こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『GANMA!』のオリジナル作品『山田くんとLv999の恋をする』71話のネタバレ感想を紹介します。
第70話のネタバレは、以下をどうぞ!

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山田くんとLv999の恋をする【71話】『もうちょっとだけ』ネタバレ
卒業式へ
朝。
道を歩く山田は、おじいさんとすれ違いざまに挨拶を交わした。
とても良い天気だ。
東成学院高等学校の卒業式。
3-Aのクラスでは、クラスメイトたちがわいわいと話し込んでいる。
どうやら式が終わり、解散したあとの会話だ。
みんなで集合写真を撮ろう、と話し合っている。
そんな中、委員長の椿ゆかりは、窓の外に目を向けていた。
すぐ近くには桜の木があって、満開の桜が咲き誇っている。
その背中に、クラスメイトの女性が「背中の哀愁すごいよ」と声をかけてきた。
やたら顔を近づけるそのクラスメイトは、椿に対してヒソヒソとこんなことを言う。
「一回振られたからって諦めちゃだめだよ。大学も一緒なんだし、何度でもアタックしなきゃ。初カノなんてどうせ続かないって」
椿はチラリと、教室の反対側にいる山田に目を向けた。
山田は山田で、男子生徒と話している。
「そんなこと、ないと思うな」
椿は、(山田とは)友達としていい感じだからそれでいいの、と言う。
名残惜しく教室に残るクラスメイトたちを横目にしてから、椿は校舎内をぐるりと歩いた。
だんだん卒業生たちも帰宅していき、校舎内から人が少なくなっていく。
椿もやがて、まばらになった校舎を出た。
ふと、正門のところにいる女性に目がいく。
見た瞬間、茜だと気づいた。
やや距離のあるところから立ち止まってじーっと見つめてしまったため、茜が椿に気づいて軽く会釈してきた。
茜さんだよね、と思いながら、椿は茜の前を通り過ぎようとした。
でも茜さんは私のこと知らないし…
話しかけたら迷惑かも…
そんなことを思いながら、ただ通り過ぎちゃうのをためらう椿。
すると、椿の胸章リボンを見た茜のほうから声をかけてきた。
「卒業、おめでとうございます」
慌てて「ありがとうございます」と返す椿。
ここぞとばかりに、誰かお探しなら呼んできます、と親切心を発揮する。
心の中では、きっと山田くんを待ってるんだ、と思いながら。
でも茜は、早く来て待ってるだけだから、と遠慮した。
せっかく会えたのに、と思いながらも、いきなり名乗ることを躊躇する椿。
すると茜が、「私の友達の女の子も、この学校卒業するの」と言ってきた。
「だけどゲームの中の友達で、顔も名前も知らなくて」と軽い調子で。
椿はドキドキしながら、私のことかな、と思っていた。
それでもまだ確信がないため、名乗るのは尻込みしてしまう。
もし違ったら…
ううん、違ってもいい!
ついに決心し、思い切って打ち明けた。
「私、去年ディーメタル討伐をご一緒させていただいた者で」
つい勢いよく言ってしまったけど、ちょっと冷静になって名を名乗る。
「椿ゆかりといいます」
突然ごめんなさい、茜さんを見たことがあって…
椿の言葉を聞いた茜は、明るい表情で「椿ちゃん?」と呼んでくれた。
「会えて嬉しい」
あとはもう、人懐こい茜のペースだ。
手を握られて、改めて「卒業おめでとう」と言ってくれた。
岡本の配慮
3-Aのクラスから、窓の外を見下ろす岡本。
帰ろうとしていた山田に、「ちょっと待ってくんない」と声を掛ける。
「?」を浮かべる山田に対し、「もうちょっとだけ」と。
岡本の目には、茜と椿が楽しそうに話す姿が映っていた。
山田くんとLv999の恋をする【71話】『もうちょっとだけ』感想
今回の主役は、椿ゆかりちゃんでしたね。
茜との出会いが描かれていて、ほっこりする回となっていました。
ゲーム内で出会ったのは32話なので、そちらもチェックしてみるといいですよ。
山田と椿は同じ大学に行くそうなので、椿の出番はまだ続くのでしょう。
最後には、岡本が気を利かせてくれました。
女性2人が楽しく話してるのだからと、山田をちょっと待たせる配慮です。
今話がきっかけになって、岡本ファンが増えそうですね。
第72話のネタバレは、以下をどうぞ!

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