こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『GANMA!』のオリジナル作品『山田くんとLv999の恋をする』54話のネタバレ感想を紹介します。
『山田くんとLv999の恋をする』を読みたい方は、『GANMA!』で読むことができますよ〜!
第53話のネタバレは、以下をどうぞ!
山田くんとLv999の恋をする【54話】『だから私たち』ネタバレ
山田の慰め
外は相変わらずの雨。
ベッドの上に腰掛け、向き合う茜と山田。
山田はそっと、茜を慰める。
「俺ね、思うんですよ。今日みたいな茜さんを、何回か見てきたから。周りがどうこう言っても、きっと自分のやりかたでやるんだろうなって」
茜は少し、目を丸くした。
「私、すんごい分からず屋ってこと? 止めなくても、もうネトゲで会った人と深く関わんないよ」
「止めてないですよ」
茜はすかさず、山田の肩に両手をのせて言う。
「止めてよ」
茜の気持ちは、山田にとっては?だった。
「だって茜さん、人と仲良くなるの、好きでしょ? だから止めないですよ。それが悪いことだなんて、思わないし。危険なのは、ダメですけど」
山田の言葉を聞きながら、茜は思い出す。
険悪なムードの瑠奈を相手にしたときのことや、結衣とゲーム内で話したときのことを。
「誰かと仲良くなろうとして、上手くいかないこともあって、でもまた相手のことを知ろうとして。いつも、当たり前みたいになってて。すげぇなって思ってます」
山田は心の中で、かつての茜の明るい表情を思い出していた。
いつも自然に笑ってたり、前からの友達みたいに名前を呼んだりする茜を。
「今こうして一緒にいられるのも、茜さんのおかげですし」
山田は切々と、自分の思いを言葉にする。
「俺、そういう茜さん、好きです」
黙って聴いてる茜は、横目で山田を見ていた。
そして、涙を浮かべた。
「強めに慰めてみました。茜さん、弱ってるんで」
涙を手で拭う、茜。
山田の首に両腕を回し、抱きついた。
キスしたあと、向き合って言葉にする。
「好き」
まだ涙が浮かんでる茜のほほは、ちょっとだけ赤くなってる。
もう一度キスすると、山田は横目で確認した。
「ちょっと、待って」
「重かった?」と、茜が離れる。
「そうじゃなくて…」
そう、ソファには谷さんが寝てるのだった!
いびきが止まってて、多分起きてると山田は気づいたのだ。
谷さんはゆっくりと、顔を上げてこちらを見た。
いかにも不満げな表情で。
「なんでだよ? せっかく寝てるフリしてたのに! 続けてよ。俺が邪魔したみたいだろ」
谷さんの存在を、すっかり忘れてた茜。
ほろ酔い加減の谷さんは、山田の慰め方をほめる。
「俺ならもっと、パッションだしてくけどな。でもまあ、合格点としよう」
「もう帰れ」と山田。
谷さんはもちろん、拒否る。
なにはともあれ、茜は元気を取り戻したようだ。
「女の子が言う『大丈夫』をうのみにするなって、りおりお言ってたよ」
「ほんとに大丈夫だよ、谷やん」
いきなり茜に「谷やん」と呼ばれて、谷さんドッキリ!
だから私たち
茜はまた、表情を硬くしてつぶやいた。
「私も余計なこと言ったし、結衣ちゃんもひどいこと言った。だから私たち、仲直りしなきゃ」
そのころ結衣もまた、自分の部屋のベッドで泣いているのだった。
山田くんとLv999の恋をする【54話】『だから私たち』感想
切々とした山田の慰めは、茜のハートをしっかり支えたようですね。
連載当初はぶっきらぼうな男って感じだったけど、なんかちょっと素敵な男って感じでした。
Lv999のうち、今どれくらいなの?
物語のスタートからすると、かなりレベルアップしてるっぽいけど(笑)
めちゃくちゃ彼氏してる!
山田より年上だけど、ちゃんと山田に甘えてる茜も、とってもキュートです。
それにしても、谷さん!!!
茜はすっかりその存在を忘れてるみたいでしたけど、読んでるこっちまで忘れちゃってましたよ!
「もう帰って」
という気持ちは、読者全員の切実なる願いです(笑)
第55話のネタバレは、以下をどうぞ!
『山田くんとLv999の恋をする』を読みたい方は、『GANMA!』で読むことができますよ〜!
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家族や友達のお祝いケーキにもおすすめですよ〜!