こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『ピッコマ』で配信中の作品、『弟は今留守番中です』第1話のネタバレ感想を紹介していきます。
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弟は今留守番中です【第1話】ネタバレ
突然の帰省
ベスタ家の長女、カエラ・ベスタは、屋敷の前に停車する馬車を自室から見下ろしていた。
その馬車から姿を現したのは、カエラの弟、フランツ・ベスタ。
…この世界の男性全てが、下心を抱いた好ましい容姿の持ち主。
そう… ここはBL（ボーイズ・ラブ）の世界。
漫画『魔法のミラージュ』の舞台なのである…
「ホームシックになってしまって…
ヘルツの事も気になって」
クラティエの緑の制服を纏ったフランツが、今回の帰省の理由を説明する。
応接室のソファーに腰掛けて、その話を聞いているのは、両親とカエラ。
「長い間、離れているんだもの、帰って来たくなる時もあるわ、ねえ、あなた？」
「しかし、無断で、このような事は良くない！ 早く、寮へ戻りなさい！」
「父上！ 少しだけでいいですから！
ヘルツも心配ですし、それに…」
「あの猫はきちんと執事が世話をしているから、大丈夫だ。
クラティエの寮には、伝令鳥を飛ばしておこう」
フランツの言い分を跳ね退けると父親は、早々に席を立った。
体の傷
「待ってください！ 父上！
1週間、いえ、3日でいいですから… お願いです！
3日後には、寮に戻ります」
フランツは、立ち上がり、縋るように父親に懇願した。
カエラはそんなフランツをすぐそばで見ていた。
そして、気づく… フランツの手首に人為的につけられたアザがあることに。
カエラの視線を感じ、フランツは、咄嗟に手首のアザを隠す。
しかし…
「フランツ！ その服を脱ぎなさい！」
姉の突拍子もない発言に、応接室にいた家族は、驚き固まる。
カエラは、戸惑う弟を無視し、執事とメイドに脱がせるよう指示を出した。
「あ、姉上？！
…ああっ！ ちょっと、やめて！ 嫌だっ！」
シャツまで全て脱がされ、上半身をさらけ出したフランツを見て、カエラは言う。
「見てください！
フランツが寮で、何をされたのかを！！」
全身アザだらけのフランツが自身の腕で体が隠すように立っている。
表情は、かげりを帯び、その目は、弱々しく宙を彷徨っていた。
母親は、あまりのショックに手で口元を覆い、絶句している。
「な、なんてひどい事を…！
誰だ！ 誰がお前をこんな目に合わせたのだ！
よくも俺の大切な息子にこんな…
今すぐクラティエに行く！ 準備をしろ！！」
父親は、怒り狂い、早口でまくし立てる。
ところが、フランツは、父親の足元に膝をつき、涙ながらに訴える。
「やめてください！ 父上！
お願いです… それだけはやめてください！！」
「どうしてシュエートを使わなかったんだ？
そしたら、こんな事になっていなかったはずだ！」
ひざまづき、下を向いたまま口を閉ざすフランツ。
そのアザだらけの体に母親が、そっと脱がされた上着をかけた。
「あなた、それ以上は…
フランツも苦しがっています！」
身代わり
（姉の私がなんとかしなければ…
このまま原作通り話が進めば、ベスタ家、そして、私の命も終わってしまう…
そんな事させてたまるか…！）
カエラは、意を決して口を開く。
「父上、母上。
フランツに代わって、私がベスタ家の騎士になります！」
「カエラ！ 急に何を…！
もう跡継ぎは、フランツに決まっているのだぞ！」
「フランツは、学者向きで、騎士になる性格ではないのもご存知でしょう？」
尚も眉間にシワを寄せながら、父親はカエラの提案を否定する。
「…カエラ、クラティエは、そんな勝手が出来る学園じゃない。
この帝国も、クラティエの卒業証書を手にした跡継ぎだけに、爵位継承を認めている」
「だからです！
皇立騎士団であるガーディアンの3代騎士団長は、全員女性であり、ベスタ家出身です」
「カエラ… 騎士を目指す者は幼い頃から訓練を受けている。
でも、お前はそうではないだろう…」
「ええ、（今世の）カエラ・ベスタはね…」
弟は今留守番中です【第1話】感想・考察
BLの世界で奮闘する女性主人公、という面白い設定です。
全ての男性を虜にするフランツなのに、全身アザだらけというのはどうしてなのでしょう。
大切にされるのならいいのですが、痛みや傷を与えるのは嫌だなぁと思いました。
一体、学園の寮では何が行われているんだと気になります。
フランツがこのまま学園に行くと死亡フラグが立つようですが、まだ、そういった要素が
全く出て来ていないので疑問ばかりが浮かびます。
責任感のあるしっかり者のカエラの活躍が早く見たいですね。
2話のネタバレは以下をどうぞ！
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
※第4話以降は23時間ごとに
1話ずつ読めます。
