こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『マンガMee』で配信中の作品、『モラルハザード』35話『奈美、断罪へのカウントダウン②』のネタバレ感想を紹介していきます。
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モラルハザード【35話】『奈美、断罪へのカウントダウン②』のネタバレ
マリッペの人間性
再会したマリッペに、陽介の罪を突きつけられた奈美。
マリッペは、正義感が強くて正しい人だった。
手段を選ばずに社長になったと言っても、義理堅くて人を裏切るような真似はしない。
道端で煙草をポイ捨てしている人を注意することもある。
決して人の道をそれるような人ではなかった。
(そんなマリッペが、私達のことを許せるはずないよね…)
陽介がやっていることも、奈美がそれを受け入れていることも、正しく生きているマリッペが許せるわけがない。
因果応報
奈美がそんなことを考えていると、マリッペが言った。
「なみりん、もしネット上に書かれている内容が事実なら…。ちゃんと返済して償って、謝るべきよ」
マリッペは、自分の祖母からよく聞かされていた話を伝える。
天は全てをお見通しで、悪い行いも良い行いも全てが原因となり、結果として自分に返ってくる。
「それを因果応報って言うの」
マリッペの指摘を奈美は黙って聞いていた。
(そんなことは、全部分かってるよ…)
分かっていても止められない
ネット上に書かれている陽介の罪が全て本当のことだと、奈美は理解していた。
陽介が犯罪を行っていて、もう取り返しがつかない段階まできてしまっていることも、全て分かっていた。
(このままだと、いずれ未来を失うかもしれない…)
奈美は、この状況が続けば、未来は破滅しかねないことを頭では理解している。
しかし、それを止めてしまうと、今の生活も続けられなくなり、全てを失うことになる。
(だったら、続けるしかないわ…)
それが悪い行いであっても、何も持たない奈美が高見の世界を飛び続けるには、悪あがきするしかなかった。
マリッペの忠告
「なみりん、今のままじゃ終わらないよ?」
奈美の心を見透かしたように、マリッペは言う。
「これは、後から必ず自分に返ってくるよ。悪いことなら、倍になって返ってくるから、ちゃんとした方がいいわ」
マリッペは、向日葵のためにも、ちゃんと罪は償うべきだと奈美に告げた。
マリッペとの別れ
店を出た後、マリッペが奈美に挨拶を交わす。
「なみりん、会えて良かったわ。ありがとう」
そう言うと、マリッペは寂しそうに微笑みながら、目覚めた向日葵の姿を見つめる。
ベビーカーに乗っている向日葵に近づき、おでこにそっとキスをした。
「マリッペ…?」
奈美が不思議そうにその光景を見つめていると、マリッペは奈美をぎゅっと抱き締めた。
「なみりん、じゃあね」
マリッペは、切なそうに別れの言葉をつぶやき、そっと奈美から離れた。
自分から立ち去るマリッペの姿を見つめながら、奈美は悟った。
(もう会えないのね…)
マリッペに向かって向日葵が「バイバイ!また明日ね~」と、笑顔で挨拶する。
無邪気な向日葵の姿に、奈美は目に涙を浮かべる。
「マリッペ、バイバイ」
奈美の元を去って行くマリッペの後ろ姿を見つめながら、小さくつぶやいた―。
モラルハザード【35話】『奈美、断罪へのカウントダウン②』の感想
マリッペは顔が怖いけど、すごくいい人でしたね。
陽介の罪も、それを認めている自分の罪も理解しているのに、奈美は今の生活を捨てられないんですね。
でも、正しいマリッペから見れば、それは許されないこと。
マリッペの指摘を受けた奈美が、罪を償う意思を見せていれば、ふたりの友情は続いていたと思うんですけど。
奈美は正しくない道を選んでしまったから、マリッペは奈美と縁を切る決意をしたんですね。
現実の場合は、他人の子供にいきなりキスをする功罪はあると思いますが。
マリッペの向日葵へのキスは、これから向日葵が受けるであろう受難を想って、励ましの気持ちが込められているんでしょうね。
こんなに真摯に向き合ってくれる素敵な友人がいるのに、陽介を選んでしまう奈美の人生って何だか寂しいですね。
36話ネタバレは以下をどうぞ!

漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
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