こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、『レンタル妻』2巻のネタバレ感想を紹介していきます。
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レンタル妻 第3話『絶望の淵に見た希望』ネタバレ
契約成立
(疲れた… あー、とにかく寝たい…)
(株)愛の水で、浄水器の訪問販売をしている小菅(こすげ)は、疲れきっていた。
終電を逃し、何とか自宅アパートまで帰ると、着替えもせず、真っ先に布団に倒れ込む。
その拍子に、胸ポケットで、カサッと音が鳴った。
(あー、今日、配っていたティッシュか…
ワイフスタジオ? …妻なんて、今の俺には…)
「…あなた、起きて! 朝ごはんの準備、出来てるわ…」
綺麗な黒髪の女性が、優しく小菅を起こす。
目の前には、作り立ての朝食がたくさん…
(夢か… もう朝… あーまた始発出勤だ…)
5時30分にセットした目覚まし時計が大きな音で鳴っている。
憂鬱な気分で、小菅は会社へと向かった。
早速、社長の長い説教が始まる。
今月、未だに契約数がゼロの小菅は、毎回かなりの圧力をかけられていた。
今日も朝からいろいろな家を訪問し、浄水器の契約を勧める。
「これ1つで水道水が、ミネラルウォーターに!
只今、格安キャンペーン中です!」
手の平サイズのカートリッジを見せながら、何度同じ言葉を繰り返しただろう…
この日も、終電ギリギリまで頑張ったが、結果は、また、ゼロだった。
…早朝の駅のホームで、小菅は考えていた。
(また、説教かな… それとも、今回はいよいよクビかも。
あーあ、一層のこと死んだら楽に…)
電車がホームに入ってくる中、小菅の足は、無意識に線路へと踏み出していた。
「あなた! …あ、ごめんなさい。間違いました」
知らない女性に声をけられ、我に返る小菅。
顔色は悪く、体も小刻みに震えていた…
(あー、会社、無断欠勤しちゃったな… もう疲れた…)
小菅は、コーヒー片手に公園のベンチに座り、物思いにふけっている。
公園内では小さな子供を連れた夫婦が、散歩をしていた。
(俺にも奥さんがいたらなぁ… 心の支えがあれば、頑張れるのかなぁ…)
そして、先日もらったレンタル妻サービスのティッシュを手に取った…
思いきって電話をかけ、小菅は初めて『妻』を契約した。
夫婦の時間
「おかえりなさい! お買い物、重たいのにありがとう。
先にお風呂に行く? 疲れてるでしょうから、ゆっくり入ってきてね!」
玄関を開けると、妻のミユが、笑顔で迎えてくれた。
緊張気味だった小菅の顔が、少し綻ぶ。
ミユに促されるままお風呂へと向かう。
浴室も綺麗に掃除され、洗濯機も動いている。
浴槽に浸かりながら、小菅は、今のこの状況に幸せを感じていた。
「湯加減はいかがかしら?」
突然、ミユに声を掛けられ、大丈夫と返事をする。
すると、裸になったミユが、タオルで前を隠しながら入ってきた。
まさかの事態に、動揺を隠せない。
(女性の裸なんて、いつから見てないだろう… 綺麗だ…)
つい、ミユの体に目がいってしまい、小菅の下半身はしっかり反応していた。
ミユは、シャワーを浴び、そして、小菅の足の間に背を向けて座った。
「ん? 背中に固いものが… 何かしら…?」
「すみません! 随分、こういう事がなかったので…」
「もー、謝らないで! 私たち、夫婦なのよ!
何もダメな事なんてないでしょ。…でも続きは、後でね」
お風呂から上がり、小菅の心は、ミユによってすっかり解れていた。
机の上のスマホが光っている。
見ると10件の不在着信が… しかも、全て、社長。
小菅は、スマホの電源をオフにし、夕食の手伝いを始めた。
食後は、2人でお酒を飲み、テレビを見ながら楽しく過ごす。
(隣に笑顔で、一緒にいてくれる人がいる…)
小菅の目から大粒の涙が溢れた。
ミユは、小菅の頭を自分の膝の上に乗せ、横たわらせた。
「大丈夫? 少しは落ち着いた?」
「…はい。」
「心身共に、すごく疲れているのね… 私が癒してあげたい…」
「あの、僕もミユさんに、シてほしい…」
服を脱ぎ、お互い裸になった2人。
小菅は、ミユの膝に仰向けで横になると、ミユの豊かな2つの膨らみに触れた。
片方の先端を口に含み舌で転がす。
もう片方は、手のひらで包み込み、揉みしだいた。
すでに、大きく、固くなった下半身は、ミユの手によって、より一層強度を増している。
限界が近づく小菅のそれを、ミユは、自分の胸で挟み上下に擦り…
「生きてて良かった…」
行為を終えた後、布団の中で小菅は、そう呟いた。
そして、隣で横たわっているミユに、ぽつぽつと話を始めた。
「勤め先の会社で結果が出せずに、毎日が辛くて…
今朝、無自覚のまま、電車に飛び込もうとしていました。
間一髪、声を掛けられた事で、気づく事が出来たんです。
このままじゃ、いけないと…」
「そう、あの人は立ち直れたのね!」
ミユは、小菅の頬に手を添えて、嬉しそうに言った。
(えっ! 声を掛けてくれた女性は、もしかして…)
「もう、十分頑張ってるんだから、これ以上思い悩む事はないわ。
生きてさえいれば、やり直しはできるんだから!
まずは、自分自身を大切にね」
朝を迎え、小菅は、ある事を決意した。
契約時間の終了15分前。
小菅は、ミユに1つのお願いをする。
「そこで、今から僕がする事を見守っていてほしいです」
そう言うと小菅は、社長に電話を掛けた。
怒鳴り散らす社長を前に、小菅は毅然とした態度で言った。
「今から行きます。社長に退職について、話があります」
緊張でスマホを触る指が震えている。
電話を終えた小菅に、ミユが笑顔で労いの言葉を掛けた。
精算
契約終了後、ミユは、自分の夫について小菅に話した。
(以前、旦那さんは、俺と同じ状況にあったのか…
どうりで、あの時の言葉に重みがあったわけだ…)
小菅は、今、社長室の前に立っている。
手には、退職願の封筒。
人生をやり直し、いつか本当の奥さんを…
そんな決意を胸に小菅は、ドアをノックした。
レンタル妻【3巻】『絶望の淵に見た希望』感想
人間、誰でも心の支えが必要なんだと改めて思いました。
今回、ミユは、1人の人間の命を救い、希望まで与えたと思うと感慨深いです。
ずっと孤独で辛い毎日を送っていた小菅が、家庭の温もりに触れて、号泣したシーン。
胸にじーんときました!
結構、感動したんですが、皆さん、いかがだったでしょうか?
最初、やつれて弱っていた小菅が、最後、生き生きとした表情になっていて、
うれしくなりました。
ミユのこれからの活躍にも期待です!
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
以下のページには、ネタバレ全話と、お得に読む方法がまとめてあります。