こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『マンガMee』で配信中の作品、『モラルハザード』19話『真琴と庶民①』のネタバレ感想を紹介していきます。
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18話ネタバレは以下をどうぞ！
モラルハザード【19話】『真琴と庶民①』のネタバレ
ますます苦しい家計
真琴の夫の透の給料が以前にも増して激減した。
透は平日の昼間から、ビールを飲んでテレビを見て笑っている。
真琴は仕事に行かない透の姿を疎ましそうに見つめていた。
「透、斗夢の2歳の誕生日祝いだけど…。どうするの？」
「新しくできたファミレスに行くんはどうや？宅配ピザもええけど」
その言葉を聞いた真琴は、そんな貧乏くさいの嫌だと叫びそうになった。
しかし、そんなことを言うと余計に惨めに感じてしまうと思って、言葉をグっと飲み込んだ。
夫の言葉に腹が立って
不景気の影響か、透の仕事の収入源になっていた地方の営業がなくなってしまった。
今の仕事は深夜のバラエティやライブの前座など、小さな仕事ばかりしている。
今の家の家計は、両親からの援助で何とか成り立っていた。
（今月もギリギリだわ…）
真琴が今月の支出を確認していると、透が声をかけてきた。
「真琴、ビールもう1本飲んでええか？」
「…ダメよ、お酒は1日2本までよ」
「貧乏くさっ、しけてるわ～」
透の言葉に腹を立てる真琴。
（あんたがそれを言う！？）
そのまま、だるそうに眠る透の姿を真琴は憎々しげに見つめる。
優雅な杏子の生活
真琴は気分転換に息子の斗夢を連れて、近所の公園に向かった。
砂場で遊ぶ斗夢を撮影しながら、最近はこんな写真ばかり撮っているとため息をつく。
高級ホテルのスイートルームで子供の誕生日パーティーをして以来、ありきたりな冴えない写真しか撮影することができない。
撮影した写真を確認していると、杏子のSNSが更新されていることに気づく。
「杏子ちゃんが何か更新してる！」
杏子のSNSをのぞきに行くと、箱根の旅館で娘の莉伊佐の誕生日パーティーを開いたという投稿があった。
それぞれの両親もお祝いに駆けつけてくれたと言う。
真琴とは違う優雅なママ友達
「箱根なんていいなぁ。ここの旅館って、有名なところだよね？」
ふと値段が気になって調べてみると、予想以上に高額で絶句する。
「これ、両親も一緒って…。一体いくらするの…」
杏子の旅館の費用を計算してみた真琴は、自分との生活の違いに落ち込んだ。
杏子だけではなく、奈美やプリスクールのママ友達は子供の誕生日を盛大に祝うのだろう。
（いつも、お金のことを心配しているのは私だけ…）
一流企業に勤める夫を持つ、セレブなママ友達との違いを痛感する。
幸福そうな母親の姿を見て
その時、真琴の足元にボールが転がってきた。
ボールを取りに来た母親にボールを手渡した後、真琴は公園にいる母親の姿を眺める。
どの母親も貧乏くさくて平凡な人達ばかり。
真琴は、貧乏くさい人間が嫌いだった。
（なのに、どうして今はあの人達が輝いて見えるんだろう…）
子供達と楽しそうに笑い合っている、幸せそうな母親の姿を真琴は羨ましそうに見つめていた―。
モラルハザード【19話】『真琴と庶民①』の感想
芸人である夫の透の仕事が激減して、家計がどんどん苦しくなる真琴。
しかし、夫の透にはその危機感がなく、苛立つ日々を送っています。
きっと夫の透からすれば、自分の収入が減っても両親の援助で何とかやっていけているから、危機感がないんでしょうね。
奈美と違って真琴の場合、両親は裕福で援助もあるので、人並みの生活水準に落とせば普通に生活できそうなんですけど…。
両親の援助に加えて真琴がパートに出れば、お金に困りそうにないですよね。
真琴の場合、分不相応な生活に憧れて、余計に惨めになって不幸になっているだけな気がしました。
お金だけが幸福の全てではないと気づけたら、幸せになれる道は開けると思います。
20話ネタバレは以下をどうぞ！
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
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