こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『ガンガンONLINE』で配信中の作品、『いじめるアイツが悪いのか、いじめられた僕が悪いのか？』25話-1のネタバレ感想を紹介していきます。
『24話-2』のネタバレは以下をどうぞ！
いじめるアイツが悪いのか、いじめられた僕が悪いのか？【25話-1】『全てを奪う』のネタバレ
20年前の記憶
その日、相沢は高架下で鈴木と鈴木の友人達に暴力を振るわれていた。
「…もう、やめてよ」
ボロボロに痛めつけられた相沢が鈴木達に訴える。
「は？お前が担任にチクったんだろう！！」
相沢が担任にイジメの件をチクったと怒り出す鈴木。
相沢は、先生から鈴木達のことを質問されたけど、何も話さなかったと訴える。
すると、鈴木の友人が沈黙するのは同意していることと同じだと言い、その言葉に賛同した鈴木がまた相沢を殴る。
（こんな日がいつまで続くんだろう…。死ぬまで終わらないのかな…）
相沢は、終わりが見えないイジメの日々に、心の中で絶望する。
相沢をイジメる理由
イジメに飽きてその場から立ち去ろうとする鈴木に、相沢が問いかけた。
「鈴木くん…どうして、こんなことをするの？僕が何か悪いことでもした？」
鈴木はイジメの理由を思い出すことができず、しばらく考え込んだ。
相沢をイジメる理由を思い出すと、軽い口調で答えた。
「そうだっ！お前のせいで、父さんにゲームソフトを買ってもらえなかったんだ！」
物理のテストで1位を取ったら、父親にゲームソフトを買ってもらう約束だったのに、相沢に1位を取られてゲームソフトを買ってもらえなかった。
「だから、その代わりにお前を痛めつけるゲームをすることにしたんだ」
鈴木は、相沢に向かって笑顔でそう答えて、友人達と遊びに行ってしまった。
鈴木が残した傷痕
「…あの時、キミはイジメの理由を『ゲームを買ってもらえなかったから』だと言ったんだ。覚えていないのかい？」
相沢の話を聞いても、その出来事を思い出せない鈴木。
相沢は、鈴木のイジメで痛めつけられた思い出を語り、今も残っている傷痕を鈴木に次々と見せて、当時の記憶を思い出させようとする。
「…うっせーな！！昔のことをいつまでも！！そんなこと覚えてる訳ないだろっ！！」
過去に犯した自分の罪を次々と見せつけられた鈴木は、我慢できずに相沢を怒鳴りつける。
イジメられた僕が悪いのか？
逆ギレする鈴木に相沢は言った。
「イジメた側はそうでも、イジメられた側は違う。あの時に受けた痛みも屈辱も…。何年経っても忘れられないんだ」
ゲームを買ってもらえなかったという自分勝手な理由でイジメを始めたあの時の鈴木の言葉だって、今も鮮明に覚えている。
「教えてくれないか？娘がイジメられた理由が、イジメた奴らがイジメる理由を勝手にこじつけたからだと言うなら、キミが僕にした行為は違うのかい？」
相沢に問い詰められて、何も言えない鈴木に向かって、相沢はふたたび問いかける。
「20年前のイジメは、イジメられた僕の方が悪かったというのかい？」
真っ直ぐに鈴木の目を見つめながら、相沢は鈴木に答えを求めた―。
いじめるアイツが悪いのか、いじめられた僕が悪いのか？【25話-1】『全てを奪う』の感想
タイトル通り、物語の本質をつく展開になってきました。
イジメの理不尽さって。加害者は何事もなかったかのようにその記憶を忘れ去り、被害者はその時に受けた傷を何年も抱え続けることですよね。
しかも、イジメる側にとって、イジメる理由なんて何でもいいんでしょうね。
現実のイジメも、鈴木のように理不尽なこじつけで始まるイジメって、たくさんあるんだと思います。
自分の娘がイジメられる側になって、初めて過去の自分と向き合うことになった鈴木。
果たして、相沢の問いかけに対して何と答えるのでしょうか。
『25話-2』のネタバレは以下をどうぞ！
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
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