。
達海はさらに、「お前ら、振り返る記憶の場所が間違ってんじゃないか?」
噂するカメラマン
カメラマンの久堂が、ETUの心境について話し始める。
「椿を出してほしい」という若手カメラマンに、久堂はこんな話をした。
「ETUがこの試合に勝てないなら、来シーズンもタイトルは取れないだろうな」と。
そしてその理由を、こう分析するのだった。
ETUは去年までは、残留するかどうか瀬戸際のチームだった。
それが今シーズン、達海とともに大注目のチームとなって、悲願の初タイトルまで見えてきた。
その勢いで残りの試合も突っ走れたかもしれないが、アジアカップのために1ヶ月の中断が入った。
好調なシーズンを送ってきた選手たちが、その1ヶ月の間に気持ちを切らさずキープできたのか。
中には、手ごたえを得た現状に満足してしまう選手がいてもおかしくはない。
達海はそんな選手の気持ちを切らさないために、新システムのチャレンジに臨んだのかもしれないが・・・
本気でタイトルを狙うのか、タイトル争いに参加してるだけで満足なのか、それは達海にはどうすることもできないことだ。
選手自身の問題だからだ。
振り返るべき記憶
達海の話の最中、黒田たちがぞろぞろと入ってきた。
達海は最後に、こういった難しいゲームに勝つために、自分自身を奮い立たせるために、振り返るべき記憶はどこなのかを問いかける。
これまで勝ってきた記憶を思い出すべきなんじゃないのか、と。
GIANT KILLING【568話】の感想
論理的に解説する達海の言葉は、選手たちの心に尽く突き刺さっているようです。
反論するものもなく、ただ黙って聞いているのですから。
しかもその表情は、いちいち納得している者の顔になっています。
後半になれば、達海の言葉がどれだけ効いたのかわかるでしょう。
ここからが本番ですね。
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
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