こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『GANMA!』のオリジナル作品『山田くんとLv999の恋をする』40話のネタバレ感想を紹介します。
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山田くんとLv999の恋をする【40話】『明日 朝起きたら』ネタバレ
水を茜に届ける
自動販売機でペットボトルの水を買って、その間に道ゆく若い男性の会話を耳にする山田。
若い男性2人は、
「さっきのキャバクラ微妙だったよな」とか、
「その辺でナンパしたほうがよくないすか」とか言ってる。
山田はその背中に視線を送ると、茜がいる街角のベンチと移動した。
雑踏の中、すやすやと眠る茜。
買ってきたペットボトルを、茜の頬にそっと当てる山田。
ひゃっと声を出して目覚めた茜は、自分が寝てたことにびっくりの様子。
「すごい喉乾いてたの、なんでお水飲みたいってわかったの？」
「歌にしてそう騒いでたんで」
そんな会話をしながら、さりげなく茜の手を引く山田。
まだ酔いが覚めないのか、茜はスマホを取り出して、この恩を忘れないようにとメモり始めた。
「忘れてもいいから帰りましょう」
山田にそう言われてスマホの時間をチェックすると、もう9時45分だ。
「家まで来ると2度手間になるから、ここまででいいよ」と茜。
「危ないから送ります、酔っ払い多いし」と山田。
確かに茜はまだ酔いが覚めきれず、さっきの若い男性たちにナンパされたらついていきそうな予感もする。
そんなわけで山田は、さりげなく茜の手を引いて歩き出すのだった。
靴が溝に
ハイヒールを履いていた茜は、溝の中にヒールがはまってしまう。
すっとかがんで、その靴を溝から取ろうとする山田。
「ごめんね」と茜。
ガコッと音がして取れると、山田は顔を上げて茜と向き合った。
茜の目は、どこか遠くを見るような感じで、山田を見ていた。
茜がハイヒールを吐くと、山田は再びそっと茜の手を引いて歩き出すのだった。
その手の握り方は、とてもさりげなくてとても暖かい。
私のこと好きなの？
夜の街を歩いて、ようやく茜のマンションまでたどり着いた2人。
帰ろうとする山田に、「ありがとう、気をつけてね」と声を掛ける茜。
ドアノブに鍵を差し込んで開けようとする前に、山田が来ていたダウンジャケットをつかんで思わずこう尋ねた。
「山田って、私のこと好きなの？」
どこかコミカルな表情で、頬も赤く染めちゃってる茜。
慌てた感じで取り繕い、「いや、その、あの、そんな気がして」と言葉にならない声を出す茜に、冷静な表情の山田が言う。
「バレたか」
すこしニヒルに微笑んだ山田。
茜の目には、キラキラした背景まで見えていた。
マンションまで送ってくれた山田の手が、ずっとそう言っている（好きと言っている）気がしていたのだった。
ちょっと困惑する茜は、「私、酔ってて、ちゃんと話せてる？」と現実が受け止められない様子。
茜の言葉を遮るように、山田は言う。
「好きです、茜さんのこと」
目を見開く茜。
「明日の朝起きて、忘れてもらってもいいです。また言いにきます。覚えてもらえるまで」
そう言い残して去ろうとした山田の背中に、茜はまた声を掛ける。
「明日、朝起きたら、連絡してもいいかな？」
最近失恋した茜は、ちょっと不安を感じている様子で続ける。
「夢だったんじゃないかって不安になるから、そうしてもいい？」
山田は近づいてきて、そっと茜を抱きしめた。
「俺がします、朝起きたら」
山田くんとLv999の恋をする【40話】『明日 朝起きたら』感想
今回は、山田が茜の手を引いては離し、を何回か繰り返す様子が描かれてました。
その微妙な感じがとてもロマンチックで、手から「好き」を伝える雰囲気がめっちゃ上手に描かれてるんです。
この雰囲気は、ほかのどの恋愛漫画でもなかなか見つからない、『山田くんとLv999の恋をする』オリジナルの描写だと思います。
すごく人気があるのは、こういった微妙な男女の機微を、ストーリーの中にさりげなく組み込んでいるからなのかも？
第41話のネタバレは、以下をどうぞ！
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