こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『ピッコマ』で配信中の作品、『公爵夫人の50のお茶レシピ』1話ネタバレ感想を紹介していきます。
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公爵夫人の50のお茶レシピ【1話】のネタバレ
孤独な公爵夫人
「あれ、公爵夫人じゃない」
メイドたちがクスクス笑いながら、公爵夫人の陰口を叩いている。
屋敷の廊下を歩く公爵夫人は、メイドたちの悪口を気にする風でもなく、その場を通り過ぎる。
眼鏡をかけたメイドのエリーだけは、悪口に参加することなく、心配そうに公爵夫人の姿を眺めていた。
そんな中で、公爵夫人は一人考える。
(ここの世界に来てから、何日が経過したのかしら…)
最初にこの世界に来た時は、この状況に戸惑い、周囲の悪意ある態度に腹を立てたりもした。
(…あれから一週間。こんな生活にも、もう慣れた…)
公爵夫人は、この世界の住人ではなかった。
日本で生まれた「日向楓」という名の日本人女性だった―。
日本の記憶
日本にいた頃の楓は、周囲の目ばかり気にして生きていた。
社会人になってもそれは変わらず、頼まれた仕事は何でも引き受けていた。
自分だけが苦労を背負い、同僚がおいしい手柄だけを持っていくこともあったが、人に頼まれると断ることができなかった。
ある日、楓はハイリスクなプロジェクトを任されることになる。
誰もが成功しないだろうと噂している仕事だった。
楓なりに最善を尽くしたが、プロジェクトは失敗に終わり、会社に多大な損失を与えることになった。
「どうしてくれるんだ!?日向君!責任を取って辞職したまえ!」
最初は楓を頼り、応援してくれていた上司が手の平を返したように、楓を責め立てる。
楓は何も言い返すことが出来ず、責任を取って会社を辞職した。
楓の決意
会社を辞めた翌日。
家でヤケ酒をしていた楓は、泣きながら酔い潰れていた。
(もう、人の目ばかり気にしない…)
眠り込む直前、そう固く決意した―。
目覚めた世界は…
気がつけば、楓は現在の世界にいた。
緑色のドレスを身にまとい、上品で綺麗な公爵夫人となり、屋敷の自室で目を覚ました。
この世界での楓の名は「クロエ・バーテンベルク公爵夫人」と呼ばれている。
公爵夫人でありながら、部屋の掃除は誰もしていないようだった。
花は枯れ、部屋にはホコリが溜まっている。
周囲の侍女や侍従からはバカにされ、イジメられている公爵夫人。
それが今の世界の楓=クロエだった。
(やっと、人の目を気にしない人生を送ろうって決めたところだったのに…)
ベッドの上に寝転がったクロエは、思わず頭を掻きむしりながら叫んだ。
「もうっ!最悪の人生だわ!!」
日向楓(27歳)は、人生最大のピンチを迎えていた。
公爵夫人の50のお茶レシピ【1話】の感想
人の目ばかり気にしているヒロインの楓が公爵夫人に異世界転生する漫画。
イジメられている公爵夫人に転生するって、本当にいいところが何もないですね。
どうして目下のメイドたちにまで堂々と悪口を言われているのか謎ですが、出自に問題でもあるんでしょうか。
公爵夫人のクロエとなった楓がこの世界でどんな風に変わっていくのか、成長の過程を追うのが楽しみな作品です!
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
※4話以降は23時間ごとに
1話ずつ読めます。