こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『マンガMee』で配信中の作品、『モラルハザード』20話『真琴と庶民②』のネタバレ感想を紹介していきます。
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19話ネタバレは以下をどうぞ!
ネタバレまとめ記事もありますよ!
モラルハザード【20話】『真琴と庶民②』のネタバレ
背伸びをした暮らし
公園で子供と幸せそうに過ごしている平凡な母親達の姿を見て、羨ましいと思った真琴。
プリスクールでのママ友との生活は、自分にとってすごく背伸びをした生活なのかもしれない…。
真琴がそんな事を考えていると、息子の斗夢が「ダメ!!」と大声を出した。
2歳の息子に手を焼いて
背後を振り返ると、砂場で遊んでいる子供のスコップを斗夢が取り上げて、自分のものだと主張していた。
「斗夢、ダメよ。これはお兄ちゃんのだから」
真琴がスコップを返させようとしても、斗夢はダメダメと自己主張する。
ダメという言葉は、斗夢が最近よく使う言葉だ。
斗夢は男の子だからなのか、向日葵や莉伊佐など他の女の子よりも言葉が遅い。
最近は何でも「ダメ」という言葉で、我を通すようになってしまった。
しっかりした子供の姿に感心していると
(人様のものなのに、ダメじゃないでしょうに…)
聞き分けのない斗夢の態度にため息をつく真琴。
「斗夢っ!お兄ちゃんのだから、返しなさい!」
「ダメ~~」
真琴がコップを取り上げようとすると、斗夢が必死に抵抗する。
「いいよ。僕たち、こっちで遊んでるから」
砂場でお山を作っている男の子が斗夢にスコップを貸してくれる。
(しっかりしてる…。まだ、5歳くらいに見えるのに)
しっかりした子供の態度に真琴は感心していた。
先輩ママから経験談を聞いて
その時、男の子の母親がそばにやって来る。
「お兄ちゃん、えらいね。ちゃんと貸してあげて」
男の子の母親は、真琴に向かって声をかける。
「よろしければ、使ってください」
「ありがとうございます」
真琴は、お礼を言った後に謝罪をしながら、子供が2歳になってから言うことを聞かなくなったと話す。
母親は自分の息子も2歳の頃は、斗夢よりも言うことを聞かなかったと話し出す。
当時の子育ては大変だったが、2人目が生まれて兄が面倒をみてくれるようになってからは、だいぶ楽になってきたと語る。
平凡な暮らしに気持ちが揺らいで
母親から子供が2人いてよかったという話しを聞かされた真琴。
今は斗夢のことで精一杯だが、本当は一人っ子だとかわいそうだと思っていたことを思い出す。
(2人目か…)
子供が2人いる生活に憧れる気持ちが湧いてくる。
「ねぇ、よければ私達とご飯でもどう?」
向こうで集まっている近所のママ友と一緒に食事をしないかと誘われる。
(…うん。こういうのも、いいのかもしれない)
真琴は、平凡な主婦として暮らす自分の姿を想像する。
(そういう暮らしの方が、気楽で楽しいのかもしれない…)
夫からの嬉しい連絡
その時、透から電話がかかってきた。
「週末から大阪で仕事が入ったで。母ちゃんに言うたら、こっち来るなら斗夢の誕生日を祝いたいって」
飛行機のチケットを送るから、家族で実家の兵庫に戻って来いと言う。
親戚を集めて盛大にお祝いしたいと、母親が話していると透は伝える。
(今回はもうムリだと思ってたのに…。持つべきものは実家だわ)
杏子や奈美に劣らない斗夢の誕生日祝いができると思った真琴は、満面の笑みを浮かべる。
その直後に背後を振り向き、真琴を誘ってくれた母親達の姿を見つめる。
真琴に優しく笑いかける母親に冷たい視線を送った後、母親達から背を向けて透に言った。
「透、ご飯まだでしょ?今から帰るから」
やっぱり大きな幸せが欲しい!
透の両親からの誘いで、また大きな幸福を手に入れた真琴。
小さな幸せは、大きな幸せに叶わない。
だからこそ、背伸びをしてでも、もっと大きな幸せを手に入れたいと思った―。
モラルハザード【20話】『真琴と庶民②』の感想
一瞬、平凡な幸せを手に入れようとしていた真琴。
しかし、また元の身の丈に合わない世界に戻ってしまいました。
結局、足元にある小さな幸せよりも、遙か高みにある大きな幸せを手に入れることが最大の幸せだと思ってるのが不幸の原因なんですよね。
根本的な価値観が変わらない限り、ずっとない物ねだりを続けて、満たされない日々を送ることになりそうです。
今のままだと、真琴が幸せを実感する日はやって来ないんじゃないかなと思いました。
21話ネタバレは以下をどうぞ!
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
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