こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ「ピッコマ」のオリジナル漫画、「ゴッド オブ ブラックフィールド」37話のネタバレ感想を紹介していきます。
第36話のネタバレは、以下をどうぞ!

ゴッド オブ ブラックフィールド【37話】のネタバレ
恭弥の生きる道
ダエルから、傭兵隊長として生きるのか、高校生として生きるのかを聞かれ、恭弥は黙り込んだ。
ダエルは、恭弥がどんな決断をしても従ってくれるという。
恭弥は胸の内で考えた。
シャフランへの復讐が済んだことで、学校の窓際の席で狙撃される心配もなくなった。
ジャングルや砂漠で、敵の攻撃を警戒しながら眠る必要もない。
殺す心配も殺される心配もなくなったのだ。
家に帰れば、裕福で優しい父と母もいる。
黙っていれば、今の人生は全て自分のものになる。
だが、と心で反発する自分もいた。
この西恭弥として生きる資格が自分にはあるのだろうか?
元の持ち主に返す手段があるのなら、迷わず返している。
もしそんな手段が見つからない場合は、どうすればいい?
あの2人を本当の両親と思っていいのか?
ある日突然オレがいなくなったら、父も母もどんなに悲しむことだろう?
ダエルに話しかけられ、自分の世界から戻った恭弥は、時間はあるんだからゆっくり決めよう、と結論を見送ることにした。
ダエルがいうには、後で妻が見舞いに来ると言う。
恭弥が妻に会うつもりなら、生徒として紹介する、と。
「よほどオレを生徒にしてえんだな?」と、やや不満顔の恭弥。
電話がなって、服の用意ができたと知らされ、恭弥はダエルの病室を出て行った。
帰宅して母に会う
家に帰った恭弥は、母の出迎えを受けた。
父の契約がうまくいった話をすると、母は恭弥の胸にそっと顔を埋めた。
「ありがとう、愛してる」と囁く母。
恭弥は、ちょっと疲れたから部屋で休むと言って、自分の部屋に向かった。
自分に問いかける
ベッドに腰掛けた恭弥は、この体の本当の持ち主に、心の中で話しかけた。
どうしてほしい? と。
答えなど返ってくるはずもなく、とりあえずベッドに横になって眠ることにした。
目を覚ますと、窓の外は夕焼けの空が広がっていた。
スマホを見ると、夕方6時だ。
届いていたメールに目を通す。
最初は「連絡待ってるっす」と、未登録でも誰なのかわかる一文だった。
ダエルに電話をかけると、学校から運動部の活動を休止すると連絡が来た、と伝えてきた。
顧問が入院しているためだ。
部活のことはもちろん、自分が授業に出なくちゃいけない心配をした恭弥だが、ダエルがすでに、恭弥も軽い交通事故にあったと報告してくれたらしい。
「気が利くな」と恭弥。
ダエルの復帰は2週間後になるそうだ。
次なるメールは、ミシェルからだった。
電話をかけた恭弥は、フランス語で心配しないように伝え、来週に食事を仕切り直す予約をして通話を終えた。
次のメールは、白井美紅からだった。
どうやって連絡先を知ったのか訝しむ恭弥だが、それよりメールの内容に「今からキョウ君の家に行くね」とあって面食らった。
電話して、怪我したことをなぜ知ってるか聞くと、「マネージャーだもん」との答えが来た。
マネージャーという立場を利用して、学校に問い合わせたのだろう。
恭弥は、怪我は軽いから家には来なくていい、と伝えようとしたが、もう到着するから3分経ったら出てきて、と言われた。
キス
外に出た恭弥は、夕闇の中、ベンチに座る美紅を見かけた。
バーカーに短パン姿の美紅は、黒い私服に身を包んだ恭弥を見るなり、いきなり抱きついてこようとした。
しかし、よろけてこけそうになったため、恭弥が手首を掴んで支えた。
怪我の具合を聞いてくる美紅は、どこを怪我したか心配して、しつこく「見せて」と言ってくる。
恭弥は嫌がったが、結局美紅に手首を掴まれて、その拍子に顔と顔が近づいた。
美紅の心臓の音が高鳴り、その唇が恭弥に近づいてくる。
まさか•••
と恭弥が思った次の瞬間には、美紅のかかとが宙に浮かび、爪先立ちになっていた。
ゴッド オブ ブラックフィールド【37話】の感想
戦いの後の穏やかなひとときを描いた回でしたね。
これからの人生をどうすべきか、元の恭弥に体を返す方法はあるのか、恭弥はしばらく思い悩みます。
そのあと、いくつかのメールを確認し、美紅と再会します。
やはり最後のシーンが一番印象的でした。
2人の顔ではなく、足元を描いているところが、心憎い演出です。
11話の伏線を、ここにきて回収したわけですね。
37話は、バトル漫画の中にあるオアシス的な回といえるでしょう。
第38話のネタバレは、以下をどうぞ!

漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
※4話以降は23時間ごとに1話ずつ読めます。