今回は、コミックシーモアの先行配信作品『君を忘れる恋がしたい』の1話について、ネタバレ感想をシェアしていきます。
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君を忘れる恋がしたい【1話】ネタバレ
恋って分からない
中学3年の立花志乃は、恋に無頓着な女子だ。
まわりの女子は、みんなときめいたりしてるのに、ちょっと遅れてる感じ。
女子たちの間では、瀬名瑞生という男子が一番人気だ。
いつも周りに人がいて、一際目立つ存在なのだ。
ある日の放課後。
友達の代わりに係を代わってあげた志乃は、荷物を持って視聴覚室へ。
と、中にいた、ギターを弾く男子。
なんと、瀬名ではないか！
ついうっかり逃げちゃう、志乃。
素直さ爆発
翌日、下駄箱のところで瀬名と話した志乃は、本音を口にする。
「感動したよ、好きだって思った」
あまりの素直な発言に、瀬名はちょっと驚く。
それから、なんとなく瀬名といい感じになって、放課後には一緒にギターを弾いたりして。
遠慮する志乃に、ギターを弾かせた瀬名。
顔が近づいたことをきっかけに、キスまで発展したり。
両思い
瀬名はかなりオープンなタイプで、付き合い始めた志乃に、みんなの前で「一緒に帰ろうぜ」と！
そんなだから、志乃は女子から陰口を叩かれたりもした。
「両思いなんだから」というのが、瀬名の言い分だ。
志乃も瀬名のことが好きになってて、ベッドでキスして…
引越しをきっかけにさよなら
瀬名が東京に引っ越すことになり、別れることになった。
志乃は、電話やメールで付き合いを続けたかったけど、瀬名の気持ちはきっぱりしていた。
あれ以上の恋を見つけたい、と思いながら、いつしか志乃は、大学生になっていた。
偶然の再会
軽音部に入ろうかと思って、校舎を歩いていた志乃。
と、女子とキス中の男子に遭遇。
なんと、瀬名だった！
その日の夜には、新入生歓迎の飲み会で、やはり瀬名を確認する。
同じ中学ってことで注目されたりもしたけど、瀬名はあっけらかんとしたもので。
「話したことないよね」
いっぽうの志乃は、男子たちに愛想ふりまくから、男たちから隙ありだと思われたり。
でも、ガードの緩い志乃を救うように、瀬名が助けてくれた。
2人きりになると、瀬名はいう。
「しょうもねえ男に、手出されそうになってんなよ」
それから、瀬名は自分のいろんな思いを口にした。
挙句に、「再会できたのも、運命じゃん？」と。
いきなり口説いてきた瀬名に対し、志乃は平手打ちを見舞う。
「もう好きじゃないから」
それでも瀬名は、まったく動じず。
いきなり志乃の腕を掴み、唇を重ねてくるのだった。
君を忘れる恋がしたい【1話】感想
素直で裏表のない志乃と、ざっくばらんでオープンな性格の瀬名。
瀬名はいわゆる、モテ男子なわけですね。
女子から注目されまくるタイプなだけに、自分を普通だと思ってる志乃からすれば、「なんで私が選ばれたの？」って感じです。
セリフもまた、素直さに溢れたものばかり。
瀬名が引くギターの音を聞いて、「すごいきれい」と率直な意見を述べたり。
いっぽう、瀬名のほうは、自分の気持ちに正直に、志乃のことが好きなんだから付き合う、って感じの猪突猛進型です。
清々しいくらい、回りくどさも一切なし。
1話の最後では、再会まもない志乃の腕をつかんで、いきなりキス。
そうしたいから、そうする、という気持ちが、ありありと感じられるタイプでございます。
タイトルには、深い意味がありそうですね。
大学生になった志乃が、あれ以上の恋を見つけたい、と思うシーンがあります。
でも、表紙の絵は、瀬名なんですよね。
タイトルは「君を忘れる恋がしたい」なので、志乃か瀬名、どちらかの気持ちがタイトルになっているのだと思います。
相手を君と呼ぶのですから、一般的には男性から女性への気持ちかなと思って読んでました。
つまり、瀬名の気持ちがタイトルになったと思っていたのです。
でも、志乃が「あれ以上の恋を見つけたい」と思ってるので、志乃の気持ちも含まれているような気もします。
なにはともあれ、甘酸っぱい恋愛物語が堪能できる作品です！
青春の恋愛をリアルに描きながら、成長、自己発見、そして過去との向き合い方について、キレイな絵で紡がれていく物語。
ドロドロ感もなく、ストレートな思いのオンパレードなので、読んだ後の爽快感も素敵です。
ぜひ一度、試し読みしてみてくださいね。
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