こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『ピッコマ』で配信中の作品、『復讐の赤線~私を奴隷にした家族を許さない~』27話のネタバレ感想を紹介していきます。
10話までなら、ピッコマ公式ページあるいはアプリで今すぐ無料で読めます!
11話もすぐに「待てば0円」で読めますので、実際に待って読むのは12話以降です。
※11話以降は23時間ごとに
1話ずつ読めます。
26話のネタバレは、以下をどうぞ!
復讐の赤線【27話】『逆転劇』のネタバレ
26話の続き
頼子が誰かに騙され、借金を背負い込んで娼婦になったと思い込む篤人。
「借金は肩代わりするから、一緒に帰ろう」
頼子を説得して杉山家に連れ帰ろうとする。
しかし、頼子は「ここで働いているのは、私の意思です」と篤人を拒絶した。
あなたが知らない女
篤人に別れを告げたあの日、頼子は死んだ。
「今、目の前にいるのは、娼婦のスズラン。あなたが見知らぬ女です…」
淡々と篤人に語りかける。
篤人は、頼子がムリに嘘をついていると思い「俺が守るから一緒に帰ろう」と訴える。
「君はこんな仕事をしてはいけない」
そう言って、頼子の両手をぎゅっと握りしめた。
杉山家にいた頃、篤人に手を握られ、密かにときめいていた思い出が蘇る。
懐かしそうな表情で頬を赤らめ、頼子はしばらく思い出に耽る。
頼子の宣言
その様子を見た女将の芳子が「その男は、あんたのいい男なのかい?」と尋ねた。
夢子が前に住んでいた家の住人だと忌々しそうに告げる。
「ああ、例の鬼みたいな家の奴かい」
二人の関係を把握した芳子は、さっさと帰れと篤人を邪険に扱う。
「あなた方が頼ちゃんを騙しているんじゃないのか!?」
不躾な態度で食ってかかる篤人に、夢子が腹を立て喧嘩腰になる。
険悪な雰囲気が漂う中、頼子が静かに口を開いた。
「私は騙されていません。ですから、篤人さんはお帰りください」
あの頃と逆ね
篤人が頼子の名を呼ぼうとした瞬間、頭から塩が降りかかる。
驚いた頼子が塩が飛んできた方を振り向くと、夢子が塩が入った壺を抱えて投げつけていた。
「夢子!」
芳子が威勢よく名を呼ぶと、夢子が塩壺を芳子に手渡す。
塩をグッと片手に掴み取った芳子は、篤人に向かって勢いよく塩をまき出した。
「夢子もやりな!こんな厄介者はここから追い出すよ」
芳子の言葉に同調した夢子も一緒になって篤人に塩を投げつける。
篤人は黙って突っ立ったまま、その洗礼を受けていた。
呆然とその光景を見つめていた頼子はふと気づく。
杉山家が崩壊した日。
鬼の形相で「出ていけ!」と頼子に塩を投げつける杉山家の母。
抵抗できない無力な頼子の姿を篤人はただ見つめているだけだった。
今の私たちは、立場が逆になったのね…
譲れない想い
篤人に向かって頼子が告げる。
「篤人さん、私が杉山家で理不尽に受けていた行為はこういうことです。
ここでは、そんなこと誰もしません。…どうかお帰りください」
報いを受けるかのように無表情で立ち尽くす篤人。
「…今日は帰るよ」
そう言うと、大人しく出口へ向かった。
「でも、頼ちゃんにここはふさわしくない。気持ちが変わるまで、何度も連れ戻しに来るから」
困惑したような表情で篤人の言葉を聞く頼子。
「必ず、あの頃の頼ちゃんを取り戻す」
篤人は、断固たる決意を秘めた表情で頼子にきっぱりと宣言した。
脳裏には、無垢であどけない頃の頼子の姿が浮かぶ。
体についた塩を払いながら、騒がせたことを一言侘びて篤人は帰っていった。
その後ろ姿を忌々しそうに見つめる、芳子と夢子。
頼子は、何一つ未練を感じさせない面持ちで、ただ黙って篤人を見送っていた。
復讐の赤線【27話】『逆転劇』の感想
すっかり篤人は悪者扱いですね。
杉山家で篤人だけが頼子に好意を抱き、優しく接していました。
しかし、本当に助けて欲しい時に手を差し伸べないのは、優しさと言えるのでしょうか?
今の篤人に欠けているものが浮き彫りになった回でした。
頼子を家に連れ帰っても、同じことの繰り返しでは意味がありません。
篤人自身は、全く頼子を諦める気はないようですけど。
最後の決意表明は、篤人の強い意志が伝わってきて、この人なら本当に頼子を元の世界に連れ戻すかも?と予感させるものがありました。
頼子が元の頼子に戻るかは、篤人がどれだけ変われるかにかかっていると思います。
28話のネタバレは、以下をどうぞ!
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
※11話以降は23時間ごとに
1話ずつ読めます。