こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ「マンガmee」のオリジナル作品、「サレタガワのブルー」84話のネタバレ感想を紹介していきます。
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サレタガワのブルー【84話】のネタバレ
83の続き
茉拓の友達が梢だと知って、驚く暢。
梢のほうも、初対面のはずの相手が茉拓の彼氏だと知って驚いていた。
暢がたっくんを肩車していると、たっくんは暢のピアスに触れてしまい、ピアスが取れちゃった。
歩道に植えた植物の中に落ちたもんだから、探さなくちゃならない。
お気に入りというか
子供の失態は親の責任と言って、精一杯謝ってくる梢。
暗くなってきたからと、暢は自分だけで探せるから大丈夫、と梢を帰そうとする。
責任を感じている梢は、「いつもつけてましたし、お気に入りなんですよね?」と言って探し続ける。
「お気に入りというか」と言い置いて、暢は高校時代の茉拓との思い出を語り始めた。
茉拓との思い出
高校時代、耳にピアスをつけた茉拓が、屋上で暢に自慢げに披露していた。
「優等生が校則違反なんて、反抗期か?」と暢。
「わかってないな」と茉拓は言って、ピアスをつけた理由を話し始めた。
いとこのお姉ちゃんの結婚式に参加したら、そのお姉ちゃんがすごくきれいになっていたという。
知らぬ間に大人になってた、と。
「私も早く大人になりたいなって」と、茉拓。
ところが茉拓は、大人になる前に亡くなってしまった。
火葬の直前に、暢は茉拓の耳からピアスを外し、それをずっと大事にしてきたのだった。
梢の考え
暢から話を聞いて、ピアスは茉拓の形見だと知った梢。
「そんな大切なものなら、絶対に見つけないと。命日になくすなんて・・・」
慌てた表情の梢をかばうように、暢はこう言い出した。
「命日だからこそ、かもしれませんね」
そして暢は、自分の過去を振り返りながら、人生について語り出した。
暢はずっと、茉拓のことを引きずって生きていた。
恋愛も結婚も、一生無縁なのだと思っていた。
暢を全力で好きでいた茉拓に対して、暢が返せる愛は、そういったことしかないと思っていた。
何年過ぎても孤独で、やっぱり一生1人なのかな、と思い始めると、やっぱり怖さや虚しさを感じてしまう。
世の中のカップルや夫婦が当たり前にしてる「人と寄り添って生きる幸せ」に憧れてしまう自分がいる。
でも茉拓のことを考えると、他の女性に目を向けることもできず。
そんなときに藍子と出会い、「ピアスつけたままでいいよ」と言ってくれた。
いつまでも茉拓を引きずってた自分には、この人しかいない、と盲信的に好きになって、結婚まで駆け抜けた。
結婚生活でも暢は、一生大事にするつもりで張り切ってきた。
でも。
ピアスをつけたままの結婚生活は、不倫されてもしょうがない不誠実な夫だったのかもしれない。
だから茉拓も天国から、「さっさとそんなピアスはずしなさい」と言ってくれてるんじゃないか。
たっくんの手を通して、命日の日に外してくれたんじゃないか、と。
暢の話を聞いていた梢は、「それは違うと思います」と切り出した。
茉拓は、ぼっちで太って醜かった梢に、唯一優しく話しかけてくれた天使みたいな子だった、と。
何年も苦しんでる田川さんには、幸せに笑って生きて欲しいと思ってすはず、と。
「さあ、探しましょう」と梢。
「26歳にもなれば、みんないろいろ反省しながら生きてますって。ピアスだって、つけてもいいし外してもいい、田川さんの自由意志ですよ。ってか、茉拓ちゃんの大事にしてたもの、なくしちゃダメですよ」
自由意志、という言葉を聞いて、暢は考える。
茉拓の気持ちを想うあまり、一生つけないといけない、と変に拘ってたことを。
肩の荷が降りた気がして、暢は梢に頼もしさを感じるのだった。
草を分けて探し出していた梢が、ピアスを見つけて、それを暢に手渡してくれた。
「本当によかった」と安堵しながら。
そして梢は、こう切り出した。
「田川さんは結婚生活をがんばったと思います。思い悩む必要なんてないですよ。私たちの離婚は英断で、マルイチなんですから」
ピアスについても、故人を忍ぶ気持ちは悪いことじゃない、と言って、暢を励ます梢。
それを聞いた暢は、そうだな、と素直に思うのだった。
悩んでも仕方ない、帰ったらこのピアスは仕舞おう、と。
藍子さんに恋した自分、結果的に離婚してしまった自分、それらを否定しないために。
前を向いて生きてくために。
暢を惜しがる藍子
藍子と龍志は、タワーマンションの一室で肉体関係を楽しんでいた。
ひと段落すると、龍志はすぐにシャワーを浴びて仕事に戻ると言い出す。
小遣いはテーブルに置いてくというが、次に会えるのは金曜日になるらしい。
部屋に1人残された藍子は、経営者の彼女である自分が、ちょっぴり寂しく感じ始めていた。
在宅ワークだった暢とは、いつも一緒にいられたのに・・・と。
私みたいなかまっちょには、暢くん合ってたな、惜しかったな、と。
その時、玄関のインターホンが鳴り、服を着て出た藍子。
相手の姿を見て驚く。
サレタガワのブルー【84話】の感想
過去を引きずっていた暢は、梢の言葉によって、ピアスを外す決心をします。
それは前向きな行動なので、未来が開そうな予感がしますね。
いっぽうの藍子は、寂しがりやな自分は、経営者の男性とはちょっと合わないと思い始めている様子。
経営者の男性は忙しく、仕事に向かう時間も長いですからね。
後悔し始めているのでしょうけど、もう元には戻りません。
そんな藍子の前に現れたのは、一体誰なのでしょう?
気になりますね。
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。