こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『LINEマンガ』で配信中の作品、『先輩はおとこのこ』3話のネタバレ感想を紹介していきます。
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2話のネタバレは以下をどうぞ！
先輩はおとこのこ【3話】『女の子』のネタバレ
子供の頃の違和感
まことがまだ幼かった頃の出来事。
デパートで見つけた、ピンク色のかわいいバッグに一目惚れしたまこと。
それを見た母親が問いかけた。
「それがいいの？」
「うん、可愛いからこれがいい」
「それって女の子向けよ？こっちの恐竜の方がかっこいいよ」
「…うん」
母親からバッグを取り上げられ、男の子向けのバッグを手渡される。
世の中にある可愛いものは、女の子のためにあり、普通の男の子はドレスやハイヒールに興味を抱かない。
まことがそのことを知ったのは、もう少し成長してからで、この当時はまだ自分の気持ちが周囲と違うことを理解していなかった―。
まことのお気に入り
図書室で自習しているまこと。
（これ、すごく可愛い…）
勉強しながら、ピンク色の可愛いシャーペンに魅入っていた。
「まこと先輩！」
背後から蒼井が現れて、勉強中かと尋ねる。
まことは、とっさにピンク色をした筆記用具を隠した。
「今から帰るところだから」
「それなら、一緒に帰っていいですか？」
少しだけでもいいからと、蒼井はまことに詰め寄る。
逃げようとしたまことが後ずさりした拍子に図書室の本棚にぶつかり、上から本が落ちてきた。
「危ないっ！」
まことはとっさに蒼井を庇って床に押し倒す。
「大丈夫？」
蒼井に覆い被さるようにしてまことが尋ねる。
「平気じゃないです…」
すぐ目の前に、まことの顔があることに照れた蒼井は、顔を真っ赤にしながら全速力でその場から逃げ出した。
ピンクのハンカチ
翌日。
「どうぞ、もらってください」
学校の校庭で蒼井がまことにピンク色の可愛いハンカチを差し出す。
以前にまことの前で鼻血を吹いた時に、まことからもらったハンカチのお礼だと言う。
（かっ…、可愛い…っっ！！）
自分好みのハンカチに、まことは心の中で大興奮。
動揺しながら、本当にもらっていいのかと尋ねると、蒼井はもちろんだと言ってまことに手渡そうとする。
その時、校庭に突風が吹いた。
「あっ」
強風で蒼井が手にしていたハンカチが飛ばされる。
それを見たまことの脳裏に、欲しかったピンク色のバッグを母親から取り上げられた記憶が甦る。
ハンカチは風に乗って、校舎の木の枝まで飛んでいった。
その光景を見たまことは「このハンカチは、女の子の物なのよ」と言われているような気がした。
まことが欲しかったもの
その時、蒼井がまことの横を駆け抜けていった。
「え？蒼井さん…？！」
振り返ると、蒼井は制服姿で木の上によじ登っていた。
「よっ」
木の上に挟まっているハンカチを取り戻した蒼井は、勢いよく木の上から飛び降りた。
「先輩、どうぞ」
髪の毛に葉っぱが絡んだ状態の蒼井が、にっこりと微笑んで、まことにハンカチを手渡す。
ハンカチを受け取ろうとしたまことの手が一瞬迷ったように動きを止める。
「気に入らなかったですか？？」
「…ううん」
まことは、手を伸ばして蒼井からハンカチを受け取った。
「好きだよ。大切にするね」
蒼井の髪の毛に絡みついた葉っぱを取りながら、まことは優しく笑いかけた。
「…え？ハンカチの話ですよね！？」
「うん」
告白のようなまことの言動に焦る蒼井。
しかし、まことは今の言葉を蒼井が深読みしていることに気づかなかった。
嫉妬の影
その様子を遠くからこっそり見ている男子生徒がいた。
「あいつ、誰だよ…」
楽しそうにしているまことと蒼井を見つめながら、恨めしそうにボソっとつぶやいた。
先輩はおとこのこ【3話】『女の子』の感想
本当は可愛いものが大好きなのに、社会の価値観からその感情に引け目を感じていたまこと。
その概念を蒼井が真正面からぶち破ってくれたシーンがかっこ良かったです。
風で飛んでいったハンカチを取って木の枝から降りてくる蒼井は、まさにまことの王子様って感じでした。
そんなふたりにジェラシーを抱いている謎の男が現れましたが、果たしてまことと蒼井のどちらが本命なのか気になります。
4話のネタバレは以下をどうぞ！
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
※2話話以降は23時間ごとに
1話ずつ読めます。
