こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『ピッコマ』で配信中の作品、『彼女と野獣』2話のネタバレ感想を紹介していきます。
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1話のネタバレは以下をどうぞ！
彼女と野獣【2話】ネタバレ
剣舞
ワルドが国王に即位してから数日が経ち、祭典も最終日を迎えようとしていた。
カラン
ワルドは広い会場の真ん中でひれ伏しているマティーナの目の前に短剣を放り投げる。
「リタ一族が誇る剣舞で、最後の夜を締めくくろうではないか」
（え…？）
マティーナはその短剣を見るや否や、悔しさから震えあがる。
「あの短剣ってあの女の母親を殺した剣だよな」
祭典に参加していたブランチェの民も、マティーナを侮辱するかのように薄ら笑いを浮かべている。
マティーナは震える手で短剣を拾い上げると、華麗に踊り始める。
ワルドだけでなく、周りにいた人たちもマティーナの美しさに息をのんでいたが―
「うわあぁぁぁ」
男のうめき声が会場中に鳴り響く。
驚いたことにマティーナがブランチェの騎士を斬り殺したのだ。
突然の出来事に、驚いた祭典の参加者は出口に向かって走り出す。
「あの女をただちに殺せ！！」
ワルドは慌てて部下に命令するが―
キィィィ
出口の扉が開く。
「宴は楽しんでくれたかな？」
そこにいたのは、牢獄にいたはずの第二王子、テオドールであった。
「殿下、兵士を突撃させますか？」
一人の部下が進言する。
テオドールは、ブランチェの騎士を斬り殺し続けるマティーナを見て、牢獄での会話を思い出していた―
私が王を葬り去る
「あなたの部下となり、一族の復讐を果たしたい」
マティーナの発言にテオドールは驚き目を見開く。
「母親が殺されるのを見て正気ではいられなくなったのか？ 今の私には何もできないのに、どうやって…？」
テオドールはマティーナの発言に半分呆れる。
「レタ一族の剣舞」
マティーナはテオドールの言葉を一蹴するかのように言い放つ。
「一族に受け継がれてきた剣舞は、余興のためではなく人を斬るために洗練されてきたものだ」
マティーナは王を殺す算段があったのだ。
テオドールにはまだ彼に従う勢力が多少なりとも残ってはいるし、マティーナが王の前で剣舞をすることが出来さえすれば、勝算はある。
「その話にのろう。お前を私の部下にする」
テオドールはマティーナを信じることにした―
捨て駒
（いくら腕の良い剣士だとしても、あれだけの数を相手にしては生きて帰ることはできないだろう）
テオドールは大人数を相手にするマティーナを一瞥すると、方向を転換する。
「扉を閉めろ！ 会場から一人も出さないようにな！」
キイィィィ
「王子殿下、我らをお救いください！」
ブランチェの民は扉の前で命乞いをするも、その願いはむなしく、テオドールに届くことはなかった。
（あの女には悪いが、捨て駒になってもらうぞ）
テオドールは最初からマティーナを利用するつもりでいたのだ。
（ワルドがクズだったとはいえ、これ以上レタの民の手を借り続けると、ブランチェの一族は恥を重ねることになる）
しかし、テオドールの脳裏には牢獄での美しくも逞しいマティーナの顔がちらついた―
魔女
マティーナの斬撃から二時間が経とうとしていた。
「静かだな…」
一人の騎士が扉の向こうへと耳を傾けるも、静寂のままだった。
（あれだけ数がいれば数人は生き残っていてもおかしくなのだがな…）
テオドールは静かすぎる扉の向こうに疑問を抱く。
「よかろう、扉を開けろ」
ドン
テオドールが命令した矢先、会場側から扉が開く。
そこに立っていたのは返り血をたくさん浴びたマティーナであった。
「魔女が生きてる…！」
テオドールの部下たちはマティーナの姿に恐れおののいた。
彼女と野獣【2話】感想・考察
母親を刺し殺した短剣で余興をさせようだなんて本当にワルドは最低ですね！
マティーナが生きていたということはワルドは殺されたんでしょうか…
これからテオドールとマティーナは協力して国を治めていくのか、テオドールはワルドと同じような選択をしてしまうのか…
また、一波乱がありそうです。
3話のネタバレは以下をどうぞ！
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
※6話以降は23時間ごとに
1話ずつ読めます。
