こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『GANMA!』のオリジナル作品『山田くんとLv999の恋をする』84話のネタバレ感想を紹介します。
第83話のネタバレは、以下をどうぞ!
山田くんとLv999の恋をする【84話】『恋愛だって』ネタバレ
山田宅のキッチンで、ここ最近の出来事を振り返る茜。
山田が皐月と歩いているのを見て、不安になったこと…
公園のベンチで、山田の行動を勘違いして、「やだ、別れない」と言い張ったこと。
外はまだ、雨が降ってる。
濡れた服の着替えも済ませていた茜は、うどんを作りながら、山田がいつから体調を崩していたのかを考えていた。
山田は私にあわせて、無理しちゃう…
ペットボトルの水を持ち、ベッドにいる山田の元へ。
軽い咳をしながら、山田は枕を背にしてぼんやりしていた。
茜はコップに注いだ水を差し出しながら、うどんを作っておいたことを伝えた。
気分は? 暑い? 寒い?
いろいろ尋ねる茜に、熱はないと伝えようとする山田。
言葉をさえぎって、茜は山田の額に手を置いた。
「手、つめた…」
「ごめん」
山田は、口元に水をあてがいながら、茜を見て尋ねる。
「元気?」
「うん」
茜は、山田の先輩たちが親切にしてくれたことを口にした。
「いい人たちなのに嫉妬しちゃって、困らせてごめんね」
山田は思わず、ははっ、と笑う。
「笑うとこ?」
山田は口元に手を当てがい、軽く咳をしながら言う。
「困ってないけど」
「私に合わせて、あんまり無理しないでね、ってことだよ」
さらに茜は、自分の気持ちを素直に伝える。
「私が落ち込んだり、元気ないとき、すごく気にかけてくれるけど、全部なんとかしなくても大丈夫だよ」
山田は、茜の頬のあたりに右手をかけ、次にはその手を茜の腰に回して引き寄せた。
茜は、山田の左肩に顎を乗せて、会話を続ける。
「風邪、移るかも」
「いいよ」
茜の腰を両腕で抱きしめる山田の力が強すぎたため、茜は思わず「痛い痛い」と言った。
ちょっと距離をとって、「愛が強すぎるよ」とも。
「うん」と認めた山田は、俯きながら、「すげぇ好き」
(山田は真下を見てる。茜は山田の黒髪を見てる感じ。)
ちょっと頬を染める茜。
他のことなんてどうでもいい
それを言ってもきっと喜ばないし、言わない
ふと山田は、茜から漂う匂いがいつもと違ってることに気づいた。
「新しい香水買ったの」
山田は前の香水の匂いは苦手だと気づいたため、そうしたのだ。
「わかっちゃうんだ」と、爽やかに微笑む茜。
でも山田は、「わかってないよ」とポツリ。
そうは言いながら、山田は認めていた。
茜と出会ってから、自分が変わってきたことを。
四六時中、誰かと暮らすなんて、絶対無理って思ってた
恋愛だって、くだらないって
その後、茜の膝枕で横になる山田。
横向きになった山田を見下ろしながら、茜が言葉にする。
「私も大好きだよ」
山田は茜を横目で見上げて、「知ってるよ」と返事した。
山田くんとLv999の恋をする【84話】『恋愛だって』感想
今回のハイライトは、なんといっても「すげぇ好き」ですね!
茜がいろいろと、そんなに何もかも私に合わせてくれなくても大丈夫、的なことを伝えてるとき。
あんまり耳に入ってない様子の山田は、茜を引き寄せてぎゅっとします。
思いの強さが腕力の強さに直結したみたいで、茜もちょっと冷や汗を流すほど。
そんなときに、山田がぽつりとこぼしたワンフレーズでした。
風邪引きの山田と接近してる茜だけど、もう風邪が移るとかはどうでもいいって思ってるみたい。
さらに今話では、茜のモノローグもありましたが、山田のモノローグも入ってたのが印象的でしたね。
山田がどんな思いで茜を見ているのか、本音が伝わってくるワンシーンが描かれてるのです。
茜と出会って変わっていく自分を、ちょっと嬉しいと思ってる雰囲気でモノローグにしています。
わずか2ページほどですが、やっぱほんわかした絵と合わせて読むのが一番ですね。
茜に対して普段は敬語を使う山田ですが、今回はタメ口も多め!
山田のタメ口は、それだけでファンがお祭りになるほどですから、『神回』と言い切る読者もけっこういました。
ずっと山田宅のシーンで、登場人物も主役の2人だけなので、動き自体は少なめです。
でもその分、なんか深みのある回に仕上がってる感じですね。
横に幅広くの回もあれば、縦に深く掘り下げる回もあり、今回は後者ってところです。
ちょっと疑問なのは、作ったうどんは出来立てを食べないの?ってことかなw
『山田くんとLv999の恋をする』を読みたい方は、『GANMA!』で読むことができますよ〜!