こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『ピッコマ』で配信中の作品、『弟は今留守番中です』2話のネタバレ感想を紹介していきます。
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1話のネタバレは以下をどうぞ!

弟は今留守番中です【第2話】ネタバレ
フランツの本心
「フランツ! 今、はっきりと言いなさい。
学者と騎士、あなたはどちらになりたいのですか?」
静まり返る応接室に、カイラの声が響く。
フランツは、ギュッと唇を噛み締めながら、下を向いた。
しばらくの沈黙が続き、フランツは覚悟を決めたのか顔を上げ、父親をじっと見る。
「父上! 僕は学者になりたいです!」
その瞳は、もう不安げに揺れてはおらず、ただ彼の強い意志が感じられた。
「これで決まりですね… 私がクラティエに行きます」
「そんなのダメよ! カイラ!」
「母上、私は大丈夫です。
しかし、フランツのシュエートをください」
「カイラ… お前が家主になるというのか?!
それに、お前はシツローを既に持っているではないか…?」
「ええ、父上… ですから、このシツローはフランツに…」
カイラは、自分の右手首に刻まれている盾の紋章にそっと触れる。
父親は、こめかみを押さえ、深いため息をついた。
ベスタ家の家宝
四方を大量の本で囲まれたベスタ家の書庫。
ここで、カイラとフランツは父親が見守る中、契約の儀式を行う。
フランツの足元の床に魔方陣が浮かび上がり、光り始めた。
そして、呪文を詠唱しながら、手首にある剣の紋章に傷をつけ、滴る血を魔方陣に落とす。
魔方陣は、一層輝きを増し、やがてその中から、1本の剣、シュエートが現れ、
フランツの差し出す両手にフワッと舞い降りた。
「カイラ、次はお前だ。」
父親は、カイラに近づいて、シュエートを封印する手にナイフで傷をつけた。
ピリッとした痛みと共に、右手の甲から血が流れる。
カイラは、先程と同様、その血を魔方陣に落とし、呪文を詠唱した。
詠唱が終わるや否や、フランツの手にあったシュエートが、浮き上がる。
カイラの右手が光輝き、甲の傷に吸い込まれるようにしてシュエートは、消えた。
血が流れていた傷は跡形もなく消え、代わりに剣の紋章が刻まれている。
カイラが、その紋章に口づけし、
「シュエート」
と唱えると、そこから、眩しく輝くシュエートが再び現れた。
剣・シュエートと、盾・シツローは、ベスタ家の家宝として代々受け継がれている。
特にシュエートは、騎士になった家主にのみ所有が許されていた。
(この場面で大切なのは、フランツがシツローを所有する事よ…
精霊王の力でも貫けないシツローを持っていれば、身は守れるはず。
これで、原作とは違う展開になったわ…)
目の前では、フランツがシツローを継承する儀式を行っている。
カイラは、それを見守りながら悲惨な結末を迎える原作を思い返していた。
先輩からの手紙
「姉上~! クラティエ学園の制服、届きました~!」
ノックもせず、勢いよく扉を開け、フランツは、カイラの部屋に入って来た。
満面の笑みで、制服が入った箱を抱えながら…
開けてみると、中にはグリーンのジャケットとスカート、白のブラウスが入っていた。
「わぁ… もずく…?!
デザインは、かわいいのに色が残念ね…」
「…もずく? 姉上は、時々よく分からないことを言うね」
フランツは、右手に持っている封筒で口元を隠すように笑った。
「ねぇ? その封筒は何?」
「ん? これは、リタウス先輩から届いた手紙だよ!」
うれしそうにキラキラとした笑顔で、フランツは答えた。
(…リタウス…? …ん? …あ、あのリタウス?!)
カイラの顔は一瞬にして引きつり、おぞましい原作の記憶が蘇った…
弟は今留守番中です【第2話】感想・考察
カイラは、家族を守るため着々と土台固めを進めていて、頼もしいですね。
父親もなんだかんだ言いながらも、カイラの言う通りにしていますし…
今回は、2つの家宝を中心に物語が進んでいたように思います。
きっと、このシュエートとシツローが重要な役割を担っているんでしょうね。
こんなすごいアイテムを2つも所有しているベスタ家は、何者なんだろうとも感じました。
少しづつ、原作のBL漫画の内容も明かされ、登場人物も増えてきました。
この先のカイラの活躍が楽しみです!
3話のネタバレは以下をどうぞ!

漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
※4話以降は23時間ごとに
1話ずつ読めます。